【2026】大分市のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

大分市で初詣に行くならここ！2026年おすすめ神社仏閣5選

2026年の新年、大分市内で初詣を計画されている方へ。
県内トップクラスの参拝者数を誇る定番スポットから、静かに新年を迎えられる穴場まで、大分市内の初詣におすすめの神社を厳選してご紹介します。

今回ピックアップする5箇所は、いずれも歴史ある由緒正しき神社です。
参拝時間や混雑情報、アクセス方法、見どころも詳しく解説していますので、ぜひ初詣先選びの参考にしてください。

1. 大分縣護國神社｜日本一の巨大縁起物が迎える初詣の定番

大分市内最多の参拝者数を誇る初詣スポット

大分縣護國神社は、三が日で約29万人が訪れる大分市内最大の初詣スポットです。明治維新から現代まで、国のために命を捧げた4万4456柱の御霊を祀る神社として、地元の人々から厚い信仰を集めています。

境内には、西南戦争で亡くなった軍人・警官の墓地や、戦没者の遺書などを展示した「言霊記念館」があり、先人たちへの感謝と平和への祈りを感じられる場所となっています。

日本一の巨大縁起物が圧巻

大分縣護國神社の最大の見どころは、日本一の高さを誇る18.8mの大はま矢です。このほかにも12mの大熊手、縦3m×横5mの九州最大級の大絵馬、高さ18mの大門松など、巨大縁起物が参拝者を圧倒します。

これらの巨大縁起物は近年の名物として定着し、参拝者が年々増加している理由のひとつとなっています。写真映えするスポットとしても人気で、多くの人が記念撮影を楽しんでいます。

また、境内にある展望台からは大分市街地や別府湾の絶景を望むことができ、初日の出スポットとしても知られています。

主なご利益

国家安泰、家内安全、厄除開運、必勝、安産、商売繁盛、社業安全、事業繁栄など、幅広いご利益があります。

初詣情報

1月1日6時から歳旦祭が執り行われます。1月2日には「書初め」のイベントがあり、大分高校書道部が「新しい年 希望の一字」を揮毫します。

参拝時間は通常8時30分～16時ですが、初詣期間は時間が延長されます。

混雑回避のポイント

1月1日～4日は終日混雑が予想され、5日以降は平日午前中に企業のお参りで混み合います。混雑を避けるなら、早朝や夕方の時間帯がおすすめです。

アクセス情報

【住所】大分県大分市牧1371
【駐車場】あり（臨時駐車場も含む）
【公共交通機関】JR日豊本線「高城駅」から徒歩約20分
【お問い合わせ】097-558-3096

2. 柞原八幡宮｜豊後一の宮、国の重要文化財指定の名社

宇佐八幡宮の分霊を祀る由緒ある神社

柞原八幡宮（ゆすはらはちまんぐう）は、平安時代初期の天長4年（827年）に創建された、宇佐八幡宮の分霊地として豊後一の宮とされた由緒ある神社です。

大友氏や歴代府内藩主からの厚い信仰を集め、三が日には約10万人の参拝者が訪れます。深い杉の木立に囲まれた境内は、厳かな雰囲気に包まれており、心を落ち着けて新年を迎えるのにふさわしい空間です。

国の重要文化財が10棟も

柞原八幡宮の最大の見どころは、壮麗な八幡造りの本殿を中心とした社殿群です。本殿、申殿、拝殿、楼門、東西宝殿、東西回廊、西門、南大門の10棟が国の重要文化財に指定されています。

特に南大門は、龍・花・鳥・聖人などの繊細な彫刻が見事で、「日暮門（ひぐらしもん）」と呼ばれています。これは「一日中見ていても飽きない」という意味から名付けられたもので、その芸術性の高さを物語っています。

樹齢3000年の御神木

境内には国の天然記念物に指定された樹齢約3000年のクスの巨木があり、幹周囲が18.5mにも達します。このクスの木はパワースポットとしても知られ、多くの参拝者が訪れます。

また、境内には「幸福の扇石」と呼ばれる扇形の石が2ヶ所あり、この石を踏んで願掛けをすると願いが叶うと古くから言い伝えられています。

主なご利益

家内安全、商売繁盛、必勝祈願、開運招福、厄除け、交通安全など、様々なご利益があります。

初詣情報

1月1日には歳旦祭が執り行われます。正月三が日には宝物館が拝観でき（8時～17時）、刀剣や仏像など国・県の重要文化財を見ることができます。

また、福引きや神楽、日本舞踊なども予定されており、華やかな新年の雰囲気を楽しめます。

通常の参拝時間は8時30分～16時です。

混雑回避のポイント

大晦日から正月三が日の期間中は交通規制が実施されます。参道には約180段の階段があるため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。車で本殿近くまで行くこともできますが、混雑時は待ち時間が発生する可能性があります。

アクセス情報

【住所】大分県大分市大字八幡987
【駐車場】通常50台、期間中は臨時駐車場300台
【公共交通機関】
・JR西大分駅からコミュニティバス約10分「柞原」下車
・JR大分駅から大分交通バス「柞原」行き約35分、終点下車徒歩5分
【お問い合わせ】097-534-0065

3. 春日神社｜千百有余年の歴史を刻む大分市民の守り神

平安時代創建の由緒ある古社

春日神社は、貞観2年（860年）に国司・藤原朝臣世数が奈良の春日大社から四所大神を勧請して創建された、千百有余年の歴史を持つ県内有数の古社です。

大分市の中心部に位置しながら、約8,000坪の広大な境内は緑豊かな杜に包まれており、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しの空間となっています。

大分市民に深く親しまれている神社で、多くの車に春日神社のステッカーが貼られているほど地域に根付いた存在です。

朱色の社殿と樹齢1000年の大楠

春日神社の見どころは、鮮やかな朱色の社殿です。昭和42年（1967年）に再建された現在の社殿は、色彩豊かで美しく、参拝者の目を楽しませてくれます。

また、神門の東西には樹齢約1000年とされる大楠が大分市指定名木として聳え立ち、長い歴史を感じさせてくれます。この御神木もパワースポットとして多くの参拝者が訪れます。

本殿の社号額は、日露戦争の英雄・東郷平八郎によるものです。

主なご利益

勝運、産業繁栄、交通安全、災難除け、厄除けなど、様々なご利益があります。特に勝負運や出世祈願にご利益があるとされています。

初詣情報

1月1日には歳旦祭が執り行われます。春日神社は初詣スポットとして地元で人気が高く、元日は多くの参拝者で賑わいます。

御朱印の受付時間は通常9時～17時です。オリジナル御朱印帳も人気で、シンプルで落ち着きのある紫色（薄紫と濃紫の2種類）の御朱印帳が1冊1,000円で購入できます。

混雑回避のポイント

元日の午前10時過ぎは、駐車場が満車になり、参拝の列も長くなります。混雑を避けるなら早朝の参拝がおすすめです。境内には150台収容の無料駐車場がありますが、混雑時は付近のコインパーキングの利用も検討しましょう。

アクセス情報

【住所】大分県大分市勢家町4-6-87
【駐車場】約150台（無料）
【公共交通機関】JR大分駅から車で約5分、徒歩約20分
【アクセス】大分駅北口前の国道10号線を別府方面に進み、大道入口交差点を右折、千代町四丁目交差点を左折して約400m直進
【お問い合わせ】097-532-5638

4. 西寒多神社｜もう一つの豊後一の宮、桜の名所としても有名

豊後国一宮を称する古社

西寒多神社（ささむたじんじゃ）は、柞原八幡宮とともに豊後国一宮を称する由緒ある神社です。社伝によれば、応神天皇の時代に創建されたとされ、非常に古い歴史を持っています。

大分市中心部からやや離れた静かな場所に鎮座しており、落ち着いた雰囲気の中で新年を迎えることができる穴場スポットです。

桜の名所として知られる境内

西寒多神社は桜の名所としても有名で、春には多くの花見客で賑わいます。広大な境内は四季折々の自然を楽しむことができ、初詣の時期でも自然に囲まれた静かな雰囲気が魅力です。

山の中腹に位置するため、境内からの眺望も素晴らしく、大分市街地を見渡すことができます。

主なご利益

家内安全、商売繁盛、五穀豊穣、厄除け、交通安全など、様々なご利益があります。

初詣情報

元日には歳旦祭が執り行われます。比較的落ち着いた雰囲気の中で参拝できるため、混雑を避けてゆっくりと初詣をしたい方におすすめです。

混雑回避のポイント

大分市中心部から少し離れているため、市内の主要神社と比べると比較的空いています。ただし、山の中にあるため、車でのアクセスが便利です。

アクセス情報

【住所】大分県大分市大字寒田1644
【駐車場】あり
【公共交通機関】JR大分駅からバスで約30分「国宗」下車、徒歩約10分。またはJR鶴崎駅から徒歩約15分
【お問い合わせ】097-569-4182

5. 賀来神社｜6年に一度の大名行列が有名な地域の守り神

承和3年創建の歴史ある古社

賀来神社は、承和3年（836年）に創建された歴史ある神社です。地域の守り神として長く信仰を集めており、地元の人々に親しまれています。

川沿いに位置する境内は、自然豊かで静かな雰囲気に包まれており、落ち着いて新年の参拝ができる穴場スポットです。

6年に一度の「大名行列」

賀来神社の最大の見どころは、卯酉年（6年に1度）に行われる賀来神社秋季大祭の「大名行列」です。150名からなる行列が進み、「コラッサ」のかけ声とともに傘投げなどの妙技が披露される伝統行事で、松山市指定無形民俗文化財に登録されています。

次回の大名行列は2029年の予定ですが、通常の年でも地域の伝統を感じられる温かい雰囲気の神社です。

主なご利益

家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、厄除けなど、地域の守り神としての様々なご利益があります。

初詣情報

元日には歳旦祭が執り行われます。地域密着型の神社のため、アットホームな雰囲気で参拝できます。

混雑回避のポイント

大分市中心部から離れた住宅地にあり、地元の参拝者が中心のため、比較的混雑は少なめです。ゆっくりと参拝したい方におすすめの穴場スポットです。

アクセス情報

【住所】大分県大分市賀来
【駐車場】あり（秋の市開催時などイベント時は混雑）
【公共交通機関】JR久大本線「賀来駅」から徒歩約12分
【お問い合わせ】097-549-0204

大分市の初詣で知っておきたいマナーとポイント

参拝の基本マナー

初詣では以下の基本マナーを守りましょう。

1. 鳥居の前で一礼してから境内へ入る
2. 参道の中央は神様の通り道なので、端を歩く
3. 手水舎で手と口を清める
4. 二拝二拍手一拝で参拝する
5. おみくじは結ぶ場所が指定されている場合はそこに結ぶ

服装について

初詣は神聖な場所への参拝ですので、清潔感のある服装を心がけましょう。極端にラフすぎる格好（パジャマのような服装など）は避けることが大切です。

混雑対策と交通規制

三が日は多くの神社で混雑が予想されます。大分縣護國神社や柞原八幡宮などの人気スポットでは、大晦日から正月三が日にかけて交通規制が実施されます。

可能な限り公共交通機関を利用するか、早朝や夕方の時間帯を狙うと比較的スムーズに参拝できます。

駐車場情報

各神社とも駐車場を完備していますが、元日は早い時間から満車になることがあります。臨時駐車場が設置される神社もありますが、周辺道路の混雑も予想されるため、時間に余裕を持って出発しましょう。

防寒対策も忘れずに

1月の大分は冷え込むことがあります。特に早朝や夜間は気温が下がるため、しっかりとした防寒対策をして参拝しましょう。待ち時間が長くなることも想定して、カイロや温かい飲み物を用意しておくと安心です。

大分市以外の初詣スポットもチェック

宇佐神宮（宇佐市）

大分県内で最も有名な初詣スポットといえば、全国4万社以上の八幡神社の総本宮である宇佐神宮です。正月三が日には40万人以上の参拝者が訪れ、県内トップの人気を誇ります。

大分市からは車で約1時間の距離ですが、伊勢神宮に次ぐ「第2の宗廟」と称される格式高い神社で、一度は訪れたい初詣スポットです。

別府市の神社

温泉で有名な別府市にも、八幡朝見神社など初詣に人気の神社があります。温泉旅行と合わせて初詣を楽しむのもおすすめです。

まとめ：2026年の大分市初詣は事前準備で快適に

大分市内には歴史ある神社が数多くあり、それぞれに異なる魅力とご利益があります。

巨大縁起物で有名な大分縣護國神社、国の重要文化財が立ち並ぶ柞原八幡宮、市民に親しまれる春日神社、静かな雰囲気の西寒多神社や賀来神社など、目的や好みに応じて選ぶことができます。

混雑する時間帯を避ける、公共交通機関を利用する、防寒対策をしっかりするなど、事前の準備をしっかり行うことで、快適な初詣を過ごすことができるでしょう。

2026年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心を込めてお参りください。