【2026】浜松のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

2026年の初詣は浜松へ！出世と厄除けのパワースポット巡り

浜松市は「出世の街」として知られ、徳川家康公をはじめとする天下人たちが活躍した地です。
2026年の初詣では、歴史あるパワースポットで新年の願いを込めてみませんか。

この記事では、定番の人気スポットから知る人ぞ知る穴場まで、浜松エリアのおすすめ初詣スポット5選をご紹介します。

浜松の初詣スポット5選

1. 法多山 尊永寺（はったさん そんえいじ）

浜松市民に「初詣といえば法多山」と言われるほど圧倒的な支持を集める真言宗の古刹です。住所は袋井市ですが、浜松エリアから多くの参拝者が訪れます。三が日には静岡県内でもトップクラスとなる約24万人もの人出で賑わいます。

厄除け観音として名高い由緒ある寺院

神亀2年（725年）、聖武天皇の勅命により行基が開山した歴史ある寺院で、本尊の正観世音菩薩は東海随一の厄除観音として広く信仰を集めています。本堂で行われる護摩祈祷では、真言密教に伝わる厳かな儀式が1日6回修法され、あらゆる災厄を焼き尽くすとされています。

名物「厄除け団子」は必食

江戸時代から伝わる名物「厄除け団子」は、5本の串が刺さった独特の団子で、厄を落とし無病息災を願う縁起物として親しまれています。参拝後に境内のだんご茶屋で味わえるこの団子は、法多山を訪れる楽しみの一つです。樹齢数百年の杉並木の参道を歩き、お団子を買って帰るのが遠州地方の正月の定番スタイルとなっています。

2. 五社神社・諏訪神社（ごしゃじんじゃ・すわじんじゃ）

浜松駅から徒歩約10分という好立地にある、浜松市中心部を代表する神社です。

隣接していた五社神社と諏訪神社が昭和35年（1960年）に法人格を一つとして合併し、現在の形になりました。
徳川秀忠公の産土神として知られ、子守り・安産・子育ての神として人々の崇敬を集めています。

朱色の豪華絢爛な社殿が魅力

戦後の昭和57年（1982年）に再建された極彩色の社殿は、朱色が美しく青空によく映えます。街中にありながら厳かな空気が漂い、大きな狛犬の精悍な姿も見どころの一つです。初売りや買い物のついでに参拝しやすく、家族連れにも人気のスポットです。

多彩な御朱印も人気

通常の御朱印に加え、刺繍御朱印、クリア御朱印、切絵御朱印など多数の書置御朱印が用意されており、御朱印巡りをしている方にもおすすめです。オリジナルの御朱印帳も授与されています。

3. 浜松八幡宮（はままつはちまんぐう）

浜松市中心部の間近にありながら、緑あふれる鎮守の森に鎮座する歴史ある神社です。平安時代の延喜式に許部神社として記される古社で、源義家公より源氏の氏神である八幡二柱の神が勧請され、多くの武家や庶民の崇敬を集めてきました。

徳川家康公ゆかりの「雲立の楠」

最大の見どころは、境内にある御神木「雲立の楠」です。三方ヶ原の戦いで武田軍に敗れた徳川家康公が、この楠の洞穴に隠れたところ、瑞雲が立ち上り敵の目をくらませたという伝説が残っています。この逸話により武運長久（勝負運）や開運のご利益があるとされ、樹齢1000年を超える巨木から生命力をいただけます。現在この楠は静岡県の天然記念物に指定されています。

2026年を勝負の年にしたい方へ

困難を乗り越えて勝利を掴みたい方、2026年を勝負の年にしたい方に特におすすめのパワースポットです。徳川家康公が鬼門鎮護・開運招福の神として篤く信仰し、度々参拝したと伝えられています。

4. 元城町東照宮（もとしろちょうとうしょうぐう）

浜松城の前身である引間城跡に建てられた小さな神社ですが、「出世神社」として近年注目を集めているパワースポットです。徳川家康公と豊臣秀吉公、二人の天下人が訪れた場所であることから、日本最強クラスの出世運があるとされています。

二人の天下人を輩出した最強の出世スポット

引間城は徳川家康公が浜松城を築く前の居城であり、また豊臣秀吉公が16歳から3年間奉公していた場所でもあります。まだ「猿」と呼ばれていた若き日の秀吉が、引間城で猿まねをして城主の家族を笑わせたという史実も残っています。この二人が無名時代に唯一交差した地点であり、ここを拠点に二人の人生が大きく変わったことから、出世のパワースポットとして信仰されています。

二公像の間で写真撮影がおすすめ

境内には徳川家康公と豊臣秀吉公の若き日のブロンズ像が建てられており、その間に立って写真を撮ると出世すると言われています。仕事での昇進やキャリアアップ、成功を強く願うビジネスマンにとって必ず参拝しておきたい聖地です。また、ハート型の掘り込みのある石燈籠が恋愛成就のパワースポットとしても人気を集めています。

5. 井伊谷宮（いいのやぐう）

浜松市浜名区の井伊谷にある、後醍醐天皇の皇子・宗良親王を祀る格式高い神社です。明治5年（1872年）に明治天皇の思し召しにより御鎮座し、翌年には官弊中社という高い格式を与えられました。大河ドラマ「おんな城主 直虎」ゆかりの地としても知られています。

学問・芸術・長寿の神様

御祭神の宗良親王は、南北朝時代に一品中務卿征東将軍として活躍した皇族であり、和歌の名手としても知られています。準勅撰「新葉和歌集」や「李花集」の編纂にも携わったことから、学問・芸術・長寿の神様として信仰されています。受験生や学業成就を願う方に特におすすめです。

静寂と自然に包まれた境内

隣接する龍潭寺と比べて静かで落ち着いた雰囲気が魅力です。本殿の裏側には宗良親王の御陵がある森が広がっており、歴史的情緒を感じながら心静かに参拝できます。境内には絵馬資料館もあり、見ごたえがあります。

浜松の初詣を楽しむポイント

目的に合わせたスポット選び

浜松の初詣スポットは、それぞれ異なる特色とご利益があります。厄年の方や健康祈願は法多山、家族の安全や子育て祈願は五社神社・諏訪神社、仕事運や出世運アップなら浜松八幡宮や元城町東照宮、学業成就なら井伊谷宮と、願いに応じて参拝先を選ぶのがおすすめです。

混雑を避けるタイミング

最も混雑するのは大晦日の深夜から元旦の午前中、および元旦の昼間（11時～15時頃）です。混雑を避けたい場合は、元旦の早朝（6時～9時頃）か、2日・3日の午前中または夕方以降が比較的空いています。法多山のような人気スポットは、1月中旬まで渋滞が続くこともあるため、時間に余裕を持って訪れましょう。

防寒対策をしっかりと

浜松の冬は「遠州の空っ風」と呼ばれる冷たい強風が吹くことで知られています。屋外で長時間並ぶことも想定されるため、カイロなどの防寒具は必須です。また、お賽銭や屋台での支払いは現金が基本なので、特に5円玉などの小銭を多めに用意しておくと便利です。

参拝後のグルメも楽しもう

浜松は餃子やうなぎなどのグルメでも有名です。初詣の後は、地元の名物料理で新年の精をつけるのもおすすめです。特に法多山の厄除け団子は、参拝の楽しみとして外せない一品です。

まとめ：2026年は浜松で開運初詣

浜松エリアの初詣スポットは、徳川家康公をはじめとする歴史的な人物たちにゆかりがあり、それぞれに強力なパワースポットとして知られています。厄除けなら法多山、子育て祈願なら五社神社・諏訪神社、出世運なら元城町東照宮、勝負運なら浜松八幡宮、学業成就なら井伊谷宮と、願いに応じて参拝先を選べるのが魅力です。

2026年の午年、新しい一年の幸せを願って、出世の街・浜松のパワースポットを巡ってみてはいかがでしょうか。歴史ある神社仏閣で心を整え、素晴らしい一年のスタートを切りましょう。