2026年、新年幕開けに訪れたい栃木県の初詣スポットをご紹介します。
世界遺産の日光東照宮から、厄除けで有名な佐野厄除け大師、縁結びのパワースポット足利織姫神社まで、定番から穴場まで網羅的にご紹介。2026年の初詣計画にぜひお役立てください。
栃木県の初詣の魅力
栃木県は関東でも有数の初詣スポットが集まる地域です。日光エリアをはじめ、古くから山岳信仰が深く根付いており、修験道の聖地もあることから、各地域にさまざまな神社・寺院が数多く存在しています。
周囲を山岳や河川に囲まれている地域であることから、大自然のエネルギーを感じながら初詣ができるのも栃木ならではの魅力です。豊かな自然と荘厳な寺社仏閣が組み合わさった神秘的な空間は、多くの参拝客から愛されています。
1. 佐野厄除け大師(惣宗寺)|関東三大師の厄除けパワースポット

基本情報
関東三大師の一つとして知られる佐野厄除け大師は、栃木県内でも最大級の人気初詣スポットです。正式名称は惣宗寺(そうしゅうじ)で、944年に藤原秀郷により開基されたと伝えられる歴史ある寺院です。
毎年約100万人もの参拝客が訪れ、初詣期間中には境内や寺周辺に50〜60軒もの屋台が立ち並び、大変賑やかな雰囲気に包まれます。
ご利益と特徴
厄除け・方位除けの祈願寺として特に有名で、交通安全、身体安全、家内安全、商売繁盛、合格祈願、水子供養などあらゆる祈願に対応しています。厄除元三慈恵大師を安置し、厄除けのご利益は関東随一と評されています。
「魔除けの御札」は角大師と呼ばれ、鬼の姿となって厄神をはらうお大師様の姿を描いたもので、1000年前の伝説に由来する人気のお守りです。家の外壁に南・東・東南を向くように貼ることで、外からの厄災を跳ね返すとされています。
初詣情報
初詣期間は1月1日〜31日で、参拝は終日可能です。厄除・方位除祈願の受付時間は日によって異なるため、公式サイトでの確認をおすすめします。
祈願料は3,000円(1回のみ)、5,000円(毎月祈願)、10,000円(毎日祈願)、30,000円・50,000円(特別祈願)の5種類があり、それぞれ祈願回数や内容が異なります。
混雑状況と穴場時間
三が日の11時〜14時頃が最も混雑します。混雑を避けたい方は早朝(6時〜8時)や夕方以降がおすすめです。2026年は1月4日が日曜日にあたるため、例年以上の混雑が予想されます。確実に混雑を避けたい場合は1月5日(月)以降の平日を狙いましょう。
アクセス
JR両毛線「佐野駅」または東武佐野線「佐野市駅」から徒歩約15分です。車の場合は東北自動車道「佐野藤岡IC」から約10分。初詣期間中は交通規制があり、周辺道路が歩行者専用になる時間帯があるため、公共交通機関の利用が便利です。
詳細情報
| 正式名称 | 惣宗寺(そうしゅうじ) |
|---|---|
| 住所 | 〒327-0015 栃木県佐野市金井上町2233 |
| 電話番号 | 0283-22-5229 |
| 参拝時間 | 終日参拝可能(厄除・方位除祈願の受付時間は日により異なる) |
| 拝観料 | 無料(祈願は別途料金) |
| 駐車場 | あり(初詣期間中は周辺に臨時駐車場多数) |
| 公式サイト | https://sanoyakuyokedaishi.or.jp/ |
2. 宇都宮二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)|栃木県2位の人気スポット

基本情報
宇都宮二荒山神社は、353年創建と伝えられる1600年を超える歴史を持つ神社で、地元では「二荒さん」「ふたあらさん」の愛称で親しまれています。栃木県内では2番目に多い約35万人の参拝客が訪れる人気の初詣スポットです。
宇都宮市の中心部、標高135mの明神山(神明山)と呼ばれる小高い丘に鎮座し、JR宇都宮駅から大通りを歩いて約20分の好立地にあります。
ご利益と特徴
主祭神は豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)で、毛野國(現在の栃木県、群馬県)を拓かれた宇都宮の始祖として崇敬されています。福徳開運、家内安全、疫病退散などのご利益があります。
樹齢400年の栃木県産ケヤキでできた大きな鳥居が目印で、境内には相殿の大国様・恵比寿様も祀られており、「お姿絵御朱印」も人気です。
初詣情報
元日には午前6時から歳旦祭が行われ、初詣祈祷も実施されます。また、1月3日午前8時30分からは元始祭が行われます。
混雑状況とアクセス
三が日は特に混雑しますが、市街地にあるためアクセスは良好です。JR宇都宮駅から徒歩約20分、またはバスで「馬場町」下車すぐです。
詳細情報
| 正式名称 | 宇都宮二荒山神社(うつのみやふたあらやまじんじゃ) |
|---|---|
| 住所 | 〒320-0026 栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1 |
| 電話番号 | 028-622-5271 |
| 参拝時間 | 終日参拝可能 |
| 拝観料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(約100台) |
| 公式サイト | http://futaarayamajinja.jp/ |
3. 古峯神社(ふるみねじんじゃ)|天狗の宿として知られる霊験あらたかな神社

基本情報
古峯神社は、鹿沼市の大芦川の源流に近く、深い森に囲まれた山間に鎮座する神社です。日光開山の祖である勝道上人の修行地であった由緒から、修験道の道場ともされており、「日光発祥の地」とも呼ばれています。
神使である天狗が飛翔して崇敬者にふりかかる災厄を除災するという信仰から「天狗の宿」として知られ、関東はもとより東北にも広がる信仰圏を持っています。
ご利益と特徴
日本武尊を祀り、開運、火防(火伏せ)をはじめ、海上守護、五穀豊穣、交通安全、営業繁栄、身体健全など、あらゆる心願成就を導くとされています。
天狗の図柄の御朱印は約30種類もあり、一つひとつ丁寧に描かれるため記帳には30〜40分かかることもあります。人気の図柄は数カ月待ちになることも。お急ぎの方は印刷された図柄から好きなものを選ぶこともできます。
特別な体験
日常を離れて身を清め心を安らかに鎮める参籠(宿泊施設)があり、宿泊者は翌朝一番の御祈祷に参列できます。16時30分〜17時頃には巫女による舞が奉奏されるため、早めの到着がおすすめです。
また、大芦川の清流を引いた広大な日本庭園「古峯園」では、四季折々の風景を楽しめます。茶室での抹茶や茶店での食事も楽しめ、参拝後にゆっくりとした時間を過ごせます。
アクセス
JR鹿沼駅からバスで約60分、東武新鹿沼駅からバスで約50分(リーバス古峰原線「古峯神社」下車)。車の場合は東北道鹿沼ICから約60分です。山間部にあるため、冬季は路面状況に注意が必要です。
御祈祷時間
8時〜17時(時間内随時)
詳細情報
| 正式名称 | 古峯神社(ふるみねじんじゃ) |
|---|---|
| 住所 | 〒322-0101 栃木県鹿沼市草久3027 |
| 電話番号 | 0289-74-2111 |
| 参拝時間 | 8:00〜17:00(祈祷時間内随時) |
| 拝観料 | 無料(古峯園は入園料300円) |
| 駐車場 | あり(無料・約400台) |
| 公式サイト | http://www.furumine-jinjya.jp/ |
4. 日光東照宮|世界遺産で迎える格式高い初詣

基本情報
江戸幕府初代将軍・徳川家康公を祀る日光東照宮は、世界遺産「日光の社寺」の一つとして国内外から注目を集める格式高い神社です。豪華絢爛な「陽明門」や国宝「眠り猫」など、歴史的価値の高い建築が多数あり、参拝だけでなく観光スポットとしても人気です。
毎年約2万3,000人が初詣に訪れ、栃木県内では2位の人気を誇ります。
ご利益と特徴
徳川家康公を主祭神として、出世運、勝負運、開運招福、商売繁盛などのご利益があるとされています。霊峰・日光連山に囲まれた神聖な空間で祈りを捧げることで、心身を清め、新しい一年を清々しい気持ちでスタートできます。
境内には「三猿」や「眠り猫」などのパワースポットが点在しており、自然や建物が持つエネルギーを感じられる場所として人気です。
初詣情報
元日は午前0時から1時30分まで陽明門前まで特別開門され、参拝できます(ライトアップやおふるまいはありません)。通常参拝は午前9時〜午後4時(最終入場午後3時30分)です。
新年特別祈祷は午前9時〜午後3時に受付しています。初詣期間中の御朱印は、予め用意した御朱印紙をお頒ちする形式となり、御朱印帳への記帳は行っていません。御朱印授与の最終受付は午後3時30分です。
正月縁起物(熊手・破魔矢・絵馬・開運おみくじ)は五重塔前特設テント内にて1月8日頃まで頒布されます。
混雑状況
混雑のピークは元日の午前0時〜1時30分、および三が日の午前9時〜午後5時です。混雑を避けたい方は早朝(開門直後)や1月4日以降の平日がおすすめです。周辺道路や駐車場も混雑するため、公共交通機関の利用が便利です。
アクセス
JR日光駅または東武日光駅から東武バス「中禅寺湖」方面行きで約7分、「西参道」下車後徒歩約10分。車の場合は日光宇都宮道路「日光IC」から約3km約8分です。
拝観料
大人・高校生:1,300円、小中学生:450円
詳細情報
| 正式名称 | 日光東照宮(にっこうとうしょうぐう) |
|---|---|
| 住所 | 〒321-1431 栃木県日光市山内2301 |
| 電話番号 | 0288-54-0560 |
| 参拝時間 | 4月〜10月:8:00〜17:00、11月〜3月:8:00〜16:00 元日:0:00〜1:30、9:00〜16:00 |
| 拝観料 | 大人・高校生:1,300円、小中学生:450円 |
| 駐車場 | 周辺に有料駐車場多数あり |
| 公式サイト | https://www.toshogu.jp/ |
5. 足利織姫神社|229段の石段を登って縁結び祈願

基本情報
足利織姫神社は、織姫山の中腹に位置する縁結びで有名なパワースポットです。1705年に機織りの神社として遷宮されたのが始まりで、2014年には「恋人の聖地」「日本夜景遺産」に認定されました。
国の登録有形文化財に指定されている朱塗りの社殿は京都・宇治の平等院鳳凰堂をモデルにしたとされ、「陸の竜宮城」と称されるほどの美しさです。
ご利益と特徴
機織りを司る天御鉾命(あめのみほこのみこと)と織女の天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)を祀っており、経糸と緯糸を織りあわせて織物となることから、縁結びのご利益があるとされています。
結びつける縁は男女の仲だけでなく、人・健康・知恵・人生・学業・仕事・経営といった「七つの御神徳」があり、さまざまなご縁を結ぶといわれています。また、織物産業の神様としても崇敬されています。
境内には「愛の鐘」があり、二人で鐘を鳴らすと幸せになれるというジンクスがあります。
七色の鳥居
一の鳥居から続く229段の急な階段は「男坂」、緩やかなスロープの「女坂」には七色の鳥居が設けられています。それぞれの鳥居は「よき人(赤)」「よき健康(黄)」「よき知恵(緑)」「よき人生(青)」「よき学業(若草色)」「よき仕事(朱)」「よき経営(紫)」のご縁を取り持つとされています。
229段の階段を登って参拝すると願いが叶うといわれており、行きは男坂を登り、帰りは七色の鳥居をくぐりながら女坂を降りるルートがおすすめです。
初詣情報
元日には初日の出を拝む会が開催されます。社務所の営業時間は9時〜16時で、境内は自由に参拝できます。社殿は17時〜24時までライトアップされており、夜景も楽しめます。
眺望
高台に位置するため、足利市街を一望でき、天候が良ければ関東平野や東京スカイツリーまで見えることもあります。初日の出スポットとしても知られています。
アクセス
JR両毛線「足利駅」から徒歩約30分、または東武伊勢崎線「足利市駅」から徒歩約30分です。車の場合は北関東自動車道「足利IC」から約10分で、織姫公園内に駐車場があります。
詳細情報
| 正式名称 | 足利織姫神社(あしかがおりひめじんじゃ) |
|---|---|
| 住所 | 〒326-0817 栃木県足利市西宮町3889 |
| 電話番号 | 0284-22-0313 |
| 参拝時間 | 境内自由(社務所:9:00〜16:00) |
| 拝観料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(織姫公園駐車場・無料) |
| 公式サイト | https://www.orihimejinjya.com/ |
| ライトアップ | 17:00〜24:00(社殿) |
6. 太平山神社(おおひらさんじんじゃ)|約1,000段の石段を登る関東平野一望の神社

基本情報
太平山神社は、標高341mの太平山の山頂付近に鎮座する神社で、827年に慈覚大師円仁により創建されたと伝えられています。約1,000段に及ぶ長い表参道の石段が名物で、古くから太平山の頂上から栃木市を見守る神社として信仰を集めてきました。
天正12年(1584年)には北条氏と皆川氏の古戦場となり、幕末元治元年には水戸天狗党が本陣を置いた歴史的な場所でもあります。
ご利益と特徴
瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)をはじめ、境内には20社以上もの社が建てられており、交通安全、金運、厄除け、安産など、それぞれ異なるご利益があります。
特に交通安全のお守りが有名で、名前とナンバーを書き入れてもらう自分専用のお守りが人気です。
景色と名物
境内からは関東平野を一望でき、天候が良ければ筑波山や富士山も見えることがあります。初日の出スポットとしても人気で、元日には多くの参拝客が訪れます。
参道には太平山三大名物として知られる「焼き鳥」「玉子焼き」「お団子」を提供する茶屋が複数あり、参拝後に景色を楽しみながら名物を味わうのもおすすめです。
初詣情報
元日には歳旦祭が行われ、境内で太鼓が鳴り響きます。毎年、太平山神社または神明宮神社のどちらかで太鼓が鳴る伝統があります。
初詣期間中は正月限定の御朱印も授与されています。通常の御朱印は2面のもの(1,000円)と1面のもの(300円)の2種類があります。
アクセス
JR両毛線「栃木駅」からバスで約15分。車の場合は東北道栃木ICから約10分で、中腹の謙信平に無料駐車場があります。そこから徒歩約10分で神社に到着します。
表参道の石段約1,000段を下から登る本格的な参拝も可能ですが、体力に自信のない方は車で謙信平まで行くのがおすすめです。
詳細情報
| 正式名称 | 太平山神社(おおひらさんじんじゃ) |
|---|---|
| 住所 | 〒328-0054 栃木県栃木市平井町659 |
| 電話番号 | 0282-22-0227 |
| 参拝時間 | 終日参拝可能 |
| 拝観料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(謙信平無料駐車場) |
| 公式サイト | https://www.ohirasanjinja.rpr.jp/ |
7. 日光山輪王寺|1,250年の歴史を持つ天台宗の古刹

基本情報
日光山輪王寺は、勝道上人により日光山に開かれた天台宗の寺院で、世界遺産に登録されている「日光の社寺」の一つです。栃木県内でも特に長い歴史を有しており、三仏堂には高さ7.5mの三体の大仏様(千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音)が安置されています。
ご利益と初詣行事
厄除け、家内安全、商売繁盛などのご利益があるとされています。初詣シーズンには賑やかな「福来い囃子」が流れる境内で、年のはじめの福を授かることができます。
元日の午前0時からは新春祈祷が行われ、全山の僧侶が密教修法や読経による儀式を行います。12月31日の午後11時45分からは本堂(三仏堂)の前で「野天大護摩供」が実施され、日光山の山伏が野天の大護摩を焚き上げます。三仏堂の屋根よりも高く立ちのぼる護摩の煙と炎に祈りを込めて、一年間の災厄を焼き払い、開運を願う勇壮な儀式です。
1月1日〜7日には修正会が行われ、除夜から元旦にかけて本堂前で採灯大護摩供も修されます。また、1月3日午前0時からは外山毘沙門天縁日が開催されます(外山毘沙門天堂・紫雲閣)。
拝観料
三仏堂単独拝観券:400円、大猷院単独拝観券:550円、三仏堂・大猷院・宝物殿セット券:1,000円
アクセス
JR日光駅または東武日光駅から東武バス「中禅寺湖」方面行きで約5分、「神橋」または「大猷院・二荒山神社前」下車。日光東照宮に隣接しており、日光の社寺巡りとあわせての参拝がおすすめです。
詳細情報
| 正式名称 | 日光山輪王寺(にっこうさんりんのうじ) |
|---|---|
| 住所 | 〒321-1494 栃木県日光市山内2300 |
| 電話番号 | 0288-54-0531 |
| 参拝時間 | 4月〜10月:8:00〜17:00、11月〜3月:8:00〜16:00 |
| 拝観料 | 三仏堂:400円、大猷院:550円、セット券:1,000円 |
| 駐車場 | 周辺に有料駐車場あり |
| 公式サイト | https://www.rinnoji.or.jp/ |
初詣参拝のマナーと注意点
参拝の基本マナー
神社では二礼二拍手一礼が基本です。鳥居をくぐる前に一礼し、手水舎で手と口を清めてから参拝しましょう。お寺の場合は拍手は行わず、静かに合掌して祈ります。
服装について
1月の栃木県は寒さが厳しいため、しっかりとした防寒対策が必要です。特に山間部の神社(古峯神社、太平山神社など)は市街地より気温が低いため、厚手のコートや手袋、マフラーなどを用意しましょう。
石段を登る神社(足利織姫神社、太平山神社)は、滑りにくく歩きやすい靴を選ぶことが大切です。
混雑回避のコツ
三が日は多くの神社で混雑が予想されます。特に元日の午前中と三が日の11時〜15時頃が最も混み合う時間帯です。混雑を避けたい方は、早朝(開門直後)や夕方以降、または1月4日以降の平日がおすすめです。
2026年は1月4日が日曜日にあたるため、この日も混雑が予想されます。確実に混雑を避けたい場合は1月5日(月)以降を狙いましょう。
駐車場について
人気の初詣スポットは三が日の駐車場が大変混雑します。可能な限り公共交通機関の利用をおすすめします。車で行く場合は、早朝に到着するか、事前に駐車場情報を確認しておきましょう。
栃木県初詣スポット比較表
| 神社・寺院名 | 参拝者数 | 主なご利益 | 特徴 | アクセス |
|---|---|---|---|---|
| 佐野厄除け大師 | 約100万人 | 厄除け、方位除け、交通安全 | 関東三大師、屋台多数 | JR佐野駅から徒歩15分 |
| 宇都宮二荒山神社 | 約35万人 | 福徳開運、家内安全 | 1600年の歴史、市街地アクセス良好 | JR宇都宮駅から徒歩20分 |
| 古峯神社 | 非公開 | 開運、火伏、交通安全 | 天狗の宿、30種類の御朱印 | JR鹿沼駅からバス60分 |
| 日光東照宮 | 約2万3千人 | 出世運、勝負運、開運招福 | 世界遺産、豪華絢爛な建築 | 東武日光駅からバス7分 |
| 足利織姫神社 | 非公開 | 縁結び、七つの御神徳 | 恋人の聖地、229段の石段 | JR足利駅から徒歩30分 |
| 太平山神社 | 非公開 | 交通安全、金運、厄除け | 1,000段の石段、関東平野一望 | JR栃木駅からバス15分 |
| 日光山輪王寺 | 非公開 | 厄除け、家内安全、商売繁盛 | 世界遺産、7.5mの大仏 | 東武日光駅からバス5分 |
エリア別おすすめ初詣スポットと周辺観光
県央エリア(宇都宮市周辺)
宇都宮二荒山神社周辺の楽しみ方
宇都宮二荒山神社は市街地の中心部に位置し、初詣の後は徒歩圏内でグルメやショッピングを楽しめる好立地が魅力です。
餃子の街として知られる宇都宮では、初詣の後に本場の餃子を味わうのが定番コースです。二荒山神社から大通り沿いには、「みんみん」「正嗣」などの有名店をはじめ、多数の餃子専門店が軒を連ねています。焼き餃子や揚げ餃子、水餃子など、店ごとに個性的な餃子を食べ比べできるのも宇都宮ならではの楽しみです。
また、初詣の帰りには「オリオン通り」や「バンバ通り」など、宇都宮の繁華街を散策するのもおすすめ。カフェや雑貨店、老舗の和菓子店なども多く、のんびりとした時間を過ごせます。
県南エリア(栃木市・佐野市・足利市)
佐野エリア:厄除け大師とアウトレットショッピング
佐野厄除け大師で初詣をした後は、佐野プレミアム・アウトレットでのショッピングがおすすめです。厄除け大師から車で約10分の距離にあり、国内外の人気ブランド約180店舗が揃う北関東最大級のアウトレットモールです。アメリカ東海岸風のおしゃれな街並みで、初詣の後のショッピングを楽しめます。
また、佐野市は「佐野ラーメン」発祥の地としても有名です。透明感のあるあっさりとしたスープと手打ちの平打ち麺が特徴で、初詣の後の食事にぴったり。「佐野市観光物産会館」では佐野ラーメンやご当地グルメを味わえるほか、お土産も豊富に揃っています。
さらに足を伸ばすなら、「出流原弁天池」もおすすめ。日本名水百選に選ばれた透明度抜群の湧水池で、神秘的な美しさを堪能できます。
足利エリア:織姫神社と足利学校
足利織姫神社での初詣の後は、日本最古の学校「足利学校」を訪れてみてはいかがでしょうか。織姫神社から車で約10分、徒歩でも約30分の距離にあります。室町時代には学生3,000人を超える規模を誇り、フランシスコ・ザビエルにより海外にも紹介された歴史ある教育施設です。江戸時代の姿を復元した建物で、当時の学問の様子を見学できます。
また、足利市街には「蔵の街」として知られる歴史的な街並みもあり、古民家カフェや伝統工芸品を扱うショップなど、散策スポットが点在しています。
栃木エリア:太平山神社と蔵の街散策
太平山神社での初詣の後は、「蔵の街」として知られる栃木市の歴史的街並みを散策するのがおすすめです。江戸時代から昭和初期にかけて建てられた見世蔵や土蔵が約100メートルにわたって連なり、小江戸とちぎの風情を味わえます。
「とちぎ山車会館」では、2年に一度開催される「とちぎ秋まつり」で使用される絢爛豪華な山車を間近で見学できます。また、「栃木市郷土参考館」や登録有形文化財の店舗なども点在しており、歴史散策を楽しめます。
太平山名物の「焼き鳥」「玉子焼き」「お団子」の三大名物を、参道の茶屋で味わうのも忘れずに。関東平野を一望しながらいただく名物グルメは格別です。
日光エリア:世界遺産巡りと温泉
日光の社寺巡り
日光東照宮と日光山輪王寺での初詣は、世界遺産「日光の社寺」を巡る特別な体験です。東照宮、輪王寺に加えて、日光二荒山神社もあわせて参拝すれば、日光三山の神仏をすべてお参りできます。三社寺は徒歩圏内にあり、半日から1日かけてじっくり巡るのがおすすめです。
参道には「日光彫」や「湯波(ゆば)」など、日光ならではのお土産店や飲食店が軒を連ねています。特に日光名物の湯波料理は、初詣の後の食事にぴったり。「明治の館」や「日光金谷ホテル」など、歴史ある洋館でのランチも人気です。
温泉でリフレッシュ
初詣と合わせて日光の温泉を楽しむのもおすすめです。日光市街地には「日光温泉」、少し足を伸ばせば「鬼怒川温泉」「湯西川温泉」など、多彩な温泉地があります。初詣と温泉を組み合わせた1泊2日プランで、新年を特別な思い出にするのも良いでしょう。
また、奥日光の「中禅寺湖」や「華厳の滝」も冬ならではの雪景色が美しく、自然の神秘を感じられるスポットです。
県北エリア(鹿沼市):古峯神社と自然散策
古峯神社周辺の楽しみ方
古峯神社は深い森に囲まれた山間部に位置し、豊かな自然に囲まれた神聖な雰囲気が魅力です。参拝後は境内にある回遊式日本庭園「古峯園」をゆっくり散策するのがおすすめ。大芦川の清流を引いた広大な庭園では、冬の凛とした空気の中で四季折々の風景を楽しめます。
園内には茶室があり、静かな雰囲気で抹茶をいただくことができます。また、茶店では地元の食材を使用した食事や甘味も楽しめ、参拝後にゆっくりとした時間を過ごせます。
帰路には鹿沼市街地に立ち寄り、「鹿沼組子」などの伝統工芸品を見学したり、「鹿沼そば」を味わうのも良いでしょう。鹿沼市は「さつき」の産地としても知られ、季節になると美しい花々を楽しめます。
まとめ
栃木県には、世界遺産から厄除けの名刹、縁結びのパワースポットまで、多彩な初詣スポットが揃っています。それぞれの神社・寺院には独自の歴史と魅力があり、ご利益も異なります。
2026年の初詣は、自分の願いや目的に合わせて参拝先を選び、マナーを守って気持ちよく新年をスタートさせましょう。混雑を避けるためには早朝や1月4日以降の平日がおすすめです。
豊かな自然と歴史ある寺社仏閣に囲まれた栃木県で、心身ともにリフレッシュできる初詣をお楽しみください。