ホームページを作成したのになかなか結果に繋がらずに悩んでいる方、あるいは作ったことに満足してそのまま放置している(あるいはほとんど更新をしていない)方も多いのではないでしょうか。
基本的にホームページは完成したらそこで終わりではなく、改善をどんどん加えていくことでその価値を高めていかなければなりません。
本記事では、ホームページでの効果的な集客方法や、効果を高めていくための改善のポイントなどを詳しく解説します。
ホームページのアクセス数をアップさせたい方、ホームページからの成約・売上アップにつなげたい方はぜひご一読ください。
目次
ホームページ集客の目的とは?
認知拡大・イメージの向上
実際の店舗や事務所などと違い、ホームページはインターネットさえあればどこからでもアクセスできます。
また24時間開けておくことができます。
そのため、ホームページを活用すれば近くの人だけでなく全国の人に、さらには世界中の人に自社のことを知ってもらうチャンスがあります。
ホームページの認知度が上がることは、単純にその会社や店舗そのものの認知度が高まることを意味します。
予約や問い合わせ数の増加
ホームページ上に専用フォームやSNSなどへの導線を設置しておけば、ホームページからの予約や問い合わせの増加が見込めます。
また、ECサイトなど全国からサービスを利用できるシステムを構築することで、全国に顧客を増やせるかもしれません。
店舗集客の促進
ホームページから興味を持って、実際の店舗へと足を運んでくれる方もいるでしょう。
ホームページに店舗の住所やマップ情報などを載せることで、店舗集客の促進も期待できます。
商品やサービスの購入を検討している方の後押し
実際に商品やサービスを知った後に、すぐさま購入する人はとても少ないでしょう。
多くの人は、商品やサービスを知った後、インターネットで調べて情報収集をしたり、友人や知人から口コミを得たりして検討・購入と段階を踏んだ行動を行います。
このとき、ホームページで商品やサービスの魅力、メリットをうまく伝えることができれば、購入を検討しているユーザーの最後の一押しができ、売上向上に直結します。
ホームページでうまく集客できない原因
ホームページへのアクセスが少ない
まず何よりも、ホームページをユーザーに見つけてもらえなければアクセス数は伸びず、当然ながら結果にも結びつきません。
ホームページにアクセスされる(発見される)代表的な方法としては検索エンジンで見つける、SNSからリンクする、URLから直接アクセスするなどの方法があります。
その中でも新しいユーザーをホームページに誘導するには、検索エンジンからの流入が代表的な手段です。
しかし、今やどの業界でも競合のホームページが多数存在するため、なかなか自社のサイトを見つけてもらえないような場合もあります。
ホームページの目的が定まってない
ホームページにおける目的が定まっていないと、せっかくアクセスがあってもその後、すぐに離脱してしまいます。
商品、サービスの購入や資料の請求、問い合わせなど、明確なゴールを提示するようにしましょう。
ターゲットを設定できていない
ターゲットを絞らずにホームページで宣伝を行っても、どの年齢層・性別のユーザーにも響かない内容となり、結果に繋がりにくいです。
しっかりとターゲットを定め、その方たちが魅力的に感じるようなコンテンツ作成を行いましょう。
見た目(デザイン)だけに力を入れている
「ホームページは見た目が1番」と思っている方もいるかもしれません。
デザインにこだわるのは悪いことではありませんし、業種によってはデザイン性が重視される業種もありますが、基本的にはデザインよりも情報の伝わりやすさや目的までの導線の方が重要度は高いです。
見た目だけがおしゃれ・きれいなホームページでも、使いにくければ集客につながりません。
ページの更新をしていない
ホームページでは、定期的なページ更新も重要なポイントです。
長い期間更新がされていないホームページは、「これは正しい情報ではないのでは?」「もうこの商品やサービスは終わってしまっているかも」とせっかくユーザーがホームページにアクセスしても、不安になってしまい、すぐにサイトから離脱してしまうかもしれません。
例えば、自分の目的に合う、とあるお店のホームページを見つけましたがトップページの「お知らせ」の最終更新日が5年前だといかがでしょうか。
多くの人は、これは古い情報なんだと判断し、おそらく違うお店探しに移ってしまうことでしょう。
ホームページでの集客を改善するSEO対策とは
SEO対策とは、簡単に言うと自社のサイトがGoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位に表示されるように対策を行うことです。
検索結果の上位に表示させることができれば、より多くの人の目につき、アクセスの増加にもつながります。
ホームページで集客力を高めるポイント
ホームページでの集客力を高めるポイントは、業種や業態によっても異なるため一概には説明できませんが、基本的に下記の内容はどの業種・業態であっても統一して意識したいポイントです。
目的を明確にする
ホームページを見たユーザーにどのような行動を起こしてほしいのかを明確にし、そこへの導線やサポートを意識したホームページを作成しましょう。
例えばエステサロンなら、体験メニューの申し込み、予約やお問い合わせが目的として挙げられます。
ターゲットを絞ったコンテンツをつくる
ターゲット層に合ったコンテンツは、ユーザーに「自分のための情報だ」と感じてもらいやすくなります。
ターゲットを絞ってしまうことで結果が落ち込むのではないかと考える人がいるかもしれませんが、基本的にはターゲットを絞る分、そのターゲットに合致するユーザーからの興味が引きやすく、結果にも繋がりやすいと言えます。
サイト内での「お客様目線」を徹底する
ホームページから購入や申し込みにつなげるには、サイト内のユーザビリティ(使いやすさ)も重要なポイントです。
具体的には、メニューやボタンを見やすい色・大きさにしたり、サイト内では色やデザインを統一して一貫性を持たせたりすると効果的です。
また、パソコンから閲覧する方、スマホから閲覧する方、タブレットから閲覧する方、どのような方法で閲覧されても違和感がないようなデザインにすることも重要です。
定期的に更新・見直しする
コンテンツが更新されていないホームページは具体性が欠けていたり、サイト運営がされているのかユーザーが不安になったりするため、集客にも失敗してしまう可能性が高いです。
どんなに期間が空いてしまったとしても、数か月に一度はコンテンツの更新や見直しを行ってユーザーが安心できるホームページを維持しましょう。
ホームページ集客のメリット
ホームページで集客を行うことでいくつかのメリットがあります。
コストパフォーマンスが高い
ホームページからの問い合わせや予約については、余計な手数料が発生しません。
例えばエステサロンのような業態を仮定すると、ホームページ経由での予約であれば一切手数料は発生しませんが、これがホットペッパービューティーからの予約、イーパーク・リラク&エステからの予約であると一定の手数料が発生します。
つまり、ホームページでの集客はコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
リアルタイムで情報を更新できる
ホームページの情報は気になったタイミング、あるいは必要なタイミングで自由に、何回でも更新ができます。
ホームページ集客の注意点
すぐに効果がでないからと諦めない
ホームページを公開しても、すぐに効果が出るケースばかりではありません。
地道な更新や見直しをしていくことで少しずつ効果が出てくるといったことも多いです。
短期的に「効果が出ない」と判断して改善を諦めるのではなく、長い目で考えながら改善を繰り返しましょう。
制作会社に依頼するときは実績を確認する
ホームページ制作を外注する場合は、実績をしっかり確認した上で制作会社を選ぶようにしましょう。
ホームページ集客のノウハウや、同業のサイト制作経験などのある制作会社に依頼するとなお安心です。
まとめ
昨今のインターネットの普及に伴い、ホームページは今やどのような業種・業態であっても「あるのが当然」のものになっています。
令和2年の総務省による中小企業のホームページ開設率調査では、自社のホームページを開設する企業は全体の9割を超えています。
しかし、ホームページを作って終わりと考えている企業・社長も多く、せっかく素敵なホームページがあるにも関わらずそれを活かしきれていない企業はとても多いです。
集客するにはただホームページが存在するだけではなく、具体的なビジョン・目的に沿った施策が求められますので、本記事で紹介したポイントを参考に取り組んでみてください。
同じ会社内に知識がある人がいない・内部リソースを割くことが難しい場合には、専門の外部業者に委託することもひとつの手段としてお考えください。