【2026】倉敷のおすすめ初詣5選|定番から穴場まで

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【2026】倉敷のおすすめ初詣5選|定番から穴場まで

倉敷で初詣に行くならここ!2026年おすすめスポット5選

岡山県倉敷市は、美観地区をはじめとした歴史的な町並みと、古くから信仰を集める神社が数多く存在するエリアです。

2026年の新しい年の始まりを、由緒ある神社でのお参りから始めてみませんか。
この記事では、定番の人気スポットから地元の人に愛される穴場まで、倉敷のおすすめ初詣スポット5選を詳しくご紹介します。

【2026】岡山県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
【2026】岡山県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

岡山県の初詣スポット|2026年は歴史と伝統に触れる新年の祈りを 新しい年の始まりを迎えるにあたり、岡山県には歴史と由緒ある初詣スポットが数多く存在します。 桃太郎伝説ゆかりの神社から、日本三大稲荷に ...

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1. 阿智神社(あちじんじゃ)~倉敷美観地区の総鎮守~

阿智神社
倉敷美観地区の北側、鶴形山の山頂に鎮座する阿智神社は、倉敷の総鎮守として地元で親しまれる神社です。標高43メートルの山頂からは倉敷の町並みを一望でき、初詣と合わせて美観地区観光も楽しめる人気スポットとなっています。

阿智神社の特徴とご利益

主祭神は宗像三女神で、海上交通の守護神として古くから信仰されてきました。文禄3年(1594年)に現在地へ遷座し、明治2年の神仏分離により「阿智神社」となりました。

御利益は航海安全・交通安全を中心に、市寸嶋比売命は芸能や財宝、美容の神様でもあることから、商売繁盛や美容成就のご利益もあるとされています。江戸時代には倉敷が幕府直轄の天領地として栄え、歴代代官の崇敬も篤かった歴史ある神社です。

見どころ

檜皮葺の本殿は格式高い建築様式で、倉敷市内では阿智神社、足高神社、日本第一熊野神社の3社のみが採用しています。境内には県指定天然記念物の「阿知の藤」があり、樹齢300~500年と推定される曙藤としては日本一の古木です。また、境内からの眺望も素晴らしく、絵馬殿からは美観地区全体を見渡すことができます。

アクセス情報

  • 住所:岡山県倉敷市本町12-1
  • 電話:086-425-4898
  • アクセス:JR倉敷駅から徒歩15分
  • 参拝時間:参拝自由
  • 公式サイト:阿智神社

美観地区散策と合わせて訪れやすく、倉敷観光の中心地にあるため、初詣客で特に賑わいます。33段の厄除け階段を登ってお参りすることで、より一層のご利益が得られるとされています。

2. 由加山 由加神社本宮(ゆがさん ゆがじんじゃほんぐう)~厄除けの総本山~

由加山 由加神社本宮
倉敷市児島地区の由加山に鎮座する由加神社本宮は、厄除けの総本山として全国的に知られる神社です。年間約100万人が参拝し、初詣には35万人以上が訪れる倉敷を代表する初詣スポットです。

由加神社本宮の歴史とご利益

2000年以上の歴史を持ち、天平5年(733年)に行基菩薩によって開山されました。日本三大権現の一つとして数えられ、全国に52の分社を持つ由加神社の本宮です。神仏習合の霊山として発展し、桓武天皇の代以来、朝廷の祈願所として繁栄してきました。

主なご利益は厄除け・災難除け・交通安全・商売繁盛で、「有求必應(求めが有れば必ず應じて下さる)」神様として信仰されています。江戸時代中期には備前藩主池田候の祈願所となり、正月・五月・九月には藩主自らが参拝されていました。

両参りの風習

由加神社本宮と香川県の金刀比羅宮(こんぴらさん)の両方にお参りすると、ご利益が倍増するという「両参り」の風習が江戸時代から続いています。船で瀬戸内海を渡る前に由加山に参拝し、航海の安全を祈願するのが一般的でした。

見どころ

県指定重要文化財の本殿をはじめ、日本一の備前焼大鳥居、縁結びの獅子、子授けのご神木など見どころが豊富です。境内には蓮台寺も隣接しており、神社とお寺の両方を参拝できる神仏習合の歴史を体感できます。

アクセス情報

  • 住所:岡山県倉敷市児島由加2852
  • 電話:086-477-3001
  • アクセス:瀬戸中央自動車道児島ICより車で約21分、JR瀬戸大橋線児島駅より車で約16分
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト:由加山 由加神社本宮

年始は大変混雑しますが、圧巻のご祈祷を受けることができます。厄除け祈願を希望される方には特におすすめの神社です。

3. 足高神社(あしたかじんじゃ)~航海安全の「帆下げの宮」~

足高神社
倉敷市笹沖の足高山山上に鎮座する足高神社は、平安時代の延喜式神名帳にも記載された備中18社の一つに数える最古社です。地元の人々に愛される神社で、比較的落ち着いて参拝できる穴場スポットとしてもおすすめです。

足高神社の歴史とご利益

社伝によれば第10代崇神天皇の御代に勧請された古社で、祭神は大山津見命、配神は石長比賣命・木之花佐久夜比賣命です。式内小社で、旧社格は県社という格式ある神社です。

かつて足高山は「小竹島」または「笹島」と呼ばれる瀬戸内海(吉備の穴海)に浮かぶ島でした。島の周囲は潮流が激しく渦が巻いていたため、ここを通る船はすべて帆を下げて足高の神に航海の安全を祈願したことから、「帆下げの宮」と呼ばれるようになりました。このことから交通安全・航海安全のご利益が特に知られています。

見どころ

檜皮葺きの本殿は2000年前の鎮座と書かれている古社らしい落ち着いた美しさが印象的です。左右対称に建物が配置され、渡り廊下で繋がれている様子は必見です。春には桜の名所としても知られ、足高公園として整備された境内は花見客で賑わいます。

アクセス情報

  • 住所:岡山県倉敷市笹沖1033
  • 電話:086-425-7292
  • アクセス:JR西富井駅から徒歩約28分、車の場合は国道2号線笹沖交差点から約5分
  • 駐車場:あり(公園駐車場利用可)
  • 公式サイト:足高神社

標高67メートルの山頂にあり、境内からは倉敷市街を見渡せます。大規模な神社に比べて混雑が少なく、ゆっくりと参拝したい方におすすめです。

4. 日本第一熊野神社(にほんだいいちくまのじんじゃ)~病気祈願で知られる古社~

日本第一熊野神社
倉敷市林に鎮座する日本第一熊野神社は、大宝元年(701年)に紀州熊野本宮大社から御神体を遷座した歴史ある神社です。「日本第一熊野十二社権現宮」と称し、修験道の伝統を今に伝える神社として知られています。

日本第一熊野神社の歴史とご利益

修験道の祖・役小角が配流された際、弟子たちが熊野本宮大社の御神体を捧持し、3年の放浪の後に現在地に遷座したと伝えられています。祭神は伊邪那美神、伊邪奈岐神、家都御子神、速玉之男神です。

聖武天皇は児島一円を本宮領として寄進し、孝謙天皇は「日本第一大霊験根本」の称号を奉られました。主なご利益は病気平癒・厄除開運・いじめ除けで、特に体の各部位に特化したお守りが多種揃っており、病気祈願に訪れる参拝者が多いのが特徴です。

見どころ

本殿は6殿が横に並ぶ熊野本宮大社と似た配置で、第二殿が国重要文化財、他の5棟は県重要文化財に指定されています。境内には五流尊瀧院の三重塔があり、神社と修験道の寺院が一体となった神仏習合の姿を今に残しています。また、日本で唯一の「いじめ除け」の八尾羅宮が江戸時代より鎮座し、全国から参拝者が訪れます。

アクセス情報

  • 住所:岡山県倉敷市林684
  • 電話:086-485-0105
  • アクセス:瀬戸中央自動車道水島ICより車で約5分、JR瀬戸大橋線植松駅より徒歩約20分、木見駅より徒歩約25分
  • 駐車場:あり(約50台)
  • 社務所対応時間:9:00~16:00(月・火曜定休、1月中・祝祭日を除く)
  • 公式サイト:日本第一熊野神社

現代的な決済システムも導入されており、お守りや御朱印の支払いにスマホ決済(PayPay)が利用できます。健康祈願や厄除けを重視される方に特におすすめです。

5. 吉備津神社・吉備津彦神社~桃太郎伝説ゆかりの名社~

吉備津神社
倉敷からも訪れやすい岡山市内の初詣スポットとして、桃太郎伝説で知られる吉備津神社と吉備津彦神社をご紹介します。どちらも大吉備津彦命を祭神とする由緒ある神社で、日本遺産に認定されています。

吉備津神社(備中国一宮)

岡山市北区吉備津に鎮座し、備中国一宮として崇敬される神社です。国宝に指定された本殿・拝殿は、全国唯一の「吉備津造り(比翼入母屋造)」という建築様式で建てられており、1425年に再建された歴史的建造物です。

360メートルにわたる美しい廻廊は一見の価値があり、釜の鳴る音で吉凶を占う「鳴釜神事」でも有名です。桃太郎伝説の舞台となった矢置岩や御竈殿など、伝説にまつわるスポットが点在しています。

アクセス情報

  • 住所:岡山県岡山市北区吉備津931
  • 電話:086-287-4111
  • アクセス:JR倉敷駅から吉備津駅まで約40分、駅から徒歩約10分
  • 公式サイト:吉備津神社

吉備津彦神社(備前国一宮)

岡山市北区一宮に鎮座し、備前国一宮として崇敬される神社です。別称「朝日の宮」と呼ばれ、夏至の日に正面鳥居から日が差し込んで祭文殿の鏡に当たる設計になっています。

家内安全、商売繁盛、厄除け、八方除けなどのご利益があり、桃太郎にちなんだ桃の形をした桃守や桃神籤が人気を集めています。樹齢1000年以上とされる御神木の平安杉や、高さ11.5メートルの大燈籠など見どころも豊富です。

アクセス情報

  • 住所:岡山県岡山市北区一宮1043
  • 電話:086-284-0031
  • アクセス:JR吉備線備前一宮駅から徒歩約3分
  • 公式サイト:吉備津彦神社

両社とも倉敷からのアクセスも良く、格式高い初詣を体験できるおすすめのスポットです。

倉敷の初詣で知っておきたいポイント

混雑を避けるためのコツ

元旦の午前中は特に混雑が予想されます。混雑を避けたい場合は、以下の時間帯がおすすめです。

  • 元旦の夕方以降
  • 1月2日・3日の早朝または夕方
  • 三が日を過ぎた1月中旬

由加神社本宮や阿智神社などの人気スポットは元旦の午前中は大変混雑するため、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

服装と持ち物

1月の倉敷は寒さが厳しいため、防寒対策をしっかりと行いましょう。特に山上にある神社(阿智神社、足高神社、由加神社本宮)は風が強いことがあります。

  • 温かいコートやジャケット
  • マフラー・手袋
  • 歩きやすい靴(階段を登る神社も多いため)
  • お賽銭用の小銭

ご祈祷を受ける場合

年始期間中のご祈祷は神社によって受付時間が異なります。事前に各神社の公式サイトで確認するか、電話で問い合わせることをおすすめします。特に由加神社本宮や日本第一熊野神社では本格的なご祈祷を受けることができます。

車でのアクセスについて

駐車場のある神社が多いですが、初詣期間は満車になることもあります。公共交通機関の利用も検討しましょう。特に阿智神社は美観地区にあるため、周辺の有料駐車場を利用することになります。

まとめ:倉敷の初詣は歴史と信仰の深さを感じられる

倉敷には、それぞれ特色ある神社が数多く存在しています。美観地区の総鎮守・阿智神社、厄除けの総本山・由加神社本宮、航海安全の足高神社、病気祈願の日本第一熊野神社、そして桃太郎伝説ゆかりの吉備津神社・吉備津彦神社。どの神社も長い歴史と深い信仰に支えられ、今も多くの人々に親しまれています。

2026年の初詣は、ご自身の願いや目的に合わせて神社を選んでみてはいかがでしょうか。交通安全を願うなら阿智神社や足高神社、厄除けなら由加神社本宮、健康祈願なら日本第一熊野神社と、それぞれの特色を活かした参拝ができます。

新しい年の始まりを、由緒ある倉敷の神社で迎えることで、一年の良いスタートを切ることができるでしょう。皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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