江戸川区で初詣を楽しもう!2026年のおすすめスポット
2026年の新年を迎えるにあたり、江戸川区には地域に根ざした歴史ある神社が数多く存在します。
初詣は新年の無事を祈り、一年の幸せを願う大切な行事。今回は江戸川区内で特におすすめの初詣スポット5選をご紹介します。
定番の人気神社から、穏やかに参拝できる穴場まで、あなたにぴったりの初詣先が見つかるはずです。
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【2026】東京都のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
2026年の新しい年を迎えるにあたり、東京都内の初詣でおすすめの神社・寺院を厳選してご紹介します。 毎年300万人以上が訪れる定番スポットから、比較的混雑を避けられる穴場まで、ご利益や特徴、混雑回避の ...
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1. 篠崎浅間神社|江戸川区最古の歴史を誇る神社

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区上篠崎1-22-31 |
| アクセス | 都営新宿線「篠崎駅」から徒歩約15分 |
| 主祭神 | 木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと) |
| ご利益 | 安産、火防、子育て |
| 駐車場 | あり |
神社の特徴
篠崎浅間神社は、江戸川区で最も古い歴史を持つ神社として知られています。約1500年前に鎮座したと伝えられ、木々に囲まれた広々とした境内は、都会の喧騒を忘れさせてくれる神聖な空間です。
主祭神の木花開耶姫尊は、日本神話において最も美しい神様とされ、特に安産・子育ての神様として崇敬されています。そのため、家族連れでの初詣に特におすすめのスポットです。
見どころ
境内には13もの末社があり、学問の神様、厄除けの神様、財運の神様など、さまざまな神様が祀られています。全ての末社を巡って参拝すれば、より多くのご利益を授かれるでしょう。
おみくじも種類が豊富で、桜の花びらを開くように見られる「桜咲くみくじ」や、実際に傘が開く「傘みくじ」など、季節ごとに異なるおみくじが用意されています。石の入った「三角みくじ」は、石の種類によって運気向上のお祓いがされているという特別なものです。
初詣のポイント
駅から少し距離がありますが、その分混雑は比較的落ち着いています。駐車場も完備されているため、車での参拝も可能です。家族でゆったりと新年の挨拶をしたい方に最適な神社といえるでしょう。
2. 新小岩香取神社|小松菜発祥の地として有名な厄除けの神社

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区中央4-5-23 |
| アクセス | JR総武線「新小岩駅」南口から徒歩約7分 |
| 主祭神 | 經津主命(ふつぬしのみこと) |
| ご利益 | 厄除け、勝運、交通安全、災難除け |
| 受付時間 | 毎日9:00~16:00(正月1~3日は予約不要) |
神社の特徴
新小岩香取神社は、間々井(ままい)香取神社とも呼ばれ、元和3年(1617年)に再建された歴史ある神社です。創建当時、周辺は湿地帯で、小高い島に香取神宮から經津主命を勧請したのが始まりとされています。
「新小岩の厄除香取」として領内外から厚い崇敬を集めており、年間を通じて多くの参拝者が訪れます。厄年の方には特におすすめの初詣スポットです。
小松菜発祥の地
この神社は、小松菜にまつわる有名な逸話でも知られています。享保4年(1719年)、徳川吉宗が鷹狩りの際にこの神社で休憩し、神主が接待した餅のすまし汁に添えられた青菜を気に入り、神社の地名から「小松菜」と命名したという伝説が残っています。
境内には「小松菜産土神」や「小松菜ゆかりの里」の碑があり、江戸川区と小松菜の深い関係を示す貴重な史跡となっています。
初詣のポイント
新小岩駅から徒歩圏内とアクセスが良好で、初詣には多くの参拝者が訪れます。午後は特に混雑するため、朝の早い時間帯の参拝がおすすめです。正月三が日は予約なしで御祈祷を受けられるため、厄除けや家内安全などの祈願をしたい方にも便利です。
3. 平井諏訪神社|江戸川区随一の壮麗な社殿

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区平井6-17-36 |
| アクセス | JR総武線「平井駅」北口から徒歩約5分 |
| 主祭神 | 建御名方命(たけみなかたのみこと) |
| ご利益 | 盛業繁盛、開運長寿、勝利祈願、子孫繁栄、家運隆盛 |
| 駐車場 | あり(約5台) |
神社の特徴
平井諏訪神社は、江戸時代の享保年間(1716~1736年)に、隣接する燈明寺(平井聖天)の恵祐法印が、出身地である信州の諏訪大社から神霊を勧請して創建された神社です。
現在の社殿は、昭和42年に明治100年を記念して造営が始まり、昭和44年に完成したもので、その規模は江戸川区随一と評されています。青銅色の美しい屋根と壮麗な建築は、見る者を圧倒する存在感があります。
見どころ
境内には江戸川区の有形文化財に登録されている富士塚があります。また、天保14年(1843年)に建てられた旧本殿は、現在末社の稲荷神社となっており、江戸時代末期の見事な彫刻を見ることができます。
御朱印は書き置きタイプで、干支ごとに印が変わるため、毎年異なるデザインを楽しめます。兼務社である西小松川天祖神社の御朱印も同時にいただくことができます。
初詣のポイント
平井駅から徒歩5分という好立地にあり、地元住民に愛されている神社です。正月三が日は、静かな住宅街の中でも初詣の幟がたくさん立ち並び、大きな賑わいを見せます。駅近でありながら、鳥居の外まで行列ができることもあるため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。
4. 小岩神社|由緒正しき小岩の守り神

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区東小岩6-15-15 |
| アクセス | JR総武線「小岩駅」から徒歩約8分、JR総武線「江戸川駅」から徒歩約8分 |
| 主祭神 | 天照皇大御神、天児屋根大神、衣通姫大神、住吉大神、八幡大神 |
| ご利益 | 開運招福、交通安全、学業成就、商売繁盛 |
| 駐車場 | あり(約5台) |
神社の特徴
小岩神社は、古くから小岩の地を見守ってきた由緒正しい神社です。もともとは東葛西にあった神社が、戦国時代に旧下小岩村に遷座され、江戸時代後期に現在地へ移されました。明治時代に小岩神社と改称され、地域の守護神として崇敬を集めています。
境内には本殿のほかに、狐の置物が並ぶ稲荷神社をはじめとする複数の境内摂末社があり、さまざまな形でお参りができることが特徴です。撫で石や狛犬など、参拝方法も多彩です。
年中行事
小岩神社では、毎年6月30日と12月31日に茅の輪くぐりが行われます。茅の輪くぐりは罪やけがれを祓う伝統行事で、茅で作られた大きな輪をくぐることで厄を払い、無病息災を祈願します。年末に茅の輪くぐりをして心を清め、新年に初詣で再訪するのもおすすめです。
初詣のポイント
家内安全や安産祈願などの個人祈祷を予約なしで受けることができます。天気が良ければ、参拝後に江戸川の河川敷まで足を伸ばして、開放的な景色を楽しむのも良いでしょう。駅から徒歩圏内で子連れでも行きやすいアクセスの良さが魅力です。
5. 宇喜田稲荷神社|元旦の獅子舞神楽奉納が見どころ

基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区北葛西4-24-16 |
| アクセス | 東京メトロ東西線「西葛西駅」から徒歩約15分 |
| 主祭神 | 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ) |
| ご利益 | 五穀豊穣、商売繁盛、家内安全 |
| 駐車場 | 正月シーズンは臨時駐車場あり(宇喜田中央公園側) |
神社の特徴
宇喜田稲荷神社は、江戸川区南部の宇喜田地域(現在の宇喜田町・北葛西・西葛西・中葛西にまたがる地域)の氏神様です。寛永20年(1643年)の創建と伝えられ、後北条氏家臣だった宇田川喜兵衛定氏によって開墾された地域を守り続けています。
境内は長い階段を登った高台に位置しており、かつて海や沼地、川があった名残を感じさせる独特の構造となっています。神楽殿もある立派な造りで、地域の信仰の中心となっています。
元旦の特別行事
元旦には神楽殿で獅子舞神楽奉納が行われ、新年を賑やかに祝います。また、同日にお焚き上げも実施されますが、対象は宇喜田稲荷神社で頒布された神札、お守り、御神矢のみとなっているため注意が必要です。お焚き上げは年一回のみの実施です。
初詣のポイント
西葛西駅から徒歩15分ほどかかり、本殿まで長い階段があるため、小さなお子様連れの場合は抱っこ紐での参拝がおすすめです。初詣シーズンには本殿まで2~30分かかることもあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。正月期間中は宇喜田中央公園側に臨時駐車場が用意されるため、車でのアクセスも可能です。
江戸川区の初詣を楽しむための豆知識
初詣の参拝作法
神社での基本的な参拝作法をおさらいしておきましょう。
- 鳥居をくぐる前に一礼
- 手水舎で手と口を清める
- 賽銭を入れる
- 二拝二拍手一拝(二度深くお辞儀、二度柏手を打つ、一度深くお辞儀)
- 鳥居を出る前に振り返って一礼
混雑を避けるコツ
三が日の混雑を避けたい場合は、以下の時間帯がおすすめです。
- 元旦の早朝(午前6時~8時頃)
- 三が日の夕方以降(午後4時以降)
- 松の内期間(1月7日まで)の平日
なお、江戸川区の神社は多くが住宅街に位置しているため、大規模な観光神社に比べると比較的落ち着いて参拝できる傾向にあります。
氏神様への参拝の大切さ
初詣は有名な大きな神社に行くことが多いですが、自分が住んでいる地域を守ってくださっている氏神様(産土様)に参拝することも大切です。氏神様に前年を無事に過ごせた感謝を伝え、新年の挨拶と平安の祈願をすることで、地域との繋がりも深まります。
まとめ|2026年は江戸川区の神社で心新たな一年を
江戸川区には、それぞれに特色を持った魅力的な神社が数多く存在します。今回ご紹介した5つの神社は、いずれも地域に根ざした歴史と伝統を持ち、初詣にふさわしいスポットです。
区内最古の篠崎浅間神社で家族の安全を祈る、厄除けで有名な新小岩香取神社で新年の厄払いをする、壮麗な社殿の平井諏訪神社で勝運を祈願する、由緒ある小岩神社でさまざまなご利益を授かる、そして宇喜田稲荷神社で元旦の獅子舞を楽しむ――。どの神社も、それぞれの良さがあります。
2026年の初詣は、ぜひ江戸川区の神社を訪れて、地域の歴史と文化に触れながら、心新たな一年のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。