春日大社

奈良県

【2026】奈良県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

もくじ

奈良県で2026年の初詣を楽しもう!歴史と文化を感じる参拝スポット

2026年の新しい年を、古都・奈良で迎えませんか。
世界遺産に登録された神社仏閣から、地元で愛される穴場スポットまで、奈良県には魅力的な初詣スポットが数多くあります。
奈良時代から続く歴史ある社寺で、新年の祈願をすることで、特別なご利益が期待できます。

本記事では、奈良県内でおすすめの初詣スポット7選をご紹介します。
参拝者数が多い定番スポットから、比較的混雑を避けられる穴場まで、それぞれの特徴やアクセス方法を詳しく解説していきます。

春日大社|世界遺産で迎える新年、95万人が訪れる奈良の初詣人気No.1

春日大社
春日大社は、奈良県内で最も多くの初詣参拝者が訪れる神社です。三が日だけで約95万人が参拝に訪れ、世界遺産に登録された美しい朱塗りの社殿と、約3,000基にも及ぶ灯籠が幻想的な雰囲気を醸し出します。

春日大社の初詣の見どころとご利益

春日大社は、奈良時代の768年に創建された歴史ある神社で、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神の四柱をお祀りしています。開運招福、厄除け、縁結び、学業成就など、あらゆる祈願に対応する万能のご利益があるとされています。

初詣期間中は、1月2日に「日供始式並興福寺貫首社参式」、1月3日に「神楽始式」、1月7日に「御祈祷始式」など、新春の特別な行事が執り行われます。また、外拝殿には毎年、日本画家による巨大な干支の絵馬が掲げられ、写真スポットとして人気を集めています。

混雑状況と参拝のポイント

春日大社の混雑ピークは、元旦の0時から4時、そして11時から17時までです。2日と3日も11時から17時にかけて混雑が続きます。混雑を避けたい方は、早朝(5時から9時)や夕方(17時以降)の参拝がおすすめです。

境内は広いため人の流れは滞りませんが、参拝までに1~2時間待つこともあります。また、奈良公園周辺では交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されています。

春日大社へのアクセス

アクセス方法 詳細
電車・バス JR・近鉄奈良駅から奈良交通バス「春日大社本殿」行きで約11~15分、終点下車すぐ。または市内循環バスで「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
徒歩 近鉄奈良駅から徒歩約25分
駐車場 約100台(有料、初詣期間は満車になりやすい)
参拝時間 12月31日23:45頃開門~1月1日22:00、1月2~3日6:30~20:00

橿原神宮|日本建国の地で新年を祝う、奈良県最大120万人の初詣スポット

橿原神宮
橿原神宮は、奈良県内で最も多くの初詣参拝者を集める神社で、三が日で約120万人が訪れます。日本の初代天皇である神武天皇と皇后をお祀りする神宮で、広大な境内と荘厳な社殿が特徴です。

橿原神宮の初詣の見どころとご利益

橿原神宮は、畝傍山の東南麓に鎮座し、約53万平方メートルにも及ぶ広大な神域を誇ります。神武天皇にあやかり、開運招福、健康延寿、厄除け、家内安全、商売繁盛など幅広いご利益があるとされています。

初詣期間中は、1月1日に「歳旦祭並延寿祭」、1月3日に「元始祭」が斎行されます。また、外拝殿北側には毎年、藤本静宏氏による巨大な干支の絵馬が掲げられ、記念撮影スポットとして大人気です。元旦から7日間は内拝殿での特別参拝も実施されます。

混雑状況と参拝のポイント

橿原神宮は境内が非常に広いため、混雑していても人の流れが滞ることはありません。ただし、元旦の午前中から日中にかけては特に混雑します。混雑を避けるには、元旦の早朝(5時~9時)や夕方(17時以降)、あるいは2日以降の参拝がおすすめです。

参拝の順路は、南神門から入り北神門から出る一方通行となっています。また、境内では数百店舗にも及ぶ露店が立ち並び、県内随一の規模を誇ります。

橿原神宮へのアクセス

アクセス方法 詳細
電車 近鉄「橿原神宮前駅」中央口から徒歩約10分
駐車場 約800台+臨時駐車場約700台(初詣期間は1回1,000円)。混雑時は駐車まで2時間以上要することも
交通規制 12月31日22時~1月1日17時、1月2~3日8時~17時に実施
参拝時間 12月31日6:30~1月1日22:00、1月2~3日6:30~20:00、1月4~7日6:30~18:00

大神神社|日本最古の神社で迎える新年、三輪山を御神体とする神秘のパワースポット

大神神社
大神神社(おおみわじんじゃ)は、三輪山そのものを御神体とする日本最古の神社のひとつです。本殿を持たず、拝殿から三ツ鳥居を通して三輪山を拝するという、原初の神祀りの形を今に伝えています。三が日で約50万人が参拝に訪れます。

大神神社の初詣の見どころとご利益

大神神社のご祭神は大物主大神で、農工商すべての産業開発、方除、治病、造酒、製薬、交通、航海、縁結びなど、あらゆる人間生活の守護神として崇敬されています。特に商売繁盛や縁結びのご利益で知られ、全国から参拝者が訪れます。

初詣の名物は、元旦午前1時から行われる「繞道祭(にょうどうさい)」です。神職が長さ約3メートルの大松明を担いで、山麓にある19社を巡る火の祭典で、迫力満点の光景を間近で見ることができます。

混雑状況と参拝のポイント

大神神社は参道や境内が比較的狭いため、参拝者数が50万人程度でも、橿原神宮より混雑度合いが高く感じられることがあります。特に年越しから元旦の日中にかけては、駅前からの参道が大混雑し、本殿前では入場規制が行われます。

混雑を避けるには、2日以降の午前中の早い時間帯がおすすめです。また、参拝は24時間可能ですが、授与所は冬季(12月~2月)は9時から16時30分までとなっています。

大神神社へのアクセス

アクセス方法 詳細
電車 JR万葉まほろば線(桜井線)「三輪駅」から徒歩約10分
バス 近鉄桜井駅から臨時バス運行(三輪恵比須神社バス停下車、徒歩約10分)
駐車場 約500台(初詣期間は1回500円)。混雑時は渋滞必至のため公共交通機関推奨
交通規制 12月31日~1月5日に実施
参拝時間 24時間参拝可能(授与所は9:00~16:30)

信貴山朝護孫子寺|毘沙門天の霊験あらたか、寅のお寺で開運招福

信貴山朝護孫子寺
信貴山朝護孫子寺は、聖徳太子が毘沙門天に戦勝祈願をして勝利したという伝説が残る古刹です。寅年・寅日・寅の刻に毘沙門天が現れたという言い伝えから、境内には巨大な張り子の虎をはじめ、様々な虎の像が配置されています。

信貴山朝護孫子寺の初詣の見どころとご利益

福徳開運の毘沙門天として知られ、家内安全、商売繁盛、開運長寿、学業成就、交通安全、厄除けなど、幅広いご利益があります。特に金運アップや商売繁盛を願う参拝者が多く訪れます。

境内に設置された巨大な張り子の虎は、ゆらゆらと首を振ることから「よく首が回る(何事にも不自由しない)」というご利益があるとされ、「魔除け」や「福を呼ぶ」縁起物として人気です。

初詣期間中の1月1日から8日まで、毘沙門天王の秘仏が特別開帳されます(祈祷中を除く)。また、参道に架かる「開運橋」は国の登録有形文化財で、この橋を渡って参拝することで開運祈願ができると言われています。

信貴山朝護孫子寺へのアクセス

アクセス方法 詳細
電車・バス(王寺ルート) JR・近鉄「王寺駅」北口から奈良交通バス「信貴山門」行きで約22分、「信貴大橋」下車、徒歩5分
電車・バス(信貴山下ルート) 近鉄「信貴山下駅」からバスで約10分
駐車場 あり(通常は無料だが、混雑状況により変動の可能性あり)
拝観時間 4月~9月 8:30~17:30、10月~3月 9:00~17:00

興福寺|五重塔が印象的な法相宗の大本山、多彩なご利益が魅力

興福寺
興福寺は、奈良公園内に位置し、天武天皇が皇后の病気平癒を祈願して建立された法相宗の大本山です。国宝の五重塔や阿修羅像で知られ、世界遺産「古都奈良の文化財」の一部として登録されています。

興福寺の初詣の見どころとご利益

興福寺では、家内安全、交通安全、病気平癒、学業成就など多彩なご利益が得られます。中でもおすすめは「一言観音堂」で、願い事を一言だけ聞き入れてくれる一言観音様が祀られており、普段から多くの参拝客が列を作る人気スポットです。

初詣期間中は、元旦0時から不動堂で「新春護摩祈祷」が行われ、1月2日には「春日社参式」で貫首以下の僧侶が春日大社に参拝し神前説教を行います。また、1月1日から7日まで、中金堂で厨子入りの吉祥天像が開帳されます。

興福寺へのアクセス

アクセス方法 詳細
徒歩 近鉄奈良駅から徒歩約5分、JR奈良駅から徒歩約15分
バス JR奈良駅から市内循環バスで「県庁前」下車すぐ
駐車場 なし(周辺の有料駐車場を利用)
拝観時間 境内自由(国宝館・東金堂・中金堂は9:00~17:00、受付16:45まで)
拝観料 境内自由(国宝館・東金堂・中金堂は別途料金)

薬師寺|世界遺産で心静かに新年を迎える、健康祈願の名刹

薬師寺
薬師寺は、天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願して創建された法相宗の大本山で、世界遺産に登録されています。国宝の東塔は「凍れる音楽」と称される美しい姿で知られています。

薬師寺の初詣の見どころとご利益

薬師寺の御本尊は薬師如来で、その名の通り病気平癒や健康増進のご利益で知られています。新年の健康を祈願するには最適の寺院です。また、学業成就や家内安全などのご利益もあります。

大晦日の23時から除夜の鐘が行われ(整理券配布)、元旦0時から「修正会法要」が執り行われます。さらに、1月1日から3日まで写経道場で「新春お写経会」が開催され、新春の清涼な空気の中で写経体験ができます。

奈良の初詣の起源とされる吉祥天女像が、毎年1月1日から15日まで薬師三尊像の前に特別にお祀りされます。吉祥天女像は麻布に描かれた日本最古の彩色画で、国宝に指定されています。

薬師寺へのアクセス

アクセス方法 詳細
電車 近鉄「西ノ京駅」下車すぐ
駐車場 あり(有料)
拝観時間 8:30~17:00(受付16:30まで)
拝観料 白鳳伽藍(金堂・大講堂・東院堂) 大人1,000円、中高生600円、小学生200円

般若寺|花に囲まれた穴場スポット、冬の水仙が美しいコスモス寺

般若寺
般若寺は「花の寺」として知られ、秋のコスモスで有名な寺院ですが、初詣の時期には約3万本の水仙が見頃を迎えます。花に囲まれながら静かに新年の参拝ができる穴場スポットです。

般若寺の初詣の見どころとご利益

般若寺は、飛鳥時代に高句麗の慧灌法師によって開かれ、後に聖武天皇が平城京の鬼門を護るために『大般若経』を納めた古刹です。御本尊は文殊菩薩で、学業成就や智慧のご利益があります。

国宝の楼門や重要文化財の十三重石宝塔など、貴重な文化財も多く、歴史好きにもおすすめです。冬の水仙が咲く境内は、他の初詣スポットとは一味違った趣があり、落ち着いて参拝できる雰囲気が魅力です。

境内には多くのお地蔵様が配置されており、散策しながら心静かに新年を迎えることができます。

般若寺へのアクセス

アクセス方法 詳細
バス JR奈良駅から奈良交通バス「青山住宅前」行きまたは「州見台八丁目」行きで約12分、「般若寺」下車、徒歩約3分。近鉄奈良駅からは約6分
駐車場 あり(数十台、無料)
拝観時間 9:00~17:00
拝観料 大人500円、中高生200円、小学生100円

奈良県の初詣を快適に楽しむためのポイント

混雑を避けるための時間帯選び

奈良県の主要な初詣スポットは、元旦の0時から3時頃、そして日中の11時から17時頃が最も混雑します。混雑を避けるには、早朝(5時~9時)や夕方以降(17時~)、あるいは2日以降の参拝がおすすめです。

特に4日以降になると、三が日に比べて格段に混雑が緩和されます。ゆっくりと参拝したい方は、松の内(1月7日まで)の期間中でも日にちをずらすことを検討してみてください。

交通手段の選択

奈良県の初詣スポットでは、三が日を中心に交通規制が実施され、駐車場も満車になりやすいため、公共交通機関の利用が強く推奨されます。特に春日大社、橿原神宮、大神神社周辺では、車でアクセスすると長時間の渋滞に巻き込まれる可能性が高くなります。

近鉄電車やJR線を利用すれば、スムーズにアクセスできます。また、橿原神宮では初詣期間限定のお得な切符「橿原神宮初詣割引きっぷ」が近鉄電車から発売されるので、ぜひ活用してください。

防寒対策を万全に

奈良の1月は冷え込みが厳しく、特に早朝や夜間の参拝では気温が氷点下近くまで下がることもあります。長時間の待機や参拝に備えて、暖かい服装を心がけましょう。カイロや手袋、マフラーなどの防寒グッズを準備すると快適に過ごせます。

屋台グルメも楽しもう

橿原神宮や春日大社では、初詣期間中に数多くの屋台が出店します。たこ焼き、焼きそば、甘酒、べっこう飴など、定番の屋台グルメから、奈良ならではの鹿せんべい風スイーツまで、バラエティ豊かなメニューが楽しめます。参拝後の楽しみとして、ぜひ屋台巡りもお楽しみください。

まとめ|2026年は奈良の初詣で縁起の良いスタートを

奈良県には、世界遺産に登録された格式高い神社仏閣から、地元で愛される穴場スポットまで、多彩な初詣スポットがあります。それぞれの寺社には独自の歴史と特徴があり、訪れる人々に様々なご利益をもたらしてくれます。

2026年の新しい年を、歴史と伝統が息づく古都・奈良で迎えることで、特別な思い出とともに、一年の良いスタートを切ることができるでしょう。

本記事でご紹介した7つのスポットは、それぞれに異なる魅力があります。賑やかな雰囲気を楽しみたいなら春日大社や橿原神宮、静かに参拝したいなら般若寺や薬師寺がおすすめです。混雑状況やアクセス方法を事前に確認して、あなたにぴったりの初詣スポットを見つけてください。

防寒対策を万全にし、公共交通機関を利用して、安全で快適な初詣をお楽しみください。皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

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