【2026】徳島県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

徳島県

【2026】徳島県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

はじめに

2026年の新しい年の始まりは、徳島県の由緒ある神社仏閣で初詣をしてみませんか。四国八十八箇所霊場の札所や阿波国一之宮など、徳島県には歴史と格式を誇る初詣スポットが数多く存在します。

本記事では、県内屈指の参拝者数を誇る定番スポットから、地元の人々に愛される穴場まで、2026年におすすめの初詣スポット7選を詳しくご紹介します。各スポットの特徴やご利益、アクセス情報、混雑状況などを網羅的に解説していますので、ぜひ初詣の計画にお役立てください。

徳島県の初詣の特徴

徳島県の初詣スポットには、四国遍路文化と深く結びついた寺院が多いことが大きな特徴です。特に四国八十八箇所霊場の札所は、お遍路さんだけでなく初詣の参拝者にも人気があります。

また、阿波国一之宮である大麻比古神社をはじめ、交通安全や厄除けなど、特定のご利益で全国的に知られる神社仏閣が多いのも徳島県の特徴です。県南部の薬王寺は厄除けの寺として、立江寺は安産祈願の寺として、それぞれ全国から多くの参拝者を集めています。

【定番】大麻比古神社(鳴門市)

大麻比古神社
大麻比古神社は、徳島県で最も参拝者数が多い初詣スポットです。阿波国・淡路国の総鎮守として古くから信仰を集め、地元では「大麻さん」「おあさはん」の愛称で親しまれています。

ご利益と特徴

御祭神として大麻比古大神と猿田彦大神をお祀りしており、特に交通安全・厄除け・開運のご利益で知られています。境内には樹齢1000年以上と言われる御神木の大楠があり、パワースポットとしても人気です。右手をかざすとマイナスのパワーを手放すことができ、左手をかざせばパワーをもらえるといわれています。

初詣の見どころ

約1kmにわたって続く参道は荘厳な雰囲気があり、朱色の橋「祓川橋」を渡ると神域に入ります。この橋の下を流れる川で、かつては禊をしてから参拝していたという歴史があります。拝殿前の狛犬は、かわいい前掛けをしていることで有名で、定期的に衣替えをしているのも見どころの一つです。

初詣の混雑状況

例年、正月三が日で約25万~30万人が訪れる徳島県最大級の初詣スポットです。特に元日の午前0時から午前中、および三が日の10時~15時頃は非常に混雑します。

周辺道路では大規模な交通規制が実施され、駐車場も早い時間に満車となります。祓川橋から南方の道路は1月5日まで毎日9時~18時に車両通行禁止となるため、注意が必要です。比較的混雑を避けたい場合は、早朝や夕方以降、または4日以降の参拝がおすすめです。

初詣行事

  • 若水奉献:1月1日0時~(一番水を汲み神前に備える)
  • 歳旦祭:1月1日6時~(国家安泰と繁栄を祈念)
  • 氏子崇敬者隆昌、交通安全祈願祭:1月2日10時~

基本情報

住所 徳島県鳴門市大麻町板東字広塚13
電話 088-689-1212
開門時間 12月~2月 6:30~16:30
3月~11月 6:00~17:00
※初詣期間は特別時間
祈祷受付 9:00~16:00(30分間隔)
駐車場 無料(約1,000台)
※第一駐車場は8:00~16:00
アクセス 【車】高松自動車道・板野ICから約10分、藍住ICから約15分、鳴門ICから約20分
【電車】JR高徳線「板東駅」から徒歩約15~20分
【バス】徳島バス「霊山寺前」下車、徒歩約20分

【定番】薬王寺(海部郡美波町)

薬王寺
薬王寺は、四国八十八箇所霊場第23番札所であり、厄除けの寺として全国的に有名です。徳島県南部を代表する初詣スポットとして、例年約13万人が訪れます。

ご利益と特徴

本尊は厄除薬師如来で、厄除け・無病息災・病気平癒のご利益があります。弘法大師が42歳のとき、自分と衆生の厄除けを祈願して本尊を彫造したと伝えられており、平城天皇、嵯峨天皇、淳和天皇の3代にわたって厚く帰依されました。

厄坂での厄払い

薬王寺最大の特徴は「厄坂」と呼ばれる石段です。仁王門から本堂へ向かう石段は3つに分かれており、女厄坂33段、男厄坂42段、男女還暦厄坂61段からなっています。

各石段の下には『薬師本願経』の経文が書かれた小石が埋め込まれており、参拝者は一段ごとにお賽銭をあげながら登ることで厄を落とすことができます。初詣時には、多くの硬貨で石段が埋め尽くされる光景が見られます。

初詣の見どころ

本堂へ登り切った場所には、高さ29mの朱色の「瑜祇塔」がそびえ立ちます。また、本堂には「後向き薬師」と呼ばれる秘仏があり、火災の際に自ら飛び去って難を逃れたという伝説が残っています。境内の「肺大師」では、ラジウムを含んだ霊水が湧き出ており、病気平癒を願う参拝者が訪れます。

初詣の混雑状況

正月三が日は混雑しますが、大麻比古神社ほどではありません。それでも日中は参拝者が多いため、早朝や夕方が比較的スムーズです。JR日和佐駅から徒歩10分とアクセスが良く、駅の隣には「道の駅日和佐」もあるため、公共交通機関での参拝もおすすめです。

基本情報

住所 徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
電話 0884-77-0023
参拝時間 12月31日~1月1日 終日
1月2日以降 8:00~17:00
駐車場 無料(約350台)
門のすぐ前にあり境内まですぐ
アクセス 【車】徳島自動車道・徳島ICから約1時間30分
【電車】JR牟岐線「日和佐駅」から徒歩約10分
【バス】徳島バス「薬王寺前」下車すぐ

【定番】霊山寺(鳴門市)

霊山寺
霊山寺は、四国八十八箇所霊場の第1番札所として知られ、お遍路のスタート地点であると同時にゴールでもあります。地元では「一番さん」の愛称で親しまれており、初詣スポットとしても人気があります。

ご利益と特徴

本尊は釈迦如来で、開運・願望成就・諸願成就のご利益があります。約1300年前に聖武天皇の勅願で行基が開いた古刹で、弘法大師が修行に訪れ「霊山寺」と名付けたと伝えられています。

初詣の見どころ

風格ある仁王門をくぐると、錦鯉が優雅に泳ぐ放生池が迎えてくれます。本堂の天井にはダイナミックな龍の天井画が描かれており、多数の灯籠が吊るされた美しく幽玄な空間が広がっています。

1番札所にふさわしく、境内の売店では納経帳や遍路用の衣装、金剛杖、菅笠などの巡礼用品が豊富に揃っており、お遍路を始めたい方にとっても便利なスポットです。

初詣の混雑状況

大麻比古神社のすぐ近くにあるため、初詣期間中は多くの参拝者が訪れますが、境内は比較的広いため、極端な混雑は少なめです。大麻比古神社とセットで参拝する人も多く見られます。

初詣行事

毎年2月3日には節分・開運星祭り祈願が行われます。

基本情報

住所 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
電話 088-689-1111
参拝時間 7:00~17:00(納経所)
駐車場 無料(約100台)
寺のすぐ横と本堂横
アクセス 【車】高松自動車道・板野ICから約10分
【電車】JR高徳線「板東駅」から徒歩約10分
【バス】徳島バス「霊山寺前」下車すぐ

【穴場】王子神社(徳島市)

王子神社
王子神社は、徳島県文化の森総合公園内に鎮座する神社で、「猫神さん」として親しまれているユニークなスポットです。月替わりの御朱印が人気で、SNS映えする神社としても注目を集めています。

ご利益と特徴

御祭神は天津日子根命(アマツヒコネノミコト)で、開運・合格祈願・商売繁盛・学業成就のご利益があります。社殿の奥には「さすり猫」が祀られており、心願成就のご利益があるといわれています。

鎌倉時代のご鎮座といわれ、500年以上の歴史があります。徳島藩の家老・長谷川奉行家に代々崇敬されてきた由緒ある神社です。

初詣の見どころ

境内には猫をモチーフにした装飾が随所に見られ、月替わりのかわいい猫デザインの御朱印が大人気です。2月22日の「猫の日」や阿波踊りシーズンには、限定御朱印も頒布されます。

文化の森総合公園内にあるため、初詣の後は公園内の散策や図書館・博物館の見学も楽しめます。

初詣の混雑状況

大規模な神社ではないため、初詣期間中も比較的落ち着いて参拝できる穴場スポットです。駐車場は文化の森総合公園の駐車場を利用できるため、車でのアクセスも便利です。

基本情報

住所 徳島県徳島市八万町向寺山55(徳島県文化の森総合公園内)
電話 088-668-6915
参拝時間 9:00~17:00(社務所)
駐車場 文化の森総合公園駐車場を利用(無料)
アクセス 【車】徳島自動車道・徳島ICから約15分
【バス】徳島市営バス「文化の森」下車すぐ

【穴場】津峯神社(阿南市)

津峯神社
津峯神社は、標高284mの津峯山の山頂に鎮座する神社で、初日の出スポットとしても有名です。橘湾を一望できる絶景と、延命長寿のご利益で知られています。

ご利益と特徴

御祭神は賀志波比売大神(カシハヒメノオオカミ)で、延命長寿・開運・病気平癒・海上安全のご利益があります。主として人の寿命を司り、一日に一人の命を助けるという御神徳があるとされ、地域で厚く信仰されています。

初詣の見どころ

山頂からの眺望は素晴らしく、橘湾や阿南市の田畑、海岸線を一望できます。晴れた日には鳴門海峡や和歌山まで見渡せることもあります。境内にはSNS映えする「花笑み絵馬」やウォールアートの絵馬かけがあり、若い世代にも人気です。

8合目までは津峯スカイライン(普通車往復600円)で快適にアクセスでき、駐車場から山頂までは参詣リフト(往復500円)または石段300段で登ることができます。

初詣の混雑状況

景勝地ということもあり、初日の出を見に多くの参拝者が訪れますが、山頂という立地のため大混雑することは少なめです。元日の早朝は初日の出目当ての参拝者で賑わいます。

基本情報

住所 徳島県阿南市津乃峰町東分343
電話 0884-27-0078
参拝時間 9:00~17:00(受付)
津峯スカイライン 6:00~22:00
普通車往復600円
参詣リフト 往復500円
駐車場 8合目に約250台(無料)
アクセス 【車】阿南駅から約15分、徳島自動車道・徳島ICから約40分
【電車】JR牟岐線「阿波橘駅」から登山口まで徒歩3分(登山の場合)

【穴場】立江寺(小松島市)

立江寺
立江寺は、四国八十八箇所霊場第19番札所で、「子安の地蔵尊」として安産祈願で全国的に有名な寺院です。「四国の総関所」「阿波の関所」としても知られています。

ご利益と特徴

本尊は延命地蔵菩薩で、安産祈願・子授け・子育て・家内安全・病気平癒のご利益があります。天平19年(747年)に聖武天皇の勅命により、光明皇后の安産を祈願して建立されたという由緒があり、今も安産を祈願する人の姿が絶えません。

行基が光明皇后の安産を祈るため、5.5cmほどの小さな黄金の「子安の地蔵さん」を彫造し、これを本尊としました。後に弘法大師が1.9mの大きな延命地蔵像を彫造し、その胎内に行基の彫った本尊を納めたと伝えられています。

初詣の見どころ

昭和52年に再建された本堂の格天井画286枚は、東京芸術大学の教授等により花鳥風月などが描かれており、昭和の日本画を代表する文化財として高く評価されています。豪華絢爛な内陣の絵天井は比類ないものとして有名です。

毎週土曜日13時から安産護摩祈祷が執り行われており、安産腹帯やお守りの授与も行っています。

初詣の混雑状況

初詣期間中は参拝者で賑わいますが、境内は広いため比較的ゆったりと参拝できます。JR立江駅から徒歩約5分とアクセスが良いため、公共交通機関での参拝もおすすめです。

基本情報

住所 徳島県小松島市立江町若松13
電話 0885-37-1019
参拝時間 7:00~17:00(納経所)
駐車場 無料(約100台)
アクセス 【車】徳島自動車道・徳島ICから約25分
【電車】JR牟岐線「立江駅」から徒歩約5分
【バス】徳島バス立江線「立江小学校前」下車徒歩約5分

【穴場】成田山徳島分院光輪寺(鳴門市)

成田山徳島分院光輪寺
成田山徳島分院光輪寺は、千葉県の大本山成田山新勝寺の分院として1916年に創建された真言宗智山派の寺院です。「四国の成田山」「鳴門のお不動さん」として古くから親しまれています。

ご利益と特徴

本尊は不動明王で、家内安全・商売繁盛・海上安全・所願成就のご利益があります。瀬戸内海国立公園内に境内があることから、海全般のご利益もあるとされています。

初詣の見どころ

本堂からの景観が見事で、瀬戸内海を一望できる絶景スポットとしても知られています。新年を迎えるにふさわしい清々しい景色が広がります。

例年約15万人の参拝者が訪れ、元日の午前0時、2日・3日は9時から「初詣護摩祈祷」と「御祈祷法楽」が行われます。

初詣の混雑状況

正月三が日は多くの参拝者で賑わいますが、境内は比較的広く、大麻比古神社ほどの混雑はありません。海沿いの高台にあるため、景色を楽しみながらゆったりと参拝できます。

基本情報

住所 徳島県鳴門市瀬戸町北泊字北泊528-43
電話 088-687-1322
参拝時間 常時開放
駐車場 あり(無料)
アクセス 【車】神戸淡路鳴門自動車道・鳴門北ICから約10分
JR鳴門駅から約15分

徳島県の初詣を楽しむためのポイント

混雑を避けるコツ

徳島県の主要な初詣スポット、特に大麻比古神社と薬王寺は正月三が日に参拝者が集中します。混雑を避けたい場合は、以下の時間帯がおすすめです。

  • 早朝(6時~8時頃)
  • 夕方以降(16時以降)
  • 1月4日以降の平日

また、「松の内」(1月7日まで)の期間内であれば初詣として扱われますので、三が日にこだわらず日程をずらすことも検討してみてください。

交通アクセスについて

正月三が日の大麻比古神社周辺への自家用車でのアクセスは極力避けることをおすすめします。大規模な交通規制が実施され、駐車場も早朝に満車となり、周辺道路は大渋滞が発生します。

可能であれば公共交通機関を利用するか、徒歩やタクシーでのアクセスを検討しましょう。薬王寺はJR日和佐駅から徒歩10分、霊山寺はJR板東駅から徒歩10分とアクセスが良好です。

服装と持ち物

徳島県は四国の中では比較的温暖ですが、1月は冬の寒さが厳しい時期です。特に山頂にある津峯神社や海沿いの光輪寺は風が強いことがあるため、防寒対策をしっかりしていきましょう。

また、薬王寺の厄坂や津峯神社の石段など、階段を登る場合は歩きやすい靴が必須です。厄坂で一段ごとにお賽銭をあげる場合は、小銭を多めに用意しておくと便利です。

複数スポットを巡る場合

鳴門市周辺には大麻比古神社、霊山寺、光輪寺が比較的近くにあるため、一日で複数のスポットを巡ることも可能です。ただし、正月三が日は混雑が予想されるため、時間に余裕を持った計画を立てることをおすすめします。

まとめ

徳島県には、阿波国一之宮の大麻比古神社や厄除けの薬王寺、四国遍路のスタート地点である霊山寺など、歴史と格式を誇る初詣スポットが数多く存在します。

定番の大規模スポットでは多くの参拝者と共に新年の祈りを捧げることができ、穴場スポットでは落ち着いた雰囲気の中でゆったりと参拝を楽しめます。それぞれの神社仏閣が独自のご利益や特徴を持っているため、自分の願いに合わせて参拝先を選ぶことができます。

2026年の初詣は、徳島県の由緒ある神社仏閣で、新しい年の幸せと健康を祈願してみてはいかがでしょうか。本記事が皆様の初詣計画の参考になれば幸いです。良い一年になりますように。

  • この記事を書いた人
ひまじのお参り

ひまじのお参り

ひまじのお参りは、全国の寺社仏閣情報をわかりやすく紹介する情報サイトです。 初詣や縁結び、御朱印、参拝マナーといった神社やお寺の知って得する豆知識も満載。 「ひまじのお参り」で新しいご縁と出会える参拝の旅へ。

-徳島県
-