山形県護国神社

山形県

【2026】山形県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

新年を迎えるにあたり、神聖な気持ちで一年の幸せを祈願する初詣。
山形県の初詣では、歴史ある神社仏閣が数多く点在し、それぞれが独自の魅力とご利益を持っています。

本記事では、2026年の初詣におすすめの山形県内のスポット7選を、定番から穴場まで幅広く紹介します。
参拝客数トップクラスの人気神社から、静かに新年を迎えたい方向けの穴場まで、あなたにぴったりの初詣スポットが見つかるはずです。

山形県の初詣スポットの特徴

山形県は日本有数の豪雪地帯として知られ、冬の初詣は白銀の世界に包まれた幻想的な雰囲気の中で行われます。
厳しい寒さの中だからこそ、より一層神聖な気持ちで新年の祈りを捧げることができるでしょう。

県内には出羽三山をはじめとする霊場や、戦国武将ゆかりの神社、縁結びのパワースポットなど、多様な特色を持つ寺社が存在します。

また、参拝後には山形名物の玉こんにゃくや芋煮などを楽しめる屋台も多く出店され、初詣と同時に地域の食文化も堪能できます。

山形県のおすすめ初詣スポット7選

1. 山形県護国神社(山形市)

山形県護国神社
山形県内で最も多くの初詣参拝者が訪れる神社で、例年約13万人が参拝に訪れます。明治2年(1869年)に創建され、明治維新から第二次世界大戦までの戦没者約4万柱を祀る由緒ある神社です。

平成6年(1994年)に改築された拝殿は非常に立派で、10メートルを超える大鳥居と2.4メートルの狛犬が参拝者を迎えます。家内安全、合格祈願、厄除け、商売繁盛などのご利益があるとされています。

項目 詳細
所在地 山形県山形市薬師町2-8-75
アクセス JR山形駅から沼の辺行きバスで千歳公園待合所停留所下車、徒歩1分
山形蔵王ICから車で約10分
参拝時間 1月1日:終日開門
1月2日~6日:7:30~19:00
1月7日以降:8:30~17:00
拝観料 無料
駐車場 あり(初詣期間中は臨時駐車場も開設)
混雑時間 12月31日23時~1月1日3時
1月1日8時~15時
1月2・3日8時30分~15時
ご利益 家内安全、合格祈願、厄除け、商売繁盛

2. 鳥海月山両所宮(山形市)

鳥海月山両所宮
山形県護国神社に次いで県内第2位の参拝者数を誇り、例年約11万人が訪れる人気の初詣スポットです。康平6年(1063年)に源頼義が創建したと伝えられ、鳥海山と月山の両神を祀っています。

県指定文化財の随神門や市指定文化財の城輪神社社殿など、歴史的建造物も見どころです。境内には美しい池があり、朱色の橋を渡って参拝できる風情ある造りとなっています。地元では「お宮様」として親しまれ、国家泰平、武門吉事、五穀豊穣のご利益があるとされています。

項目 詳細
所在地 山形県山形市宮町3-8-41
アクセス JR北山形駅から徒歩約15分
参拝時間 2026年1月1日~3日
社務所対応時間 9:00~17:00
拝観料 無料
ご利益 国家泰平、武門吉事、五穀豊穣、厄除け、必勝祈願

3. 出羽三山神社(鶴岡市)

出羽三山神社
羽黒山、月山、湯殿山の出羽三山の神々を合祭する日本随一の大社殿「三神合祭殿」で知られる霊場です。修験道の聖地として1400年以上の歴史を持ち、精神性の高い初詣を体験できます。

元旦3時から「歳旦祭」が斎行され、3日には「元始祭」が行われます。雪に覆われた荘厳な境内は、まさに神域と呼ぶにふさわしい雰囲気です。開運、商売繁盛、五穀豊穣、縁結びなど多様なご利益があります。

項目 詳細
所在地 山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
アクセス JR鶴岡駅から庄内交通バスで約50分
参拝時間 2026年1月1日~3日
拝観料 無料
初詣行事 歳旦祭:1月1日3時~
元始祭:1月3日
ご利益 開運、商売繁盛、五穀豊穣、縁結び

4. 上杉神社(米沢市)

上杉神社
戦国の名将・上杉謙信公を御祭神として祀る神社で、松が岬公園内に位置します。謙信公にあやかり、開運招福、家内安全、学業成就、商売繁盛などのご利益があるとされています。

隣接する稽照殿には上杉家伝来の貴重な宝物が展示されており、初詣と合わせて見学するのもおすすめです。米沢城跡に建つ神社として、歴史ファンにも人気のスポットです。

項目 詳細
所在地 山形県米沢市丸の内1-4-13
アクセス JR米沢駅から市民バスで約10分、上杉神社前下車
参拝時間 1月1日0時~17時頃
拝観料 無料(稽照殿は別途入館料が必要)
初詣行事 歳旦祭:1月1日7時
新春祈祷:1月1日1時~、7時~
ご利益 開運招福、家内安全、学業成就、商売繁盛、身体堅固

5. 熊野大社(南陽市)

熊野大社(南陽市)
1200年の歴史を誇り、「東北の伊勢」とも呼ばれる格式高い神社です。日本で初めてプロポーズをして結ばれた神様を祀ることから、縁結びや恋愛成就のパワースポットとして特に人気があります。

三羽のうさぎの彫刻を探す「三羽の兎探し」も有名で、三羽すべて見つけると願いが叶うと言われています。厄除け、学業成就、安産子育て、無病息災などのご利益もあります。

項目 詳細
所在地 山形県南陽市宮内3476-1
アクセス JR赤湯駅から車で約5分、徒歩約30分
参拝時間 2026年1月1日~3日
拝観料 無料
特徴 縁結びのご利益、三羽の兎探し
ご利益 縁結び、恋愛成就、厄除け、学業成就、安産子育て、無病息災

6. 宝珠山立石寺・山寺(山形市)

宝珠山立石寺・山寺
「山寺」の愛称で親しまれる東北随一の名刹で、貞観2年(860年)に慈覚大師が創建しました。松尾芭蕉の「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句で知られる景勝地でもあります。

1015段の石段を登る参拝は修行の道とされ、一歩一歩進むごとに煩悩が消えていくと言われています。五大堂からの冬景色は格別で、新年の清々しい気持ちを味わえます。厄除け、開運招福、災難除け、学業成就などのご利益があります。

項目 詳細
所在地 山形県山形市山寺4456-1
アクセス JR山寺駅から徒歩約10分
参拝時間 8:30~16:00
(1月1日は0:00~16:00)
拝観料 大人300円、中学生200円、小学生100円
初詣行事 初護摩供祈祷法要:1月1日0:30~
正月修正会法要:1月1日10:00~
ご利益 厄除け、開運招福、災難除け、学業成就

7. 荘内神社(鶴岡市)

荘内神社
庄内藩の居城であった鶴ヶ丘城の本丸跡に明治10年(1877年)に創建された神社です。庄内藩主・酒井家四代の当主を御祭神として祀り、善政を行った藩主にあやかり、産業繁栄、家内和合、開運招福などのご利益があります。

境内には朱色の鳥居が多く連なり、美しい景観を楽しめます。また、鮮やかな花手水や切り絵で表現された干支の特別御朱印も話題となっています。「神社はん」の愛称で親しまれ、1月31日まで「新春特別祈祷」が行われています。

項目 詳細
所在地 山形県鶴岡市馬場町4-1
アクセス JR鶴岡駅から徒歩約15分
参拝時間 2026年1月1日~31日(新春特別祈祷期間)
拝観料 無料
特徴 花手水、特別御朱印、新春特別祈祷
ご利益 産業繁栄、家内和合、開運招福

初詣に行く前に知っておきたい基礎知識

初詣の期間はいつまで?

初詣の期間については諸説ありますが、一般的には元日(1月1日)のみとする考え方、三が日(1月1日~3日)とする考え方、そして松の内(1月1日~7日、地域によっては1月15日まで)とする考え方の3つが主流とされています。

大規模な神社では三が日に多くの参拝者が集中するため、混雑を避けたい場合は三が日を過ぎてから参拝するのがおすすめです。山形県内の多くの神社では、松の内や1月中であれば初詣として受け入れており、ゆったりとした気持ちで参拝できます。

神社とお寺の参拝方法の違い

初詣では神社とお寺の両方を訪れることがありますが、それぞれ参拝方法が異なります。正しい作法を知っておくことで、より丁寧な参拝ができるでしょう。

手順 神社での参拝 お寺での参拝
入口 鳥居をくぐる前に一礼 山門で一礼
手水 手水舎で手と口を清める 手水舎で手と口を清める
お賽銭 賽銭を入れる 賽銭を入れる
参拝 二礼二拍手一礼
(二回深くお辞儀、二回拍手、一回深くお辞儀)
静かに合掌し一礼
(拍手はしない)

特に注意したいのは、神社では拍手を打ちますが、お寺では拍手を打たないという点です。この違いを理解しておくことで、スムーズに参拝できます。

山形県の初詣で注意すべき雪対策

山形県は日本有数の豪雪地帯であり、初詣時期の雪対策は必須です。安全に参拝するために、以下の準備を徹底しましょう。

服装・持ち物

山形県の冬は気温が氷点下になることも珍しくなく、体感温度はさらに低く感じられます。防寒対策を怠ると、低体温症や凍傷のリスクもあるため、万全の準備が必要です。

カテゴリ 必要なアイテム
防寒着 ダウンジャケット、防風性の高いアウター、インナーダウン、ヒートテック等の発熱インナー
防寒小物 手袋(防水・防風タイプ)、マフラー、ネックウォーマー、耳当て、ニット帽、使い捨てカイロ(複数)
足元 滑り止め付きのスノーブーツまたは長靴、厚手の靴下、予備の靴下
その他 タオル、ハンカチ、防水スプレー、保温性の高い水筒(温かい飲み物用)

なお、山寺(立石寺)など石段を登る神社では、多くの場合無料で長靴の貸し出しを行っています。参拝前に確認してみるとよいでしょう。

車でのアクセス時の注意点

山形県の冬道運転は、雪道に慣れていない方にとって非常に危険です。冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)への交換は絶対条件であり、さらにチェーンの携行も強く推奨されます。急な天候悪化や路面凍結により、スタッドレスタイヤでも立ち往生する可能性があるためです。

車内には万が一に備えて、スコップ、牽引ロープ、毛布、非常食、懐中電灯などを常備しておきましょう。立ち往生した場合、救助が到着するまで数時間かかることもあります。また、渋滞や雪道での燃費悪化を考慮し、燃料は常に余裕を持って給油しておくことが重要です。

出発時刻についても十分な配慮が必要です。雪道では通常の2倍から3倍の時間がかかることを想定し、早めに出発しましょう。また、夕方以降は路面が凍結しやすくなるため、できるだけ明るい時間帯に移動を完了させることをおすすめします。

境内での注意事項

神社やお寺の境内は、冬季には特に危険な状態になります。石段や参道は雪が踏み固められて氷のように滑りやすくなっており、転倒による骨折事故も少なくありません。歩く際は小刻みな歩幅でゆっくりと、足の裏全体を地面につけるように歩くことを心がけましょう。

手すりがある場所では、必ず手すりにつかまって移動してください。また、雪が積もった場所では段差や障害物が見えにくくなっているため、足元をよく確認しながら進むことが大切です。

さらに注意が必要なのは、屋根からの落雪です。晴れた日の気温上昇時や、参拝者の熱気で屋根の雪が緩むことがあり、予告なく大量の雪が落ちてくることがあります。建物の軒下を通る際は、上を確認してから素早く通過するようにしましょう。

初詣後に楽しめる山形のグルメ

初詣の後は、山形ならではの郷土料理やグルメを楽しむのもおすすめです。

屋台で楽しめる山形グルメ

初詣の楽しみの一つが、境内や参道に立ち並ぶ屋台でのグルメです。山形県の初詣では、地元ならではの郷土料理を楽しむことができます。

最も人気が高いのが「玉こんにゃく」です。醤油ベースの出汁でじっくり煮込まれた丸いこんにゃくは、冷えた体を芯から温めてくれます。山形県民のソウルフードとして、初詣の定番となっています。

「どんどん焼き」は、お好み焼きのような見た目の山形独自のB級グルメです。薄く焼いた生地に海苔や紅生姜を巻いて、割り箸に刺して食べる手軽さが魅力です。また、「芋煮」は里芋と牛肉を醤油味で煮込んだ郷土料理で、山形県の秋から冬の風物詩となっています。温かい汁物は寒い初詣には最適です。

寒さ対策としては「甘酒」も欠かせません。ノンアルコールの甘酒は、栄養価が高く、飲む点滴とも呼ばれています。体を内側から温めてくれるため、参拝の合間に一杯いただくのがおすすめです。

周辺のおすすめ温泉

冷えた体を温めるには、初詣後の温泉もおすすめです。山形県は温泉大国として知られ、県内各地に特色ある温泉地が点在しています。初詣と温泉を組み合わせた一日プランは、心も体もリフレッシュできる贅沢な過ごし方です。

温泉地 エリア 特徴
蔵王温泉 山形市 強酸性の硫黄泉で美肌効果が高い。山形県護国神社や山寺から比較的近い
かみのやま温泉 上山市 上山城址に近くアクセス良好。奥羽三楽郷の一つとして知られる
銀山温泉 尾花沢市 大正ロマン溢れる風情ある温泉街。雪景色との相性が抜群
あつみ温泉 鶴岡市 日本海に近い歴史ある温泉地。出羽三山神社や荘内神社参拝後におすすめ

初詣と温泉を組み合わせる場合は、事前に宿泊施設や日帰り入浴の営業時間を確認しておくことをおすすめします。特に正月三が日は混雑が予想されるため、予約しておくと安心です。

混雑を避けるためのポイント

参拝のタイミング

初詣の混雑を避けたい場合、参拝時間帯の選び方が重要です。最も混雑するのは、大晦日の23時頃から元日の3時頃までのカウントダウン時間帯と、元日の午前10時から午後3時頃までの日中の時間帯です。

混雑を避けるには、早朝の参拝が最もおすすめです。特に6時から8時頃は比較的人出が少なく、清々しい朝の空気の中で静かに参拝できます。また、夕方16時以降も人出が減り始めるため、日中の混雑を避けたい方に適しています。

日程については、1月4日以降の平日を選ぶと格段に混雑が緩和されます。多くの人が三が日に参拝を済ませるため、4日以降は比較的ゆったりと参拝できるでしょう。松の内の後半である1月5日から7日も、初詣として十分に意味があり、落ち着いて参拝できる時期です。

穴場の初詣スポット

大規模な神社以外にも、地元に愛される小さな神社やお寺で静かに初詣を楽しむのもおすすめです。

谷地八幡宮(河北町)は、一子相伝で舞楽が伝承される歴史ある神社です。規模は大きくありませんが、格式高い雰囲気の中で参拝できます。總光寺(酒田市)は、きのこ杉が並ぶ美しい参道が特徴的な曹洞宗の禅寺です。江戸時代から続く杉並木は圧巻で、落ち着いた環境で新年の祈りを捧げられます。庭月観音(鮭川村)は、最上三十三観音の一つで厄除けのご利益で知られています。清流鮭川に佇む静かな環境は、喧騒を離れて心を整えるのに最適です。

2026年の初詣に向けて

山形県の初詣は、雪景色の中で厳かに新年を迎える特別な体験です。本記事でご紹介した7つのスポットは、それぞれが異なる魅力とご利益を持っています。

参拝客数トップの山形県護国神社や鳥海月山両所宮で賑やかに新年を祝うもよし、霊場である出羽三山神社や山寺で精神性の高い初詣を体験するもよし、縁結びの熊野大社で恋愛成就を祈願するもよし。あなたの目的や好みに合わせて、最適な初詣スポットを選んでください。

ただし、山形県の冬は想像以上に厳しいものです。雪対策を万全にし、安全第一で初詣にお出かけください。防寒着、滑り止め付きの靴、車での移動の場合はスタッドレスタイヤとチェーンの準備を忘れずに。

2026年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

まとめ

山形県のおすすめ初詣スポット7選をご紹介しました。県内最多の参拝者数を誇る山形県護国神社、県内第2位の人気を持ち文化財も見どころの鳥海月山両所宮、修験道の聖地として荘厳な初詣体験ができる出羽三山神社、上杉謙信公を祀る歴史ファン必訪の上杉神社、縁結びのパワースポットとして知られる「東北の伊勢」熊野大社、1015段の石段を登る修行の道である宝珠山立石寺(山寺)、そして花手水と特別御朱印が人気の穴場スポット荘内神社と、それぞれが個性豊かな魅力を持っています。

雪対策を万全にして、安全で充実した初詣をお楽しみください。山形県ならではの白銀の世界での初詣が、2026年を幸せな一年にする素晴らしいスタートとなることを願っています。

  • この記事を書いた人
ひまじのお参り

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