ホームページやブログのアクセス数が思ったように伸びず、どのように増やしていけば良いかお悩みの方に向けて、本記事では、ホームページやブログのアクセス数が増えない原因と具体的なアクセスを増やす方法、アクセス数の目安について解説します。
本記事で紹介する方法を意識して行うことで、ホームページのアクセスを増やすことができます。
実際に本サイトや、当社のSEO対策として取り組んでいる方法や内容も含まれているため、是非前向きに取り組んでみてください。
ホームページのアクセス数を増やす方法10選
1.ユーザーの検索意図を満たした記事
ホームページのアクセス数を増やすには、より多くの検索意図を満たした記事を書くことが重要です。
検索意図とは、実際にユーザーがGoogleやYahoo!で検索するときの、その人の知りたい情報や解決したい課題を指します。
検索ユーザーの悩みや問題を解決できる記事を書くことで、検索上位表示されやすくなり、結果としてアクセス数が増加します。
また、他のサイトと比べて「より多くの検索意図を満たす」記事を書くことも効果的です。
どういうことかというと、ある問いに対して90点の回答と、100点の回答をしているホームページがあったとします。
どちらも良いページであることは間違いないですが、このとき、上位に表示されるのは100点のページになります。
記事に対するGoogleの評価は絶対評価ではなく相対評価なので、より価値のある記事が検索上位に表示されます。
つまり、アクセス数を増やすためには、検索意図をただ満たすだけでなく、検索結果にある他のページよりもより多くの検索ユーザーを満足させられる記事を作成する必要があります。
2.定期的なリライト
定期的にページ内容をリライト（書き直し）をすることで、アクセス数が増加します。
といっても、ただやみくもにリライトしているだけでは意味がありません。
グーグルサーチコンソールなどを利用して、的確に流入キーワードに沿ったリライトを行いましょう。
記事のリライトで行う主な作業は以下の通りです。
- 不足している検索意図の追加
- オリジナルコンテンツの追加
- ディスクリプションの設定
- 文章を読みやすく加筆・修正
- タイトル、見出しの修正
- 画像・動画の設置（および最適化）
また、情報が古くなったまま放置していると情報の正確性も落ちてしまうことが多いため、その意味でも定期的なリライトを心がけましょう。
3.関連記事への内部リンクを作成
関連記事のリンクを貼ることで、サイト内の回遊性が向上し、結果としてアクセス向上にもつながります。
内部リンクとは、自サイト内の記事を対象に貼られたリンクのことです。
検索ランキングを決める重要な指標の一つであり、内部リンクを最適化することでクローラーの巡回を促し、記事がインデックスされやすくなります。
アクセス数が増える内部リンクの貼り方は以下の通りです。
- アンカーテキストの最適化
- 重要なページに内部リンクを集中させる
- パンくずリストを設定
- 関連性の高いコンテンツを追加して良質な内部リンクを増やす
また、内部リンクには回遊性を高める効果もあります。
回遊性が高まるということはサイト内の滞在時間が増加することにつながり、ユーザーの満足度やSEOの観点でも良い影響を与えます。
コンバージョンにつながりにくい記事であっても、内部リンクで別の記事へ誘導すればコンバージョンが獲得できるかもしれません。
4.E-E-A-Tを高める工夫
E-E-A-Tとは、Googleが定めているページ評価の最重要項目で、「Experience（経験）」「Expertise（専門性）」「Authoritativeness（権威性）」「Trustworthiness（信頼性）」それぞれの頭文字をとってE-E-A-Tと呼ばれています。
このE-E-A-Tを高めることで、Googleからの評価が向上しアクセス数が増加します。
具体的には、以下の点を意識することでE-E-A-Tを高めることができます。
- 自らの経験をもとにした記事を作成する
- 特定のテーマやジャンルを扱う
- 専門性の高い情報を盛り込む
- 運営者情報を明示する
- 被リンク、サイテーションを獲得する
- 専門家が記事の監修を行う（それをページ上で分かるようにする）
- 情報の根拠を明記する
5.被リンク・サイテーションの獲得
被リンク・サイテーションを獲得することも効果的です。
被リンクとは、外部サイトから自社サイトに貼られているリンクのことです。
サイテーションとは、他のサイトでサイト（サイト名）が引用・言及されることを指します。
前述したE-E-A-Tを高める効果やドメインパワーの向上が期待でき、検索順位向上によるアクセス増加が期待されます。
また、外部リンクとして他サイトに自社サイトのURLが貼られることで、そのサイトからの直接的な流入も得られます。
被リンク・サイテーションを獲得しやすくなる方法は以下の通りです。
- 良質なコンテンツを作成することで自然なリンクの獲得
- サイト運営者に対してリンクのお願いをする
- 言及されやすい名称にする
- SNSを運用する
6.ターゲットを意識したキーワード選定
ターゲットを意識した適切なキーワードを選定することで、アクセス数が増加します。
自サイトのターゲットが検索しそうなキーワードを選定すれば、検索キーワードからユーザーの検索意図やニーズを把握でき、意欲の高いユーザーを優先的に集客することが可能になります。
適切なキーワード選定を実施することで以下のような効果も期待できます。
- ユーザーニーズを深く理解できる
- 有益な情報を提供するコンテンツを作れる
- ユーザーから評価されることで検索エンジンからの評価も向上する
- 複合キーワードを見つけやすい
7.特定のジャンル・テーマで絞った記事作成
特定のジャンルの記事を増やすことでサイトの専門性が高くなり、記事の順位が上がりやすくなります。
また、検索画面に表示される記事が増えることでアクセス数が増加する側面もあります。
ただし、やみくもに記事数を増やせば良いわけではありません。
競合サイトよりも、専門性の高い特定のジャンル・テーマで記事をたくさん書く必要があります。
例えばあるテーマについて、競合するサイトが20記事書いているなら、そのテーマについて30記事、40記事と記事数を増やしていくことで、競合サイトより専門的なサイトと認識され、検索順位が上がりやすくなります。
読者としても、情報が網羅された情報量が多いサイトの方がより参考になると考えるでしょう。
8.検索意図・検索クエリに沿ったタイトル設定
ユーザーの検索意図やクエリに沿ったタイトル設定をすることで、その記事の順位向上が期待できます。
具体的な検索クエリは記事を書き上げる前の段階は自分で想像するしかないのですが、書いた後であればサーチコンソールを利用することで実際にユーザーが検索したクエリを知ることができます。
多くの流入があるクエリに関しては、実際にそのクエリを検索して他のサイトを参考にし、さらなる内容の向上を図りましょう。
地道にその作業を繰り返していくことで、記事がより良い内容になっていき順位を上げていくことに繋がります。
9.内容が伝わるディスクリプションの設定
タイトルと同様に、ディスクリプションもクリック率に影響を与える要素です。
ディスクリプションには、だれが見ても読みやすくわかりやすいテキストを端的に書くようにしましょう。
文字数が多すぎないように気をつけることも重要です。
長くても120字前後以内には抑えましょう。
ディスクリプションは、書いた内容がそのまま表示されるとは限りません。クリック率を無理に高めようとして記事の内容とは関係ない文章をディスクリプションに書いてしまうと、Googleが記事に一部を切り取ってディスクリプションに表示します。
アクセス数を増やすには、あくまで読者目線で、読者にとってわかりやすいディスクリプションを書くことが重要です。
10.SNSでのシェア
FacebookやTwitter、InstagramといったSNSで記事をシェアすることで、SNS経由での外部からのアクセス数を増やすことができます。
SNSを経由してアクセス数を増やす方法は以下の通りです。
- 定期的にSNSで記事を紹介する
- 記事の拡散を狙った紹介をする
- インフルエンサーからいいね、リツイートしてもらう
- プロフィールにサイトURLをリンクする
- テーマに興味を持つフォロワーを集める
- フォロワーと積極的にコミュニケーションする
ホームページのアクセス数が増えない原因
ホームページのアクセス数を増やすためには、なぜアクセス数が向上しないのかその原因をしっかり把握することが重要です。
問題を解消せずにあれこれ挑戦しても、十分な効果は期待できません。
主な理由として想定されるものを紹介していきます。
新規ドメインで記事を書いている
立ち上げたばかりのホームページは、思ったよりもアクセス数が増えない場合がほとんどです。
なぜならば、記事数が少なく内部リンクも十分に設置されていない新規ドメインは、クローラーから記事を見つけてもらうまでに時間がかかるためです。
すぐに解消するためには、中古ドメインを利用する方法があります。
中古ドメインとは、過去に利用されたことがあるドメインや期限が切れて所有者がいないドメインです。
ドメインの運用年数や、過去に獲得した被リンクを引き継ぐため、新規ドメインよりも早くアクセス数を増やすことができます。
ただし、低評価もそのまま受け継いでしまうデメリットがあるため、運用には注意が必要ですし、ある程度のWEB知識がある方であれば挑戦してみても悪くないですが、初心者の方にはおすすめできる方法ではありません。
初心者の方は、記事を更新しながら半年程度時間が経つのを待ってみるのが良いでしょう。
複数のテーマで記事を書いている
Googleはホームページ・ブログに掲載されている記事の内容からテーマを把握するため、複数のテーマで記事を書いていると記事の評価が遅くなりがちです。
例えば、3つのテーマで10記事ずつ書いている場合よりも1つのテーマで30記事書いている方が専門性が高く、記事の評価が早くなり、検索順位も上がりやすくなります。
Googleからペナルティを受けている
Googleからペナルティを受けていると検索順位が大幅に下がったり、検索画面に記事が表示されなくなったりするため、アクセス数は増えません。
Googleペナルティとは、Googleのウェブマスターガイドラインにおける品質に関するガイドラインに反するコンテンツや、不正や違反をしているサイトに対してGoogle側が実施する処置のことです。
Googleのアルゴリズムによって不正や違反が自動で判断されて罰を受ける「自動ペナルティ」と、Googleの監視スタッフが各サイトをチェックして評価をする「手動ペナルティ」の2種類がありますが、いずれにせよ検索結果に対して大きな影響を与えます。
Googleからペナルティを受ける原因としては以下のようなものがあります。
- 過剰なSEO対策によるキーワードの羅列や重複
- 隠しテキスト、隠しリンク
- 不正な誘導
- 外部リンクの購入
- コピーコンテンツ
- 低品質なコンテンツ
- 重複コンテンツ
Googleからペナルティを受けているかどうかはGoogleサーチコンソールで確認でき、自分で解除することもできます。
検索需要のない記事ばかりを書いている
日記のような検索需要のない記事ばかりを書いていると、アクセス数は増加しません。
記事が検索画面に表示されるためには、ある程度の検索需要のある内容が書かれている必要があるからです。
たとえば、「今日の朝食のメニュー」や「最近驚いたこと」といった他人が興味を持たない記事は、検索して記事を探そうとする人は誰もいません。
記事が検索されないということは、当然検索結果に記事が表示されない、つまりアクセス数は増えないということです。
アクセス数を増やすには、検索需要がある内容の記事を書く必要があります。
クローラーに認識されていない
クローラーに認識されていなければインデックスされないため、アクセス数を増やすのは難しいです。
記事数が少なく内部リンクも貼られていないと、記事がクローラーに発見されるまでに時間がかかります。
クローラーとは、GoogleがWeb上の情報を周期的に集め、自動的にデータベース化するプログラムのことを指します。
クローラーはリンクをたどってWeb上を巡回しているため、記事数が少ない段階ではなかなか発見してもらえません。
また、記事数が少ないと検索画面に表示される機会も少ないため、アクセス数は増えにくい傾向にあります。
記事数の増加に比例して、アクセス数も増加します。
ただし、検索上位表示できない記事ばかりを増やしても、アクセス数は増加しません。
アクセス数の確認方法
自サイトのアクセス数は、Googleアナリティクスから確認できます。
Googleアナリティクスでは、Webサイトへの流入経路や各ページの閲覧回数など様々なデータを確認できます。
Googleアナリティクスで確認できるアクセス数は以下の通りです。
- 期間別のアクセス数
- 流入チャネル別のアクセス数
- ページ別のアクセス数
- キーワード別のアクセス数
- 過去の期間と比較したアクセス数
他サイトのアクセス数を確認する場合は、Ahrefs（エイチレフス）などのSEOツールを活用することで確認することができます。
まとめ
ホームページのアクセス数を増やすには、原因となっている問題を解決し、ひとつひとつ対策していく必要があります。
また、急激にアクセスを向上させる裏技のようなものはなく、最終的には地道に・定期的にコンテンツを更新していくという粘り強さに尽きます。
PDCAサイクルを意識してコンテンツの更新を続けていけば、自ずと検索順位やアクセス数といった結果はついてきますのでこつこつと取り組みましょう。
