【2026】堺のおすすめ初詣5選|定番から穴場まで
2026年の初詣は、古い歴史と伝統が息づく堺市の神社仏閣で新年をスタートしませんか。
和泉国一之宮から方災除けの神社まで、堺市には地元の人々に愛される初詣スポットが数多く点在しています。
本記事では、勝運・開運の大鳥大社をはじめ、方災除けで有名な方違神社、地元で「大寺さん」と親しまれる開口神社など、定番から穴場まで厳選してご紹介します。
それぞれの神社のご利益やアクセス情報、初詣の混雑状況まで詳しく解説しますので、2026年の初詣先選びにお役立てください。
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堺市の初詣事情
堺市は大阪府南部に位置し、古くから貿易港として栄えた歴史ある街です。市内には由緒ある神社仏閣が多数あり、地元住民だけでなく遠方からも多くの参拝者が訪れます。
堺の初詣スポットは、それぞれに特色あるご利益があることが特徴です。勝運祈願の大鳥大社、引越しや転居の際に訪れる方違神社、学業成就の家原寺など、目的に応じて選べる多様性が魅力となっています。
1. 大鳥大社(おおとりたいしゃ)

和泉国一之宮の格式と勝運のご利益
大鳥大社は、和泉国一之宮として知られる堺市を代表する神社です。延喜式神名帳にも記された歴史ある名神大社で、日本武尊を祀る全国の大鳥神社の総本社として位置づけられています。
日本武尊が伊吹山で病に倒れた後、その御魂が白鳥となって最後に舞い降りたのがこの地とされ、一夜にして樹木が生い茂ったという「千種の杜」の伝説が残されています。本殿は「大鳥造」と呼ばれる独特の建築様式で、出雲大社に次ぐ古い形式を今に伝えています。
主なご利益
- 勝運・開運:連戦連勝の武神である日本武尊のご加護
- 厄除け:方災や災厄を祓う力
- 交通安全:自動車清祓も人気
- 商売繁盛:事業の成功を祈願
初詣の特徴
大鳥大社の初詣は、毎年多くの参拝者で賑わいます。特に人気なのが「先が見通せるお守り」です。透明なアクリル製で太陽光に当たるとオーロラのように輝くデザインが特徴で、仕事・学業・恋愛などあらゆる先が見通せるよう祈願されています。初穂料は1,500円で、紐の色は10種類から選べます。
また、透明な「勝みくじ」の中でも「強運」だけが透明になっている特別なおみくじも人気です。新年早々に強運を引き当てることができれば、一年を順風満帆に過ごせそうです。
初詣期間の参拝時間
- 12月31日~1月1日:終日参拝可能
- 1月2日以降:通常通り(詳細は公式サイト確認推奨)
- 屋台:参拝時間に合わせて営業
アクセス情報
| 住所 | 大阪府堺市西区鳳北町1丁1-2 |
| 電車 | JR阪和線「鳳駅」西出口から徒歩約5分 |
| バス | 南海バス「大鳥神社前」から徒歩1分 |
| 駐車場 | 無料駐車場あり(初詣期間は大変混雑が予想されます) |
| 公式サイト | 大鳥大社 |
2. 方違神社(ほうちがいじんじゃ)

全国でも珍しい方災除けの神社
方違神社は、紀元前90年に創建されたと伝えられる由緒ある神社です。摂津・河内・和泉の三国の境に位置し、どの国にも属さない「方位のない清地」として、古くから方災除けの神として信仰を集めてきました。
平安時代には熊野詣の参拝者が必ず立ち寄り、旅の安全を祈願したという記録が残されています。現在でも引越し、新築、転居、海外旅行などの際に、方位による災いを避けるため多くの人々が参拝に訪れます。
主なご利益
- 方災除け:転居・新築・増改築の厄除け
- 旅行安全:遠方への旅や出張の際の安全祈願
- 厄除け:一般的な厄除け祈願
- 家内安全・交通安全
初詣の特徴
方違神社では、「清めの御砂」と「方災除の粽(ちまき)」が特に人気です。清めの御砂は新居の四方に撒くことで方角による災難から逃れることができるとされています。粽は玄関の内側上方や鬼門に飾ることで災いを防ぐお守りとして知られています。
初詣の注意点として、正月三が日は境内への車の乗り入れができませんので、公共交通機関のご利用をおすすめします。
初詣期間の参拝時間
- 拝観:年中無休
- ご祈祷受付:9:00~16:00
- 休日:毎月9日・19日・29日(土日祝と大安の平日は除く)
アクセス情報
| 住所 | 大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1 |
| 電車 | 南海高野線「堺東駅」北東口から徒歩約5~7分 JR阪和線「堺市駅」から徒歩約15分 |
| バス | 南海バス「方違神社前」すぐ |
| 駐車場 | 30台(正月三が日は利用不可) |
| 公式サイト | 方違神社 |
3. 開口神社(あぐちじんじゃ)

地元で愛される「大寺さん」
開口神社は、神功皇后が三韓征伐の帰途にこの地に塩土老翁神を祀るべしとの勅願により創建されたと伝えられる古社です。延喜式神名帳にも記載されている式内社で、地元では「大寺(おおてら)さん」の愛称で親しまれています。
この「大寺」という呼び名は、行基菩薩が天平18年(746年)に境内に念仏寺を建立したことに由来しています。堺南組の氏神社として、地域の人々の信仰を集めてきました。
主なご利益
- 安産祈願:安産のご利益で知られる
- 婚礼:結婚式も執り行われる
- 開運厄除:厄年の厄除け祈願
- 家内安全:家族の健康と幸せを祈願
初詣の特徴
開口神社は与謝野晶子の生誕地である堺ゆかりの神社として、「晶子恋歌みくじ」が用意されているのが特徴です。文学好きの方には特におすすめのおみくじとなっています。
初詣の期間中は、正月祈祷として商売繁昌、社運隆昌、安全操業などのご祈願が執り行われます。所要時間は約15分ですが、混雑時には待ち時間が発生する場合があります。
初詣期間の参拝時間
- 参拝:年中可能
- 社務所受付:9:00~17:00
アクセス情報
| 住所 | 大阪府堺市堺区甲斐町東2-1-29 |
| 路面電車 | 阪堺線「大小路駅」または「宿院駅」から徒歩5分 |
| バス | 南海バス「大寺北門山之口前」下車徒歩3分 |
| 駐車場 | あり(台数限定) |
| 公式サイト | 開口神社 |
4. 百舌鳥八幡宮(もずはちまんぐう)

樹齢800年の大楠が見守る古社
百舌鳥八幡宮は、欽明天皇の時代(6世紀中頃)に創建されたと伝えられる歴史ある神社です。神功皇后がこの地で天下泰平民万人を守ろうとの御誓願を立てたことが起源とされ、応神天皇を主祭神として祀っています。
境内には大阪府の天然記念物に指定されている樹齢約800年の巨大なクスノキがあり、幹周5.2m、樹高25mという圧倒的な存在感で参拝者を出迎えます。枝葉が八方に広がる姿は観る者を魅了します。
主なご利益
- 厄除け・開運:武神・応神天皇のご加護
- 家内安全:家族の平安を祈願
- 安産祈願:安産のお守りも授与
- 交通安全:自動車の清祓いも実施
初詣の特徴
百舌鳥八幡宮の初詣では、ユニークな「はにわおみくじ」(初穂料1,000円)が人気です。百舌鳥古墳群にちなんだもので、お土産としても喜ばれています。
また、ふとん太鼓のワンシーンが刺繍された御守り(初穂料1,000円)は、堺市を代表する秋祭り「月見祭」で有名な当神社ならではの授与品として人気を集めています。
2026年初詣期間の参拝時間
- 12月31日:23:00~1月1日2:00
- 1月1日:7:00~19:00
- 1月2日~4日:7:00~18:00
- 1月5日~6日:8:00~17:00
- 1月7日以降:9:00~16:30
アクセス情報
| 住所 | 大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁706番地 |
| 電車 | JR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩10分 南海高野線「百舌鳥八幡駅」から徒歩10分 Osaka Metro御堂筋線「中もず駅」から徒歩10分 |
| バス | 南海バス「もず八幡前」下車すぐ |
| 駐車場 | あり |
| 公式サイト | 百舌鳥八幡宮 |
5. 家原寺(えばらじ)

「智恵の文殊さん」で合格祈願
家原寺は、慶雲元年(704年)に奈良時代の名僧・行基が自らの生家を寺に改めたことに始まるとされる古刹です。行基宗を称する単立寺院で、本尊は智恵をつかさどる文殊菩薩です。
地元では「智恵の文殊さん」として親しまれ、合格祈願、学業成就のご利益で知られています。かつては受験生が本堂の壁に直接願い事を書き入れていたため「落書き寺」と呼ばれていましたが、現在は白いハンカチに合格祈願を書いて本堂の外壁に張り付ける形に変わり、「ハンカチ寺」とも呼ばれています。
主なご利益
- 合格祈願・学業成就:文殊菩薩のご加護
- 智恵授け:智恵を授かる
- 資格取得:各種試験の合格祈願
初詣の特徴
家原寺の初詣は、受験シーズンと重なることもあり、多くの受験生とその家族で賑わいます。智恵お守りは受験生へのプレゼントとしても人気があります。
境内には平成元年に再建された三重塔があり、塔内は極彩色が施され大日如来が安置されています。また、四季を通じて花が咲く美しい境内も見どころの一つです。
初詣期間の参拝時間
- 1月1日:9:00から開門
- 通常期間:9:00~17:00
アクセス情報
| 住所 | 大阪府堺市西区家原寺町1-8-20 |
| 電車 | JR阪和線「津久野駅」から徒歩約10分 |
| バス | 南海バス「堺市立総合医療センター東」下車徒歩2分 |
| 車 | 阪和自動車道「堺IC」から約10分 |
| 駐車場 | 専用駐車場あり(正面と東門側) |
| 公式サイト | 家原寺 |
堺市初詣の混雑状況と回避ポイント
堺市の主要な初詣スポットは、例年元日から3日にかけて多くの参拝者で賑わいます。特に混雑するのは以下の時間帯です。
混雑する時間帯
- 1月1日:0:00~3:00(年越し参拝)、10:00~15:00
- 1月2日~3日:10:00~15:00
混雑を避けるポイント
- 早朝参拝:6:00~8:00は比較的空いています
- 夕方以降:16:00以降は人出が落ち着きます
- 4日以降:三が日を過ぎると混雑が緩和されます
- 公共交通機関の利用:駐車場が満車になることも多いため、電車やバスでの参拝がおすすめです
初詣の参拝マナーとお作法
初詣を気持ちよく済ませるために、基本的な参拝マナーを確認しておきましょう。
神社の参拝作法
- 鳥居をくぐる前に一礼
- 手水舎で身を清める(左手→右手→口→柄の順)
- 拝殿前で軽く一礼
- 賽銭を静かに入れる
- 鈴を鳴らす
- 二礼二拍手一礼(2回お辞儀、2回拍手、1回お辞儀)
- 鳥居を出る際に振り返って一礼
お寺の参拝作法
- 山門で一礼
- 手水舎で身を清める
- 本堂前で合掌
- 賽銭を静かに入れる
- 鈴を鳴らす
- 合掌して祈る(拍手はしません)
まとめ:2026年は堺の初詣で良い一年を
堺市の初詣スポットは、それぞれに特色ある歴史とご利益を持っています。勝運を祈願するなら大鳥大社、新しい生活のスタートには方違神社、安産や家内安全なら開口神社、厄除けなら百舌鳥八幡宮、そして学業成就なら家原寺と、目的に応じて選ぶことができます。
2026年の初詣は、古都堺の歴史と伝統を感じながら、新しい年の幸せを祈願してみてはいかがでしょうか。各神社仏閣のご神徳を授かり、素晴らしい一年を過ごせますように。
なお、参拝時間や行事の詳細は変更される場合がありますので、お出かけ前に各施設の公式ホームページや電話で最新情報をご確認ください。