【2026】さいたま市のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

さいたま市の初詣スポットで新年のご挨拶を

2026年の新しい年を迎えるにあたり、さいたま市には歴史ある神社が数多く点在しています。
関東一円から参拝者が訪れる大規模な神社から、地元で愛される穴場のスポットまで、それぞれに特徴とご利益があります。

この記事では、さいたま市で初詣におすすめの神社を5つ厳選してご紹介します。
混雑状況やアクセス方法、ご利益なども詳しく解説していますので、2026年の初詣計画の参考にしてください。

1. 武蔵一宮氷川神社｜埼玉県屈指の初詣スポット

武蔵一宮氷川神社は、さいたま市大宮区に鎮座する埼玉県を代表する初詣スポットです。毎年正月三が日には約200万人を超える参拝者が訪れ、関東一円から多くの人々が新年の祈願に訪れます。

約2,400年の歴史を誇る由緒正しい古社

全国に約280社ある氷川神社の総本社として知られ、創建から2,400年以上の歴史を持つ日本でも屈指の古社です。武蔵一宮として関東一円の信仰を集め、明治天皇が御親祭されるなど、朝廷からも篤い崇敬を受けてきました。「大宮」という地名も、この神社が「大いなる宮居」と称えられたことに由来しています。

ご祭神とご利益

主祭神は須佐之男命、稲田姫命、大己貴命の三柱です。夫婦神を祀ることから、縁結び、家内安全、夫婦円満のご利益があるとされています。また、厄除け、商売繁盛、勝負運向上など、幅広いご利益が得られると言われています。

日本一の参道を歩く特別な体験

さいたま新都心駅近くの一の鳥居から本殿まで、約2kmにわたる氷川参道は日本一の長さを誇ります。ケヤキ並木が続く参道を歩くことで、心が清められるような感覚を味わえます。初詣時期には参道沿いに約100店の露店が並び、賑やかな雰囲気を楽しめます。

初詣期間の参拝時間と混雑状況

初詣期間の参拝時間は以下の通りです。

• 12月31日：5:00～閉門なし（年越し参拝可能）
• 1月1日：0:00～22:00頃
• 1月2日：6:00～21:00頃
• 1月3日：6:00～20:00頃
• 1月4日以降：6:00～19:00頃（徐々に通常時間に戻る）

最も混雑するのは大晦日から元旦にかけての時間帯と、三が日の日中です。混雑を避けたい場合は、早朝（4時～7時頃）や、1月4日以降の平日がおすすめです。

アクセス情報

初詣期間中は大晦日から元旦にかけて終夜運転の臨時列車が運行されますので、公共交通機関の利用が便利です。

2. 調神社（つきじんじゃ）｜ツキを呼ぶ勝負運の神社

さいたま市浦和区に鎮座する調神社は、「ツキを呼ぶ神社」として親しまれている初詣スポットです。浦和レッズの選手が毎年必勝祈願に訪れることでも知られ、地元で愛される神社として例年約18万人の参拝者が初詣に訪れます。

鳥居のない珍しい神社

調神社の最大の特徴は、境内に鳥居がないことです。これは、古代に伊勢神宮へ納める貢物（調物）の運搬の妨げとならないよう、神門や鳥居を除いたことに由来します。また、神使がウサギであることから、狛犬ではなく「狛兎」が迎えてくれる珍しい神社です。

「ツキ」にまつわるご利益

「調」を「つき」と読むことから月待信仰と結びつき、金運、勝運、開運のご利益があるとされています。特に勝負事や試験、スポーツなどで「ツキ」を呼び込みたい方におすすめです。境内には兎の像や手水舎の兎など、あちこちに兎がいるのも見どころです。

初詣期間の様子

調神社は24時間参拝が可能ですが、神札授与所でお札やお守りを受ける場合は、受付時間（9:00～16:00頃）内に訪れる必要があります。三が日は境内や駐車場に露店が出店され、地元のお祭りのような温かい雰囲気が楽しめます。

混雑を避けるには、元旦の早朝（4時～7時頃）、または1月2日以降の平日早朝がおすすめです。夜間（20時以降）も比較的空いていますが、授与所が閉まっている場合があります。

アクセス情報

JR浦和駅から徒歩圏内にあり、旧中山道沿いに位置するため、散策しながら参拝できます。

3. 久伊豆神社（岩槻久伊豆神社）（ひさいずじんじゃ）｜クイズ神社として有名な岩槻の総鎮守

さいたま市岩槻区に鎮座する久伊豆神社（岩槻久伊豆神社）は、約1,500年の歴史を持つ岩槻の総鎮守です。
「久伊豆」が「クイズ」と読めることから、かつて「アメリカ横断ウルトラクイズ」の予選会場になったことで「クイズ神社」として全国的に知られるようになりました。

※同じ埼玉県で越谷市に位置する久伊豆神社とは異なる神社です。
祭神（大国主命）やご利益（縁結び、除災招福など）は共通しますが、創建時期や由緒、境内社、雰囲気が異なります。

詳しくはこちら▽
岩槻久伊豆神社と越谷久伊豆神社は何が違う？

約1万坪の広大な境内

一の鳥居から約500mの緑豊かな参道が続き、約1万坪の広大な境内には様々なお社や枯山水の庭園があります。
住宅地とは異なる空気感に包まれ、心静かに参拝できる雰囲気が魅力です。

多彩なご利益

御祭神は大国主命（七福神の大黒様）で、縁結び、子授け、安産、除災招福、商売繁盛、勝負運など、幅広いご利益があるとされています。
戦国時代には太田道灌が築いた岩槻城の総鎮守として崇敬され、江戸時代には江戸の北東の鬼門除けとしても名高い神社でした。

孔雀が見られる神社

境内では皇室から奉納された孔雀が飼育されており、その美しい姿を見ることができます。
地元では「久伊豆神社イコール孔雀」というイメージが定着しているほど、神社のシンボルとなっています。

アクセス情報

岩槻駅からはバスも利用でき、2024年から「久伊豆神社前」バス停が新設されたことで、さらにアクセスが便利になりました。

4. 氷川女體神社（ひかわにょたいじんじゃ）｜縁結びと安産のパワースポット

さいたま市緑区の見沼のほとりに鎮座する氷川女體神社は、武蔵国一宮の扁額が掲げられる由緒正しい古社です。大宮の武蔵一宮氷川神社が「男体社」であるのに対し、こちらは「女体社」として、主祭神に稲田姫命を祀っています。

三社で一体の氷川神社

伝承によれば、大宮区の武蔵一宮氷川神社（男体社）、見沼区の中山神社（王子社）、そして氷川女體神社（女体社）の三社が一直線に並び、三社で一体の氷川神社を構成していたとされています。この三社を巡る「三社参り」も人気です。

女性に嬉しいご利益

稲田姫命を主祭神とすることから、縁結び、恋愛成就、安産祈願、子授け、良縁祈願、子孫繁栄など、特に女性に関わるご利益があるとされています。埼玉有数のパワースポットとしても知られており、静かで落ち着いた雰囲気の中で参拝できます。

見沼の自然に包まれた境内

見沼代用水にかかる赤い「氷川女體橋」を渡り、石段を上った先に境内があります。クス、モチ、シラカシなどの暖地性植物が繁茂する社叢は市の天然記念物に指定され、「ふるさとの森」としても知られています。江戸時代から変わらない橋と石段、鳥居の構成が美しく、自然豊かな景観も魅力です。

埼玉の正倉院

一般公開はされていませんが、所蔵する文化財が多いことで知られ、「埼玉の正倉院」とも呼ばれています。社殿は埼玉県指定文化財で、江戸時代中期の拝殿と寛文七年（1667）に徳川四代将軍家綱の命により建てられた本殿が現存しています。

アクセス情報

見沼氷川公園に隣接しているため、公園散策と合わせて参拝を楽しむことができます。武蔵一宮氷川神社と比べると参拝者が少なく、穴場の初詣スポットとして静かに新年の祈願をしたい方におすすめです。

5. 中山神社（なかやまじんじゃ）｜三氷川を巡る初詣

さいたま市見沼区中川に鎮座する中山神社は、旧中川村の鎮守として崇敬されてきた神社です。中氷川社や簸王子社とも称され、大宮の武蔵一宮氷川神社と氷川女體神社の中間に位置し、三社が一直線に並ぶ「三氷川」の一社として知られています。

大己貴命を祀る王子社

御祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）で、須佐之男命と稲田姫命の子または孫にあたります。三社の中では「王子社」として位置づけられ、家族の絆を象徴する存在です。

ご利益とアクセス

商売繁盛、家内安全、厄除けなどのご利益があるとされています。安土桃山時代の旧社殿が現存し、古くから伝わる鎮火祭でも知られる歴史ある神社です。

武蔵一宮氷川神社や氷川女體神社と合わせて三社を巡る「三社参り」をすることで、より深いご利益が得られると言われています。比較的混雑が少ない穴場スポットとして、ゆっくり参拝したい方におすすめです。

アクセス情報

さいたま市の初詣を楽しむポイント

混雑を避けるコツ

さいたま市の主要な初詣スポットは、三が日特に混雑します。快適に参拝するためには、以下の時間帯がおすすめです。

• 早朝参拝：元旦の4時～7時頃は比較的空いています
• 三が日を避ける：1月4日以降は混雑が緩和されます
• 平日の午前中：土日祝日を避けて平日に参拝すると快適です
• 夜間参拝：20時以降は参拝者が少なくなりますが、授与所が閉まっている場合があります

分散参拝のすすめ

2026年の初詣は、必ずしも元旦や三が日にこだわる必要はありません。「松の内」（1月7日まで）や、地域によっては「小正月」（1月15日まで）に参拝しても問題ありません。自分のペースで、ゆっくりと新年の祈願をすることをおすすめします。

公共交通機関の利用を

初詣期間中、特に武蔵一宮氷川神社や調神社では駐車場が閉鎖されたり、周辺で交通規制が行われたりします。公共交通機関を利用することで、快適に参拝できます。大晦日から元旦にかけては終夜運転の臨時列車も運行されますので、事前に時刻表を確認しておくと安心です。

防寒対策を忘れずに

1月のさいたま市は冷え込みが厳しく、特に早朝や夜間の参拝では十分な防寒対策が必要です。待ち時間が長くなることも考慮して、温かい服装で出かけましょう。カイロや手袋、マフラーなどがあると快適に過ごせます。

2026年の初詣はさいたま市で

さいたま市には、関東屈指の大規模神社から地元で愛される穴場スポットまで、魅力的な初詣スポットが揃っています。それぞれの神社に独自の歴史とご利益があり、自分の願いに合った神社を選ぶことができます。

三が日の賑わいを楽しむのも良し、静かな雰囲気の中でじっくりと祈願するのも良し。2026年の初詣は、ぜひさいたま市の神社で新年のご挨拶をしてみてください。一年の平安と幸福を祈り、清々しい気持ちで新しい年のスタートを切りましょう。