宇倍神社

鳥取県

【2026】鳥取県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

2026年は鳥取県の初詣で新年の祈願を

日本海と雄大な大山に抱かれた鳥取県には、新年の祈りを捧げるにふさわしい、歴史とご利益に満ちた神社仏閣が数多く存在します。
2026年の初詣は、因幡国一之宮として金運のご利益で名高い神社から、神話「因幡の白うさぎ」ゆかりの縁結びスポット、断崖絶壁に建つ国宝まで、鳥取ならではの魅力的な場所で新年を迎えてみませんか。

この記事では、定番の人気スポットから知る人ぞ知る穴場まで、鳥取県でおすすめの初詣スポット7選をご紹介します。
家内安全、商売繁盛、縁結び、金運上昇など、さまざまなご利益が期待できる神社仏閣を厳選しました。

1. 宇倍神社(鳥取市)

宇倍神社

紙幣の図柄になった因幡国一之宮

鳥取県を代表する初詣スポットが、因幡国一之宮として1300年以上の歴史を誇る宇倍神社です。大化4年(648年)に創建されたこの神社は、明治32年に全国の神社で初めて日本銀行券の図柄に採用されたことで知られています。

御祭神である武内宿禰命は360歳まで生きたとされることから、健康長寿のご利益で有名です。また、紙幣の図柄になったことから商売繁盛や金運上昇の神様としても全国から多くの参拝者が訪れます。

正月三が日には約10万人もの参拝者で賑わい、長い階段を登りきった先の社殿からは、初詣ならではの清々しい雰囲気が漂います。360年もの長寿を全うした御祭神にあやかり、新年の健康と繁栄を祈願しましょう。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県鳥取市国府町宮下651
電話番号 0857-22-5025
初詣期間の参拝時間 1月1日 0:00~(社務所・授与所は9:00~17:00)
※御祈祷受付時間は日により異なるため要確認
ご利益 健康長寿、商売繁盛、金運上昇
例年の人出 約10万人(正月三が日)
アクセス 【電車・バス】JR鳥取駅から日ノ丸バス中河原行き約20分「宮ノ下」下車、徒歩約3分
【車】鳥取自動車道「鳥取IC」から約25分
駐車場 あり(無料)
混雑予想 正月三が日は大変混雑します。特に1月1日の午前中は長蛇の列となるため、時間に余裕を持った参拝をおすすめします

2. 白兎神社(鳥取市)

白兎神社

因幡の白うさぎ伝説が息づく縁結びの聖地

日本最古の書物「古事記」に記される神話「因幡の白うさぎ」の舞台となった白兎神社は、日本で初めてのラブストーリーの発祥地として「恋人の聖地」に認定されている人気の縁結びスポットです。

神話では、白兎が大国主命と八上姫の縁を結んだことから、縁結びのご利益が特に有名です。また、白兎が傷を治したという言い伝えから皮膚病や傷の平癒にもご利益があるとされ、日本の医療発祥の地とも言われています。

境内にはかわいらしい白うさぎの石像が並び、参道には「ガマの草むら」や「御身洗池」など神話の世界を彷彿とさせる風景が広がります。白兎海岸の美しい景色と共に、神話のロマンを感じながら新年の良縁を祈願できる特別な場所です。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県鳥取市白兎603
電話番号 0857-59-0047
初詣期間の参拝時間 常時開放
社務所受付時間:12月31日 9:00~16:00、23:00~1月1日 18:00
1月2日・3日 8:00~17:00
通常期間:9:00~16:00
ご利益 縁結び、病気平癒(特に皮膚病)
例年の人出 約3万人(正月三が日)
アクセス 【電車・バス】JR鳥取駅から日ノ丸バス約40分「白兎神社前」下車すぐ
【車】鳥取自動車道「鳥取西IC」から約20分
駐車場 あり(無料・道の駅「神話の里 白うさぎ」と共用125台)
混雑予想 正月三が日は駐車場や周辺道路が大変混雑します。公共交通機関の利用がおすすめです

3. 大神山神社(米子市・大山町)

大神山神社(米子市・大山町)

霊峰大山の神様を祀る二社構成の古社

大神山神社は、中国地方最高峰の霊峰・大山(だいせん)の神様を祀る、伯耆国二之宮として古くから崇敬を集めてきた神社です。麓の「本社」と大山山腹の「奥宮」の二社で構成され、それぞれに異なる魅力があります。

御祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)で、大国主神の若い時の名前です。家内安全、勝運祈願、厄除け、病気平癒など多くのご利益があるとされています。

【本社】冬の初詣におすすめ

米子市尾高に位置する本社は、冬でもアクセスしやすく、初詣では多くの参拝客で賑わいます。境内や外苑には約2000株のアジサイが植えられ、スイレンの池や鯉の泳ぐ堀が参拝者を迎えます。冬季は奥宮が雪に閉ざされるため、こちらが参拝の中心となります。

【奥宮】雪景色の中の荘厳な社殿

大山町の山腹、標高約900m地点に鎮座する奥宮は、日本最大級の権現造りの社殿を持ち、国の重要文化財に指定されています。自然石を敷き詰めた約700mの参道は、日本一の長さを誇ります。

ただし、冬季は積雪・凍結のため参拝が困難となります。初詣で奥宮を参拝したい場合は、十分な防寒対策と雪対策が必要です。雪道に不安がある方は、麓の本社への参拝をおすすめします。

基本情報・アクセス

【本社】

住所 鳥取県米子市尾高1025
電話番号 0859-27-2345
参拝時間 常時開放
ご利益 家内安全、勝運祈願、厄除け、病気平癒、交通安全
アクセス 【電車・バス】JR米子駅から車で約15分
【車】山陰自動車道「米子IC」から約15分
駐車場 あり(無料)

【奥宮】

住所 鳥取県西伯郡大山町大山1
参拝時間 終日開放(ただし冬季は防寒対策必須、悪天候時は参拝不可の場合あり)
アクセス 【車】米子自動車道「米子IC」から県道24号線(大山観光道路)経由、博労座駐車場まで約15分。大山寺参道を大神山神社方面へ徒歩約20分
駐車場 あり(大神山神社奥宮参拝者専用駐車場)
ナビ設定:鳥取県西伯郡大山町大山16-1
注意事項 冬季は積雪・凍結により参拝が困難です。万全の雪対策が必要で、奥宮に参拝できない場合は麓の本社への参拝をおすすめします

4. 金持神社(日野郡日野町)

金持神社

全国で唯一の縁起の良い名前の神社

「金持(かもち)神社」は、全国でただひとつ、この縁起の良い名前を持つ神社として知られています。弘仁元年(810年)の創建とされ、古事記でも最初に登場する天之常立尊を主祭神として祀っています。

「金持」という地名は、かつてこの地が鉄の産地であったことに由来します。昔は鉄が金(きん)よりも価値が高く、鉄のことを金(かね)と呼び「黄金にも勝る」と言われるほど貴重なものでした。このことから、金運祈願・開運祈願のご利益で全国から参拝者が絶えません。

神社には「宝くじに高額当選しました!」という感謝の絵馬が数多く奉納されており、その数を見ているだけで運気が上がりそうな雰囲気です。駐車場横の札所では、黄色いハンカチなどの開運グッズも購入できます。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県日野郡日野町金持74
電話番号 0859-72-0481(金持神社札所)
参拝時間 常時開放
札所(売店)営業時間:10:00~16:00(年中無休)
ご利益 金運招福、開運、商売繁盛
アクセス 【電車・バス】JR根雨駅から車で約10分
【車】米子自動車道「江府IC」から約20分
駐車場 あり(無料・約50台)
参拝のポイント 神明橋を渡り、長い石段を登った先に社殿があります。周辺は山に囲まれた自然豊かな場所で、「とっとりの名木100選」に選ばれたサワラの木も見どころです
混雑予想 正月三が日は道路の渋滞や混雑が予想されます。1月1日~5日は特に参拝者が多くなります

5. 三徳山三佛寺(東伯郡三朝町)

三徳山三佛寺

断崖絶壁に建つ国宝・投入堂で知られる古刹

慶雲3年(706年)に役行者によって開かれたとされる三徳山三佛寺は、標高520mの断崖絶壁に建つ国宝「投入堂(なげいれどう)」で有名な天台宗の古刹です。三徳山全山が国の名勝・史跡に指定されている山岳仏教の霊場で、修験道の聖地として知られています。

本尊の蔵王権現立像は重要文化財に指定されており、諸願成就のご利益があるとされています。投入堂への参拝登山道は、木の根や岩をよじ登る険しい道のりで、「日本一危険な国宝」とも称されます。

初詣時の重要な注意事項

投入堂への参拝登山道は、冬季(12月~翌年3月)は積雪・凍結のため入山禁止となります。初詣期間は麓の本堂での参拝のみとなりますが、三朝町は豪雪地帯のため、万全の雪対策が必須です。

大晦日から元日にかけては「とちもち雑煮」の接待(12月31日22:00頃~1月1日2:00頃)があり、1月1日~3日はお屠蘇の接待も行われます。除夜の鐘とともに新年を迎える荘厳な雰囲気の中、冬の三徳山で心静かに祈願できます。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
電話番号 0858-43-2666
初詣期間の参拝時間 本堂参拝:1月1日 0:00~18:00頃(社務所は9:00~16:00)
※投入堂への登山道は冬季(12月~3月)入山禁止
ご利益 諸願成就、厄除け、開運
アクセス 【電車・バス】JR倉吉駅からバスで約40分「三徳山」下車、徒歩約5分
【車】中国自動車道「院庄IC」から約50分
駐車場 あり(無料・約400m離れた場所に大駐車場)
重要な注意 冬季の参拝は本堂のみです。三朝町は豪雪地帯のため、初詣時は以下の対策が必須です:
・スタッドレスタイヤまたはチェーン
・防寒着と防水性の高い靴
・天候と道路状況の事前確認
※雪道に不安がある方は、時期をずらして春以降の参拝をおすすめします

6. 賀露神社(鳥取市)

賀露神社

日本海を望む歴史情緒あふれる港町の守り神

美しい日本海が一望できる丘陵上に鎮座する賀露神社は、1200年以上の歴史を持つ神社です。『日本三代実録』に861年から878年にかけて神階を与えられた記録があり、古くから因幡地方で崇敬されてきました。

江戸時代には鳥取藩主池田家の祈祷所として厚い保護を受け、境内には藩主池田家や徳川将軍家の家紋が施された建造物が残されています。特に注目すべきは、全国的にも珍しい虎の狛犬で、プロ野球・阪神タイガースファンも訪れる話題のスポットとなっています。

御祭神の武甕槌命は武勇・武道の神様として知られ、スポーツ上達や必勝祈願のご利益があります。また、吉備真備公が囲碁や文芸を日本に伝えたという伝説から、学業成就や囲碁・技芸の上達を願う参拝者も多く訪れます。

海上安全、漁業繁栄、五穀豊穣、安産子育てなど、幅広いご利益があり、地元の方々に「賀露さん」として親しまれています。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県鳥取市賀露町北1-21-8
電話番号 0857-28-6505
参拝時間 常時開放
ご利益 必勝祈願、学業成就、五穀豊穣、漁業繁栄、海上安全、囲碁上達、安産子育て、スポーツ上達
アクセス 【電車・バス】JR鳥取駅から日ノ丸バス「賀露循環線」で約30分「神社裏」下車徒歩約10分、または「賀露神社前」下車徒歩約5分
※年末年始は通常とダイヤが異なります
【車】鳥取自動車道「鳥取IC」から約25分
駐車場 あり
見どころ ・虎の狛犬(大正11年に朝鮮半島南部からの寄進)
・鳥居越しに望む日本海の絶景
・藩主池田家や徳川家の家紋が施された歴史的建造物
・鳥取藩から寄進された大太鼓
周辺スポット 近隣には「かにっこ館」や「鳥取港海鮮市場かろいち」などの観光スポットがあり、初詣と合わせて楽しめます

7. 勝田神社(米子市)

勝田神社

地元で「かんださん」と親しまれる米子の守り神

米子市民に「かんださん」の愛称で親しまれる勝田神社は、地域の生活に密着した神社です。米子市の中心部に位置し、アクセスの良さから初詣スポットとして地元の方々に愛されています。

境内は比較的こじんまりとしていますが、家内安全、商売繁盛、厄除開運など、地域の人々の日常的な願いを受け止めてきた歴史があります。大規模な神社の混雑を避け、静かに新年の祈願をしたい方におすすめの穴場スポットです。

米子市中心部での初詣の後は、近隣の商店街での買い物や、車で約15分の距離にある皆生温泉でゆっくりと体を温めるのもおすすめです。

基本情報・アクセス

住所 鳥取県米子市博労町2丁目
参拝時間 常時開放
ご利益 家内安全、商売繁盛、厄除開運
アクセス 【電車】JR米子駅から徒歩約10分
【車】山陰自動車道「米子IC」から約15分
駐車場 あり
おすすめポイント 地元密着型の穴場スポット。大きな神社の混雑を避けて静かに参拝できます。米子駅から徒歩圏内でアクセス良好

鳥取県の初詣で知っておきたい豆知識

因幡伯耆國開運八社・十二社巡り

鳥取県には「因幡伯耆國開運八社・十二社巡り」という、縁起の良い名前を持つ八社と干支にちなんだ十二社を巡る開運スポット巡りがあります。各神社にはゆかりのある絵柄のスタンプがあり、「旅印手帖」「トートバッグ」「手ぬぐい」にスタンプを集めながら巡ることができます。

今回紹介した神社の中では、宇倍神社、白兎神社、金持神社などがこの巡りに含まれています。初詣を機に、鳥取県内の開運神社巡りを始めてみるのもおすすめです。

鳥取県の初詣で気をつけたいこと

豪雪地帯であることを忘れずに

鳥取県は日本有数の豪雪地帯です。年末年始の寒さと積雪量は他県の比ではありません。特に大山周辺や三朝町などの山間部は、市街地以上の積雪となります。

初詣に訪れる際は、以下の点に十分注意してください:

  • 車での参拝:スタッドレスタイヤは必須。チェーンも携行しましょう
  • 服装:防寒着、防水性の高い靴、手袋、帽子は必需品です
  • 歩行時:凍結した路面での転倒に注意。雪道用の靴や滑り止めの装着をおすすめします
  • 情報確認:出発前に天気予報と道路状況を必ず確認しましょう

混雑を避けるコツ

正月三が日、特に1月1日の午前中は多くの神社で混雑が予想されます。混雑を避けたい場合は、以下の時間帯がおすすめです:

  • 早朝(日の出前後)
  • 夕方以降
  • 1月4日以降の平日

また、「三が日にこだわらず、松の内(1月7日まで)に参拝する」という選択肢も、ゆっくりと参拝できるのでおすすめです。

まとめ:2026年の初詣は鳥取県で特別な新年を

鳥取県には、歴史と伝統に裏打ちされた魅力的な初詣スポットが数多く存在します。紙幣の図柄になった金運の神様、神話「因幡の白うさぎ」の舞台となった縁結びの聖地、霊峰大山の神様を祀る古社、全国で唯一の「金持」神社、そして断崖絶壁に建つ国宝まで、それぞれに個性豊かなご利益と魅力があります。

2026年の初詣は、あなたの願いに合った鳥取県の神社仏閣で、新しい年の幸せを祈願してみてはいかがでしょうか。雪景色の中での参拝は、他では味わえない特別な体験となるはずです。

ただし、鳥取県は豪雪地帯であることを忘れずに、万全の雪対策をして安全な初詣をお楽しみください。皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますように。

  • この記事を書いた人
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