【2026】川口のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

2026年の初詣は川口で！地元で愛される神社仏閣をご紹介

埼玉県川口市は、東京からのアクセスも良く、歴史ある神社仏閣が数多く点在するエリアです。川口市総鎮守として親しまれる神社から、徳川将軍家にゆかりのある名刹、そして知る人ぞ知る穴場スポットまで、新年の初詣にぴったりのスポットが揃っています。

この記事では、2026年の初詣におすすめしたい川口市内の神社仏閣を5つ厳選してご紹介します。それぞれの歴史やご利益、アクセス情報まで詳しく解説していますので、ぜひ初詣スポット選びの参考にしてください。

川口の初詣スポット5選｜一覧表

【定番】川口神社｜川口市総鎮守として親しまれる由緒ある神社

川口神社の歴史と特徴

川口神社は、川口市金山町に鎮座する川口市の総鎮守です。創建は天慶年間（940年前後）と伝えられ、1,000年以上の歴史を持つ由緒ある神社として、地域の人々に長く親しまれてきました。

もともとは「氷川社」と称していましたが、明治時代に町内の金山社をはじめとする4社を合祀し、現在の「川口神社」と改称されました。昭和8年の市制施行に伴い川口市総鎮守となり、昭和10年には県社に昇格しています。

境内は約3,000坪もの広さを誇り、木々に囲まれた静かな空間で厳かな雰囲気を感じることができます。八代将軍・徳川吉宗が見沼開発の際に当社へ祈願し、工事成功後に奉納した神鏡は市指定文化財となっています。

ご祭神とご利益

川口神社には5柱の神様がお祀りされており、それぞれ異なるご利益があります。

特に素戔嗚尊は、神話で八岐大蛇を退治して稲田姫を救ったことから「厄除け」の強いご神徳があるとされています。また、稲田姫と結ばれたことから縁結びや家内安全のご利益も期待できます。

川口神社の初詣情報

川口神社では毎年多くの参拝者が初詣に訪れ、新年の幸せや健康を祈願します。正月には特別な御守りや絵馬が用意されるほか、境内には露店も出店して賑わいます。

また、毎年12月15日に開催される「おかめ市」は川口市最大のお祭りとして知られ、年末の風物詩となっています。

川口神社の基本情報

【定番】錫杖寺｜徳川将軍家ゆかりの厄除け延命地蔵尊

錫杖寺の歴史と特徴

錫杖寺（しゃくじょうじ）は、正式名称を「宝珠山 宝珠地蔵院 錫杖寺」という真言宗智山派の寺院です。天平12年（740年）に行基菩薩がこの地に草庵を結んだことが始まりとされ、川口市内でも最も古い歴史を持つ寺院の一つです。

江戸時代には最盛期を迎え、歴代の徳川将軍家より御朱印を賜り、日光社参の際の休憩所として定められました。末寺53ヵ寺を有する名刹として、全国から参集した多くの学僧たちが勉学に励んでいました。大河ドラマ「べらぼう」の紀行コーナーでも紹介されるなど、その歴史的価値が再評価されています。

また、大奥最後の御年寄である「瀧山」の菩提寺としても知られ、歴史好きの方にも人気のスポットとなっています。

ご本尊とご利益

錫杖寺のご本尊は延命地蔵菩薩で、「川口の地蔵尊」として親しまれています。特に厄除け・延命・子育てにご利益があるとされ、「千灯のちょうちんがともる厄除延命地蔵尊」として知られています。

関東八十八ヶ所霊場第76番札所、武州川口七福神霊場（福禄寿尊）、関東百八地蔵霊場第6番札所にも数えられており、都会の中にありながら緑豊かな寺院として多くの参拝者が訪れます。

錫杖寺の初詣情報

錫杖寺では年末年始期間のみ24時間参拝が可能となり、除夜の鐘をつくこともできます。約1,000灯のちょうちんが灯る中、元朝特別大護摩修行・新春特別大護摩修行が執り行われ、厳かな雰囲気の中で新年を迎えることができます。

写経や写仏体験も人気で、最近では真言宗の瞑想法である「阿字観」も大変人気があります。

錫杖寺の基本情報

【穴場】鳩ヶ谷氷川神社｜縁結びの神様と御神水が人気

鳩ヶ谷氷川神社の歴史と特徴

鳩ヶ谷氷川神社は、旧鳩ヶ谷宿の中心地、日光御成街道からやや西に入った高台に鎮座する神社です。創建は応永元年（1394年）と伝えられ、630年以上の歴史を持つ鳩ヶ谷地区の総鎮守として信仰を集めてきました。

慶長5年（1600年）には、奥州に出陣する徳川家康が道中に立ち寄り、境内で休息したという故事も残っています。宝永6年（1709年）には吉田家より正一位の宣旨を受け、神社としての格式がさらに高まりました。

境内には地下から御神水が湧き出ており、参拝者は自由に汲むことができます。この御神水は清らかで、持ち帰って神棚にお供えする方も多くいらっしゃいます。

ご祭神とご利益

鳩ヶ谷氷川神社の御祭神は、須佐之男命（すさのおのみこと）と稲田姫命（いなだひめのみこと）の夫婦神です。

須佐之男命がヤマタノオロチを退治して稲田姫命を救い、その後めでたくご結婚されて末永く仲良く暮らしていったことから、縁結び・夫婦円満の神様として特に信仰を集めています。また、荒々しく強い力で邪悪なものを祓う厄除けのご利益もあります。

鳩ヶ谷氷川神社の初詣情報

初詣時期には地元の出店も並び、落ち着いた雰囲気の中にも賑やかさがあります。花手水（はなちょうず）が美しいことでも知られ、SNS映えするスポットとしても人気です。

毎年12月に開催される「おかめ市」は大正2年から続く伝統行事で、約230軒の露店が出店し、歩行者天国となった参道は多くの人で賑わいます。

鳩ヶ谷氷川神社の基本情報

【穴場】峯ヶ岡八幡神社｜樹齢700年の大銀杏がパワースポット

峯ヶ岡八幡神社の歴史と特徴

峯ヶ岡八幡神社は、平安時代の天慶年間（938〜947年）に清和源氏の祖・源経基が創建したと伝えられる、源氏ゆかりの由緒ある神社です。かつては足立郡谷古田領三十二ヶ村（川口市新郷・安行の一部・草加市西部）の総鎮守として崇敬を集めてきました。

約7,700㎡の広大な境内には、樹齢約700年の大銀杏をはじめ400余本の樹木が繁茂しており、「峯ヶ岡八幡神社の社叢」として川口市の天然記念物に指定されています。

この大銀杏には、後三年の役（1083年）の際に源義光が必勝祈願をしたところ、二羽の白鳩が金色の幣帛に姿を変えて奥州へ飛び去り、戦に勝利したという伝説が残っています。また、枝や幹から垂れ下がる乳房状の突起は「乳銀杏」と呼ばれ、安産や子授けを願う人々の信仰対象となってきました。

ご祭神とご利益

峯ヶ岡八幡神社の御祭神は、応神天皇・神功皇后・仲哀天皇の親子三柱です。親子神をお祀りしていることから、子供守護・家庭円満・安産のご利益があるとされています。また、八幡様は戦の神としても知られ、必勝祈願・出世開運・厄除けにもご神徳があります。

本殿には御神体の「木造僧形八幡坐像」が安置されており、その胎内から発見された鎌倉時代の願文は、当時の人々の切実な願いを今に伝える貴重な文化財として埼玉県指定有形文化財となっています。

峯ヶ岡八幡神社の初詣情報

初詣時期には境内に露店も出店し、地域の方々で賑わいます。「川口九社詣 勾玉巡り」の対象神社の一つでもあり、川口市内9つの神社を巡拝すると勾玉の形になることから、生命の浄化・再生が得られるとされています。

鳩ヶ谷氷川神社とのコラボ御朱印「縁結び二社詣御朱印」も人気で、両社を参拝することで一つの御朱印が完成します。

峯ヶ岡八幡神社の基本情報

【穴場】鎮守氷川神社｜富士塚と御神木のパワースポット

鎮守氷川神社の歴史と特徴

鎮守氷川神社は、室町時代初期（応永年間・約700年前）に創建された古社で、川口市青木地区の鎮守として崇敬を集めてきました。「小さな大社」とも呼ばれ、年間を通して全国各地から多くの参拝者が訪れます。

境内には八つの霊験あらたかな小社があり、特に富士塚の麓にある浅間神社は、江戸時代に富士山に行けない人のために造られたもので、現在もパワースポットとして注目されています。

また、社殿裏にある樹齢400年以上の大ケヤキは「縁結びの木」と呼ばれ、抱きつくと「大いなる力をいただける」と言われています。

森山直太朗、YUKI、Superfly、BABYMETAL、Perfumeなど多くのアーティストがツアーの安全・成功祈願に訪れることでも知られています。

ご祭神とご利益

主祭神は素盞鳴命（すさのおのみこと）と櫛稲田姫命（くしなだひめのみこと）の夫婦神です。

素盞鳴命が八岐大蛇を退治したことから厄祓い・厄除けに霊験あらたかとされ、夫婦神であることから縁結び・夫婦和合・子育てのご神徳があるとして信仰されています。配祀神として天照皇大神をはじめ、衣食住や産業の開運を司る神々も鎮座されています。

鎮守氷川神社の初詣情報

初詣時期には多くの参拝客で賑わい、限定御朱印も頒布されます。御朱印には季節によって色が変わる須佐之男命のシルエットが描かれており、コレクターにも人気です。

1月15日には「どんど焼き神事」が執り行われ、正月飾りやお札を焚き上げて一年の無病息災を祈願します。

鎮守氷川神社の基本情報

川口で初詣をする際のポイント

混雑を避けるコツ

川口市内の神社仏閣は、元旦や三が日に混雑が予想されます。混雑を避けたい方は、早朝や夕方以降に訪れるとゆったりと参拝できます。また、1月4日以降であれば比較的落ち着いて参拝できるでしょう。

川口九社詣 勾玉巡りもおすすめ

川口市内には9つの神社を巡る「川口九社詣 勾玉巡り」があります。9社を線でつなぐと勾玉の形になることから、巡拝することで生命の浄化・再生が得られるとされています。専用の御朱印帳で各社の御朱印を集めるのも楽しみの一つです。

対象神社：川口神社、鳩ヶ谷氷川神社、峯ヶ岡八幡神社、鎮守氷川神社、元郷氷川神社、前川神社、東沼神社、七郷神社、九重神社

服装と持ち物

年末年始の川口市は冷え込むことが多いため、防寒対策をしっかりとしていきましょう。また、お賽銭用の小銭や御朱印帳をお持ちの方は忘れずに持参してください。

まとめ｜2026年の初詣は川口の神社仏閣へ

川口市には、川口神社や錫杖寺といった定番スポットから、鳩ヶ谷氷川神社・峯ヶ岡八幡神社・鎮守氷川神社といった知る人ぞ知る穴場まで、魅力的な初詣スポットが揃っています。

それぞれの神社仏閣には独自の歴史とご利益があり、厄除け・縁結び・学業成就・安産・子育てなど、さまざまな願いを込めて参拝することができます。2026年の初詣は、ぜひ川口市の神社仏閣を訪れて、新しい一年の幸福と健康を祈願してみてはいかがでしょうか。

ご家族や友人と一緒に、川口で素敵な新年のスタートを切りましょう。