【2026】佐賀県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

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【2026】佐賀県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

もくじ

佐賀県の初詣で新年を迎えよう

2026年の初詣は、豊かな歴史と伝統が息づく佐賀県で新しい年のスタートを切りませんか。日本三大稲荷に数えられる名社から、静かな山寺まで、佐賀県には多彩な初詣スポットが揃っています。この記事では、2026年の初詣におすすめの佐賀県内の神社仏閣7選をご紹介します。定番の人気スポットから知る人ぞ知る穴場まで、それぞれの特徴やアクセス情報を詳しく解説していきます。

1. 祐徳稲荷神社【鹿島市】- 佐賀県随一の初詣スポット

祐徳稲荷神社

日本三大稲荷の壮麗な社殿

佐賀県で最も多くの参拝者が訪れる初詣スポットが、鹿島市にある祐徳稲荷神社です。京都の伏見稲荷大社、茨城の笠間稲荷神社とともに「日本三大稲荷」に数えられ、年間約300万人もの参拝者が訪れます。正月三が日だけでも約70万人が参拝する、まさに佐賀県を代表する初詣の名所です。

貞享4年(1687年)創建の歴史ある神社で、総漆塗りの極彩色の華麗な本殿、神楽殿、楼門の偉容は「鎮西日光」とも称されています。山の斜面に建つ高さ18メートルの舞台作りの本殿は、京都の清水寺よりも高く、その壮麗な景観は圧巻です。境内には約600もの神様が祀られており、本殿から奥の院まで参拝することで、多くのご利益が得られるとされています。

ご利益とお守り

祐徳稲荷神社は、商売繁盛、家運繁栄、交通安全、縁結びなどのご利益があると信仰されています。特に商売繁盛を願う事業者の方々からの信仰が厚く、九州各地から多くの参拝者が訪れます。

お守りでは「勝守」や「うまくいく守」が人気です。外国人観光客向けに英語、中国語、韓国語、タイ語など6カ国語で書かれた「外国語みくじ」も用意されており、国際的な神社としても知られています。

2026年の参拝時間と混雑対策

2026年の初詣は以下の時間帯で参拝が可能です。

日程 参拝時間
1月1日(木) 終日参拝可能
1月2日(金) 終日参拝可能
1月3日(土) 終日参拝可能

三が日は非常に混雑しますので、混雑を避けたい方は早朝または夕方以降の参拝がおすすめです。特に深夜3時頃から初日の出を見に来る参拝者で混み合います。

足の不自由な方や高齢の方には、1日乗り放題300円のエレベーターが用意されており、階段を上らずに本殿まで行くことができます。エレベーター利用者にはパワーストーン付きおみくじが付いてくるため、実質無料とも言えるお得なサービスです。

初詣期間は非常に混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。佐賀駅や武雄温泉駅、嬉野温泉から直接祐徳稲荷神社に向かうバスも運行されています。

参拝後のお楽しみ

神社の参道には約400メートルにわたって祐徳門前商店街が続き、30軒以上の店舗が軒を連ねています。名物の稲荷ようかんや地元グルメを楽しむことができます。特に「角屋食堂」では、名物のうどんやちゃんぽん、定食などを味わえます。

境内には四季折々の花が咲く日本庭園(入園料200円)があり、冬には寒牡丹や臘梅が見頃を迎えます。初詣と合わせて、静かな庭園散策も楽しめます。

アクセス情報

交通手段 詳細
電車・バス JR長崎本線「肥前鹿島駅」から祐徳バスで約10分、「祐徳神社前」下車すぐ(片道330円)
長崎自動車道「武雄IC」または「嬉野IC」から約30〜40分
駐車場 通常約3,000台(一部有料)、初詣期間は臨時駐車場も開設

2. 佐嘉神社【佐賀市】- 市街地の便利な初詣スポット

佐嘉神社

幕末の名君を祀る神社

佐賀市の中心部に位置する佐嘉神社(さがじんじゃ)は、幕末の名君として知られる佐賀藩10代藩主・鍋島直正公と11代藩主・鍋島直大公を祀る神社です。安永元年(1772年)に創建され、地元では親しみを込めて「佐嘉さん」と呼ばれています。

直正公は日本初の洋式反射炉を設けて近代大砲を造り、西洋医術の普及に努めるなど、いち早く西洋文明導入に取り組んだ人物として知られています。境内には、カノン砲や蒸気機関車の復元などが展示されており、歴史好きの方にもおすすめのスポットです。

八社詣で大願成就

佐嘉神社の大きな特徴は、同じ敷地内で8つの神社を参拝できる「八社詣巡り」ができることです。佐嘉神社、松原神社をはじめとする8社を巡ることで、開運、勝利運、幸運など多様なご利益が得られるとされています。初詣の際には、ぜひ八社詣にチャレンジしてみてください。

2026年の参拝時間

日程 参拝時間
12月31日23:00〜1月1日 21:00頃まで
1月2日 6:00〜21:00頃
1月3日 6:00〜19:00頃

大晦日の夜から元日にかけては終夜参拝が可能で、時間を気にせず参拝できるのが嬉しいポイントです。

市街地ならではの利便性

佐嘉神社の魅力は、JR佐賀駅からバスやタクシーでアクセスしやすい立地にあります。初詣の後は、佐賀城本丸歴史館や佐賀県立美術館・博物館などの周辺施設を訪れたり、市街地での初売りやカフェ巡り、ランチなどを楽しむこともできます。

境内では新春奉納書道展(1月1日〜31日)も開催され、文化的な雰囲気の中で新年を迎えることができます。

アクセス情報

交通手段 詳細
バス JR佐賀駅からバスで約10分
タクシー JR佐賀駅から約5分
徒歩 JR佐賀駅から約25分
駐車場 周辺に有料駐車場あり(初詣期間は混雑するため公共交通機関推奨)

3. 武雄神社【武雄市】- 樹齢3000年の大楠が見守るパワースポット

武雄神社

神秘的な御神木・武雄の大楠

武雄市にある武雄神社は、創建1200年以上の歴史を持つ市内最古の神社です。武内宿禰を主神とし、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、武雄心命を合祀しています。

この神社最大の見どころは、本殿裏の竹林を抜けた先にある樹齢3000年以上の大楠です。高さ27メートル、根回り26メートルという全国巨木第7位の堂々たる姿は、まさに圧巻。根元には約12畳の広さの空洞があり、その中には天神様が祀られています。訪れる人は自然と畏敬の念を抱かずにはいられない、神秘的なパワースポットです。

縁結びの御神木「夫婦檜」

境内には、2本の檜が根元で結ばれ、樹の中ほどで再び枝が合着した「夫婦檜」があります。男女の縁だけでなく、人との縁、仕事との縁、お金との縁など、さまざまな縁を結んでくれると多くの参拝者が訪れます。鈴緒に宝来鈴という鈴を結び付け、願いを込めて奉納する習わしがあります。

また、造園職人の遊び心で、夫婦檜周辺には天然のハート型の石が埋め込まれています。参拝の際はぜひ探してみてください。

参拝後は、武雄温泉でゆっくり温まって初詣の一日を締めくくるのもおすすめです。

御朱印とお守り

武雄神社の御朱印には、金色の大楠の印が押され、金粉があしらわれた華やかなデザインが人気です。季節によって変わる御朱印もデザイン性が高く、御朱印集めをする方にもおすすめです。

お守りでは「大楠御守」が一番人気。大楠のパワーを持ち帰ることができると好評です。

アクセス情報

交通手段 詳細
電車 JR佐世保線「武雄温泉駅」から徒歩約25分(約2km)
バス・タクシー 武雄温泉駅からバス・タクシーで約5分
長崎自動車道「武雄北方IC」から約10分
駐車場 参拝者駐車場28台(無料)、向かいの市営駐車場も利用可

4. 大興善寺【基山町】- 静かな山寺で心を清める

大興善寺

つつじ寺として有名な古刹

佐賀県と福岡県の県境、基山町にある大興善寺は、養老元年(717年)に行基が開山した天台宗の古刹です。「つつじ寺」の愛称で親しまれ、春には約5万本のツツジ、秋には紅葉の名所として知られています。

茅葺屋根の本堂は趣があり、境内には国の重要文化財に指定されている木造廣目天立像と木造多聞天立像が国宝殿に安置されています。12年に一度、午年にのみ開扉される本尊の木造十一面観音立像は、行基の作と伝えられる秘仏です。

初詣の行事

大興善寺では、12月31日23時40分頃から除夜の鐘をつくことができます。1月1日から5日までは、予約なしで参拝者の厄除開運を祈願していただけます。

  • 新春開運祈祷:1月1日0時〜(希望者に大般若加持を行う)
  • 修正会(大般若経加持):1月1日9時〜
  • 元三大師お札受与:1月3日11時〜

ご利益

大興善寺では、厄除け、学業成就、縁結び、交通安全、商売繁盛のほか、開運、家内安全、火災除けなど幅広いご利益があるとされています。

恋人の聖地「契園」

本堂裏手には「契園(ちぎりえん)」という75,000平方メートルの広大な山林植物園があります。2012年に「恋人の聖地」に認定されており、カップルでの初詣にもぴったりです。

アクセス情報

交通手段 詳細
電車・タクシー JR鹿児島本線「基山駅」からタクシーで約7分
九州自動車道「筑紫野IC」または「鳥栖IC」から約15分、鳥栖筑紫野道路「園部IC」から約5分
駐車場 大駐車場700台、参拝者専用駐車場20台(1月1〜3日は無料)

5. 唐津神社【唐津市】- 唐津くんちで有名な総鎮守

唐津神社

奈良時代創建の歴史ある神社

唐津市の中心部に鎮座する唐津神社は、天平勝宝7年(755年)創建と伝えられる古社です。住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)と神田宗次公を祀り、地元では「唐津さん」と親しまれています。

境内入口にそびえ立つ真っ白な鳥居が印象的で、唐津の総鎮守として禍事清祓、海上安全、火伏、諸事安全のご利益があるとされています。

ユネスコ無形文化遺産「唐津くんち」

唐津神社は、毎年11月2日〜4日に開催される秋季例大祭「唐津くんち」の舞台として全国的に知られています。14台の豪華絢爛な曳山が唐津のまちを巡行する様子は圧巻で、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

境内には大きな唐津くんちの絵馬があり、お祭りの迫力を感じることができます。

唐津市内の中心部に位置するため、参拝後は唐津城や曳山展示場、旧高取邸などの観光スポットを巡ることもできます。

初詣の行事

  • 除夜祭:12月31日
  • 歳旦祭:1月1日

正月三が日には多くの初詣客で賑わい、出店も並んで華やかな雰囲気に包まれます。

アクセス情報

交通手段 詳細
電車 JR筑肥線「唐津駅」から徒歩約10分
バス 唐津バスセンターから徒歩約3分
西九州自動車道「唐津IC」から約10分
駐車場 神社前に駐車場あり(台数限定、混雑時は周辺の有料駐車場利用推奨)

6. 與賀神社【佐賀市】- 商売繁盛の十日恵比須大祭

與賀神社

豊玉姫命を祀る歴史ある社

佐賀市にある與賀神社(よかじんじゃ)は、欽明天皇の時代に創建されたと伝えられる古社です。竜宮城のお姫様として知られる豊玉姫命を御祭神とし、開運招福、縁結び、安産、子育てなどのご利益で知られています。

国の重要文化財である総丹塗りの楼門と肥前鳥居、石橋が美しく、室町時代後期の建立である楼門は佐賀地方では珍しい古建築として貴重です。

十日恵比須大祭で商売繁盛祈願

與賀神社の境内にある佐賀恵比寿神社では、毎年1月9日・10日に「十日恵比須大祭(初えびす大祭)」が開催されます。

日程 行事 時間
1月9日 宵えびす祭 16:00〜21:00頃
1月10日 本えびす大祭 7:00〜16:00頃

くじ引きや餅投げなどの催し物が行われ、百福開運、商売繁盛、家内安全を願う参拝者で大いに賑わいます。恵比寿神社ならではの熊手の御守りは人気が高く、早めに訪れないと売り切れることもあるそうです。

アクセス情報

交通手段 詳細
バス JR佐賀駅から市営バスで約15分、「與賀神社前」下車
JR佐賀駅から約10分
駐車場 周辺に駐車スペースあり(初詣・えびす祭期間は混雑)

7. 千栗八幡宮【みやき町】- スポーツ守護の階段パワースポット

千栗八幡宮

奈良時代創建の由緒ある八幡宮

みやき町にある千栗八幡宮(ちりくはちまんぐう)は、神亀元年(729年)に創建された由緒ある神社です。「千栗」という名前の由来には興味深い伝説があり、逆さに植わった千個の栗から一夜にして栗の木が生い茂ったことから、「くり」を逆さにして「ちりく」と読むようになったと伝えられています。

町の重要文化財に指定されている石造肥前鳥居が堂々とそびえ、歴史の重みを感じさせます。

146段の石段とスポーツのご利益

千栗八幡宮の特徴は、146段の石段です。佐賀県出身でオリンピック金メダリストの古賀稔彦選手が足腰の強化のためにトレーニングに使っていたことで知られ、スポーツの鍛錬に励む人も多く訪れます。

神社の伝承にちなんで、白鳩と勝栗をあしらった御朱印帳が可愛らしく人気です。

初詣の行事

  • お火焚き神事:12月31日
  • 歳旦祭:1月1日

年末年始は周辺道路や駐車場が大変混み合いますので、公共交通機関(バス停「千栗八幡宮前」下車)の利用がおすすめです。

アクセス情報

交通手段 詳細
バス 「千栗八幡宮前」バス停下車すぐ
長崎自動車道「鳥栖IC」から約15分
駐車場 あり(初詣期間は混雑するため公共交通機関推奨)

初詣の基本マナーとポイント

参拝の作法

初詣での基本的な参拝作法を押さえておきましょう。

  1. 鳥居をくぐる前に一礼
  2. 手水舎で手と口を清める(左手→右手→口→左手の順)
  3. 神前では「二拝二拍手一拝」(神社の場合)
  4. お寺の場合は静かに合掌

※與賀神社など一部の神社では「2礼3拍1礼」など、独自の作法がある場合もあります。案内板をご確認ください。

服装と持ち物

初詣の服装は、露出の少ない清楚な装いが基本マナーです。冬の寒さ対策として、防寒着や手袋、マフラーなどを用意しましょう。階段が多い神社では、歩きやすい靴を選ぶことが大切です。

持ち物としては、お賽銭、御朱印帳、ハンカチまたはタオルがあると便利です。御朱印を集めている方は、各神社で趣向を凝らした御朱印をいただくことができます。

混雑を避けるコツ

2026年の元日は木曜日で、1月1日(木)・2日(金)・3日(土)が三が日、4日(日)までが多くの人にとって連休となる並びです。この4日間はどの神社仏閣も混雑が予想されます。

混雑を避けたい方へのおすすめ時間帯:

  • 早朝(6時〜8時頃)
  • 夕方以降(17時以降)
  • 三が日を避けて1月4日以降に参拝

特に祐徳稲荷神社のような人気スポットは、深夜3時頃から初日の出を見に来る参拝者で混み合いますので、午前中遅めの時間帯は避けた方が無難です。

佐賀県の初詣を楽しむモデルコース

三社巡りコース

1日で複数の神社を巡りたい方には、「祐徳稲荷神社→佐嘉神社→武雄神社」というコースがおすすめです。

モデルスケジュール:

  1. 午前:祐徳稲荷神社(鹿島市) - 朝早めに到着して参拝、門前商店街で軽食
  2. 午後:佐嘉神社(佐賀市) - 八社詣巡りと周辺観光
  3. 夕方:武雄神社(武雄市) - 大楠参拝後、武雄温泉でゆっくり

このコースなら、佐賀県の代表的な初詣スポットを効率よく巡ることができます。車での移動が便利ですが、公共交通機関でも巡ることは可能です。

のんびり初詣コース

じっくり一つの神社仏閣を楽しみたい方には、祐徳稲荷神社または大興善寺での半日コースがおすすめです。

  • 祐徳稲荷神社コース:本殿参拝→奥の院→日本庭園→祐徳博物館→門前商店街でランチ(所要約3〜4時間)
  • 大興善寺コース:本殿参拝→契園散策→茶屋で休憩(所要約2〜3時間)

まとめ:佐賀県で心に残る初詣を

佐賀県には、日本三大稲荷の祐徳稲荷神社をはじめ、市街地でアクセス便利な佐嘉神社、樹齢3000年の大楠が神秘的な武雄神社、静かな山寺の大興善寺、唐津くんちで有名な唐津神社、商売繁盛の與賀神社、スポーツ守護の千栗八幡宮など、個性豊かな初詣スポットが揃っています。

2026年の初詣は、それぞれの神社仏閣の特徴やご利益を参考に、自分に合ったスポットを選んでみてください。三が日の混雑を避けたい方は早朝や夕方以降の参拝、または4日以降の参拝がおすすめです。

新しい年の始まりに、佐賀県の豊かな歴史と伝統に触れながら、心新たに一年のスタートを切りましょう。皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますように。

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