【2026】静岡市のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

静岡市で初詣に行くならここ！2026年におすすめの神社5選

静岡市には、徳川家康ゆかりの由緒ある神社から、世界遺産に登録された景勝地に佇む古社まで、魅力的な初詣スポットが数多く存在します。
2026年の新年を素晴らしいスタートにするために、静岡市内でおすすめの初詣スポットを定番から穴場まで厳選してご紹介します。

各神社のご利益やアクセス方法、混雑状況なども詳しく解説していますので、ぜひ初詣の計画にお役立てください。

静岡市の初詣スポット一覧

【定番】静岡浅間神社（しずおかせんげんじんじゃ）

「おせんげんさん」の愛称で親しまれる駿河国総社

静岡浅間神社は、約2100年以上の歴史を誇る静岡県を代表する神社です。地元では「おせんげんさん」の愛称で親しまれ、三が日には約35〜50万人もの参拝者が訪れる静岡県内屈指の初詣スポットとなっています。

神部神社・浅間神社・大歳御祖神社の三社を総称して静岡浅間神社と呼び、境内には合計7つの神社が鎮座しています。すべての神社を参拝する「七社参り」を行うと、何でも願いが叶うと言い伝えられています。

徳川家康ゆかりの地

静岡浅間神社は徳川家康とゆかりの深い神社としても知られています。幼少期に今川氏の人質だった家康（幼名：竹千代）は、1555年に14歳でこの神社にて元服式を行いました。生涯にわたってこの社を篤く崇敬した家康の影響により、歴代徳川将軍の祈願所となり、江戸幕府から手厚い庇護を受けてきました。

現在の社殿は1804年から60年余りの歳月と当時の金額で10万両を費やして建造されたもので、総漆塗り極彩色の豪華絢爛な建築群は「東海の日光」とも称されています。高さ21mの大拝殿をはじめ、26棟すべてが国の重要文化財に指定されている点も見どころです。

2026年初詣情報

元日の午前0時になると寿太鼓が打ち鳴らされ、一番祈祷が執り行われます。舞殿では「浅間木遣」「浅間囃子・獅子舞」が奉納され、新年の幕開けを華やかに彩ります。

なお、現在は「平成令和の大改修」として20年をかけた社殿の保存修理工事が進められており、楼門や回廊などすでに竣工した部分では、創建当時の輝きを取り戻したピカピカの社殿を見ることができます。

静岡浅間神社の基本情報

【定番】久能山東照宮（くのうざんとうしょうぐう）

徳川家康公を祀る全国東照宮の創祀

久能山東照宮は、徳川家康公を御祭神としてお祀りする全国東照宮の発祥の地です。1616年に75歳で生涯を閉じた家康公は、「遺体は駿河国の久能山に葬ること」との遺言を残し、二代将軍秀忠公の命により翌1617年に創建されました。

権現造りの社殿は総漆塗り・極彩色で、日光東照宮より19年前に造営された江戸初期の代表的建造物です。2010年には本殿・石の間・拝殿が静岡県初の国宝建造物に指定されました。

初日の出スポットとしても人気

久能山東照宮は駿河湾を見下ろす標高216mの久能山山頂に位置しており、境内の見晴台からは伊豆半島方面から昇る初日の出を拝むことができます。初日の出を見てから初詣をするコースは、新年を迎えるにふさわしい体験として人気を集めています。

元旦の午前0時に一の門が開門し、午前6時までに参拝された方には恒例の縁起物「福箸」が授与されます。また、三が日の間は唐門下の御神酒所にて御神酒と御屠蘇の振る舞いも行われます。

参拝ルートは2種類

久能山東照宮へのアクセスは、日本平山頂からロープウェイを利用する方法と、久能山下から1,159段の表参道石段を登る方法の2種類があります。1,159段は「いちいちごくろうさん」の語呂合わせで知られ、昔の人はこの洒落を言いながら登ったと伝えられています。

石段を登った達成感とともに初詣をしたい方は表参道から、気軽に参拝したい方はロープウェイの利用がおすすめです。

久能山東照宮の基本情報

【穴場】御穂神社（みほじんじゃ）

世界遺産・三保松原に佇む羽衣伝説ゆかりの古社

御穂神社は、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として登録されている三保松原に鎮座する古社です。平安時代の書物『延喜式』にも記載が残る由緒ある神社で、羽衣伝説ゆかりの社としても知られています。

御神木「羽衣の松」から御穂神社まで約500m続く松並木の参道は「神の道」と呼ばれ、天から降臨した神が神社へ向かうための道とされています。樹齢200〜400年の松が立ち並ぶこの参道は、世界遺産の構成資産にも含まれています。

初日の出と初詣を一度に楽しめる

御穂神社の魅力は、参拝後に徒歩で三保松原へ移動し、駿河湾越しに富士山を望みながら初日の出を拝めることです。元日の午前0時からは参拝者に限定数の福米が配布され、離宮・羽車神社にて日の出の神事も執り行われます。

静岡浅間神社や久能山東照宮に比べて参拝者が少なく、ゆったりと新年の祈りを捧げたい方におすすめの穴場スポットです。

縁結び・夫婦和合のパワースポット

御祭神は大己貴命（おおあなむちのみこと＝大国主命）と三穂津姫命（みほつひめのみこと）の夫婦神です。夫婦の神様を祀っていることから、縁結びや夫婦和合のパワースポットとして人気を集めています。

御穂神社の基本情報

【穴場】靜岡縣護國神社（しずおかけんごこくじんじゃ）

広大な境内で福もちまきが楽しめる

靜岡縣護國神社は、明治維新から太平洋戦争に至るまでに国事に殉じた静岡県出身者や縁のある護国の英霊76,230柱をお祀りする神社です。約99,000㎡（約3万坪）の広大な境内を有し、三が日には約15万人の参拝者で賑わいます。

初詣の目玉は元日に行われる「福もちまき」です。元日午前0時と午前6時の2回にわたって計約9,000個もの福餅がまかれ、新年早々の縁起担ぎとして多くの参拝者が楽しみにしています。

郷土の平和と繁栄を願う場所

元日午前0時になると太鼓が打ち鳴らされ、新年の若水が神前に供えられます。境内には県内各地から献木された木々が茂り、市民の憩いの場としても親しまれています。

開運厄除や家内安全、商売繁盛、合格祈願など幅広いご利益があるとされ、特に厄払いを目的に訪れる方が多いのが特徴です。

靜岡縣護國神社の基本情報

【穴場】小梳神社（おぐしじんじゃ）

静岡駅から徒歩5分、繁華街に佇む家康公ゆかりの古社

小梳神社は、静岡駅北口から徒歩約5分、呉服町通りの繁華街の中に鎮座する神社です。奈良時代以前からの由緒を持つ式内社で、平安時代初期からは「少将井神社（しょうしょういじんじゃ）」とも称されてきました。

徳川家康の幼少期、竹千代と呼ばれていた頃に人質として今川義元に対面する前、この神社に立ち寄り武運長久を祈願したと伝えられています。その後、駿府城の守護神として尊崇され、長きにわたって徳川家の庇護を受けました。

買い物や観光のついでに気軽に参拝

繁華街の真ん中にありながら、境内に一歩足を踏み入れると静かで落ち着いた雰囲気が広がります。初詣の大混雑を避けたい方や、年始の買い物ついでにサッと参拝したい方におすすめの穴場スポットです。

御祭神には建速須佐之男命（スサノオノミコト）、奇稲田姫命（クシナダヒメ）に加え、後に大己貴命（大国主命）と天照大御神も合祀されており、複数の神様のご加護を受けられる点も魅力です。

小梳神社の基本情報

静岡市の初詣で知っておきたいポイント

混雑を避けるおすすめの参拝時間

静岡市内の主要な初詣スポットは、元日の午前0時から早朝にかけてと、日中の10時〜15時頃が最も混雑します。混雑を避けたい場合は以下の時間帯がおすすめです。

• 元日の早朝4時〜7時頃
• 元日の夕方16時以降
• 1月2日・3日の早朝
• 1月4日以降（松の内の期間中）

初詣と一緒に楽しみたい静岡観光

静岡市には初詣と合わせて楽しめる観光スポットが豊富にあります。久能山東照宮を訪れる際は、日本平夢テラスからの絶景や石垣いちご狩りもおすすめです。御穂神社を参拝するなら、三保松原の散策や清水港での海鮮グルメを楽しむのも良いでしょう。静岡浅間神社からは駿府城公園も徒歩圏内なので、歴史散策と組み合わせるプランも人気です。

幸先詣（さいさきもうで）という選択肢も

近年は年内に参拝を済ませる「幸先詣」も広まっています。静岡浅間神社では12月1日からお正月の縁起物や達磨の授与が行われており、混雑を避けて新年の準備をしたい方にはこちらもおすすめです。

まとめ

静岡市には、徳川家康ゆかりの歴史ある神社から世界遺産に登録された絶景スポットまで、魅力的な初詣スポットが揃っています。

県内最大級の参拝者数を誇る静岡浅間神社や国宝社殿が美しい久能山東照宮は、静岡市を代表する定番の初詣スポットです。一方で、初日の出も楽しめる御穂神社、福もちまきが人気の靜岡縣護國神社、駅近で気軽に参拝できる小梳神社は、混雑を避けたい方におすすめの穴場スポットです。

2026年の新年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、静岡市の神社で心新たに一年のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。