【2026】長崎市のおすすめ初詣5選|定番から穴場まで

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【2026】長崎市のおすすめ初詣5選|定番から穴場まで

長崎市で新年の初詣へ!2026年おすすめスポット5選

2026年の新しい一年の始まりを、長崎の神社で迎えてみませんか。

長崎市には、異国情緒あふれる街並みの中に歴史ある神社が点在しており、初詣の地として多くの参拝者が訪れます。
長崎くんちで有名な諏訪神社をはじめ、学問の神様を祀る松森天満宮、縁結びのご利益で知られる淵神社など、さまざまなご利益を求めて参拝できるスポットが充実しています。

この記事では、定番から穴場まで、2026年の初詣におすすめの長崎市内の神社5選を、ご利益やアクセス情報、混雑状況などとともに詳しくご紹介します。
あなたの願いにぴったりの長崎市の初詣先を見つけてください。

【2026】長崎県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
【2026】長崎県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで

異国情緒あふれる長崎県には、歴史と文化が融合した魅力的な初詣スポットが数多く点在しています。長崎くんちで有名な諏訪神社から、坂本龍馬ゆかりの若宮稲荷神社、世界一の大門松が立つ橘神社まで、2026年の初 ...

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1. 鎮西大社 諏訪神社|長崎を代表する定番の初詣スポット

鎮西大社 諏訪神社
長崎市民から「おすわさん」の愛称で親しまれる長崎の総氏神様です。諏訪、森崎、住吉の三社を祀り、鎮西大社と称えられる格式高い神社として知られています。

諏訪神社の歴史と特徴

1625年に創建された諏訪神社は、当時キリスト教が広まり他教を排斥したため破壊された社寺を、肥前唐津の青木賢清が長崎奉行に願い出て造営したことに始まります。1648年に現在の場所に造営されましたが火災により焼失し、孝明天皇の勅命により1869年に社殿が再建されました。

現在の社殿は異国情緒豊かな長崎においては珍しい純和風のたたずまいで、毎年10月7日から9日に行われる秋季大祭「長崎くんち」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。

諏訪神社のご利益

諏訪神社は厄除け、縁結び、海上守護のご利益で知られています。特に初詣シーズンには、新年の厄払いや良縁祈願、家内安全を願う参拝者が多く訪れます。

境内には願いが叶うといわれる14種類のユニークな狛犬が点在しており、金運アップ、止め事成就など、さまざまな願いを叶えてくれるといわれています。また、恵比寿・大黒縁結び(恋占い)や災難除けのかえる岩など、見どころも盛りだくさんです。

初詣の混雑状況と参拝のポイント

諏訪神社は長崎市内で最も人気の初詣スポットで、正月三が日で約20万人が訪れます。特に元日の午前中から昼過ぎにかけては大変混雑するため、混雑を避けたい方は早朝や夕方以降の参拝、または1月4日以降の参拝がおすすめです。

三が日は神社周辺で交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。大鳥居から続く194段の石段を上ると、長崎の街並みが一望でき、清々しい気持ちで新年を迎えることができます。

アクセス情報

  • 住所:長崎県長崎市上西山町18-15
  • 電話:095-824-0445
  • アクセス:長崎電気軌道「諏訪神社前」電停から徒歩約5分
  • 駐車場:あり(三が日は交通規制あり)
  • 公式サイト:鎮西大社 諏訪神社

2. 松森天満宮(松森神社)|学問の神様で合格祈願

松森天満宮(松森神社)
諏訪神社、伊勢宮とともに長崎三社のひとつに数えられる松森天満宮は、菅原道真公を祀る天満宮で、江戸時代より学問の神様として長崎の人々に親しまれてきました。

松森天満宮の由緒

1625年に今博多町に創建され、1656年に諏訪神社の跡地である現在の地へ移されました。「松森」の社名は、当時ここに3本の松の木が生えていて、3つの木をあわせると森の字になることから命名されたといわれています。

境内には市指定天然記念物である7本の大きなクスノキが群生しており、高さ約20~30メートル、幹回りは大きいもので約8メートルにもなります。また、天満宮ならではの梅の木も数多くあり、1月下旬から2月上旬まで美しい花を鑑賞できます。

松森天満宮のご利益

学問の神様である菅原道真公を祀ることから、学業成就、合格祈願のご利益で有名です。特に受験シーズンには合格祈願の絵馬が多く奉納されます。初詣時期には、受験を控えた学生や家族連れが多く訪れます。

また、境内の大稲荷神社も人気で、合格守や学業成就の御守とともに多くの参拝者に親しまれています。学業成就えんぴつなど、受験生への応援グッズも充実しています。

文化財としての見どころ

外囲いの瑞垣の欄間にはめこまれた30枚の板に、江戸時代における長崎のさまざまな職人風景が彫り物で表現された「職人尽(しょくにんづくし)」があり、県指定有形文化財となっています。菓子職人、船大工、製薬人など、職人風俗の細かな描写は歴史民俗資料として、また美術品としても高く評価されています。

初詣の混雑状況と参拝のポイント

学業成就を願う参拝者が多く、例年にぎわいます。諏訪神社ほどではありませんが、三が日は混雑するため、交通規制が実施されることもあります。静かに参拝したい方は、早朝や平日がおすすめです。

観光で訪れる人は少なく、境内はとても静かで穏やかな癒やしの雰囲気をたたえています。ゆっくりと散策を楽しみながら、新年の決意を固める場所として最適です。

アクセス情報

  • 住所:長崎県長崎市上西山町4-3
  • 電話:095-822-7079
  • アクセス:長崎電気軌道「諏訪神社前」電停から徒歩約5分
  • 駐車場:あり(三が日は交通規制の可能性あり)
  • 公式サイト:松森天満宮(松森神社)

3. 淵神社|稲佐山ロープウェイ併設の開運スポット

淵神社
夜景のメッカ「稲佐山展望台」へアクセスする長崎ロープウェイの登り駅が併設されている淵神社は、開運招福、縁結びに絶大なご利益がある稲佐最強のパワースポットとして知られています。

淵神社の特徴とご利益

淵神社は、諏訪神社を別格とすれば、来崎した観光客が一番目に触れている神社です。ロープウェイを利用する観光客も多く訪れることから、観光と参拝を組み合わせやすい立地が魅力です。

拝殿裏手の土手には「十二支神社」が祀ってあります。巳・亥、辰・戌、酉・卯、寅・申、丑・未、子・午の順に並んでおり、自分の干支を祀った祠で縁結び・学業成就・安産祈願への願いを絵馬に託せば、効果抜群と古くから伝えられています。

初詣と観光の組み合わせ

淵神社は初詣と稲佐山の夜景観賞を組み合わせるのに最適なスポットです。日中に初詣を済ませた後、夕方からロープウェイで稲佐山展望台へ上り、世界新三大夜景のひとつに選ばれた長崎の夜景を楽しむことができます。

2026年の初詣シーズンには、夜のライトアップされた長崎の街並みを眺めながら、新年の幸せを祈願するという特別な体験ができるでしょう。

混雑状況とアクセス

諏訪神社や松森天満宮に比べると比較的空いており、穴場の初詣スポットといえます。参拝客専用の駐車場が設けられていますが、ロープウェイ利用客用の駐車場とは別なので注意が必要です。

アクセス情報

  • 住所:長崎県長崎市淵町8-1
  • アクセス:長崎バス「ロープウェイ前」バス停下車すぐ
  • 駐車場:あり(参拝客専用)
  • 公式サイト:淵神社(まっぷるウェブ)

4. 八坂神社(祇園社)|「ぎおんさん」として親しまれる厄除けの神社

八坂神社(祇園社)
1626年に創建された八坂神社は、長崎市民から「ぎおんさん」の名で親しまれている神社です。京都祇園社の御神霊を合祀し、長崎の安寧繁栄を守る神社として400年近い歴史を持っています。

八坂神社の歴史と御祭神

長崎市今篭町に樹齢数百年を数える老木があり、いつの頃からかこの樹蔭に小石祠を設けて「天王社」と称し、里民の崇敬を集めていました。寛永3年(1626年)に京都祇園社の御神霊を合祀し、「祇園宮延寿院」と称しました。明治元年(1868年)、明治維新の神仏分離に伴い、「祇園社」から「八坂神社」に改称し、現在に至ります。

御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、八幡大神(やはたのおおかみ)、大山咋大神(おおやまくいのおおかみ)です。

八坂神社のご利益

素戔嗚尊を主祭神として祀ることから、厄除け、災難除け、疫病退散のご利益で知られています。また、家内安全、安産祈願、交通安全祈願などの諸祈願も行われています。

初詣では、新年の厄払いや家族の健康を願う参拝者が多く訪れます。アットホームで静かなこじんまりとした神社のため、落ち着いた雰囲気で参拝できるのが魅力です。

石段からの眺望も魅力

八坂神社は小高い丘の上にあり、長い石段を登った先に境内があります。石段は急で厳しいですが、登り切った境内からは長崎の街を見下ろすことができ、見晴らしも素晴らしいと評判です。

隣接する清水寺とともに参拝できることも特徴で、京都の八坂神社と清水寺の関係を彷彿とさせる配置になっています。

混雑状況とアクセス

元日は混雑しますが、大規模神社に比べると比較的ゆったりと参拝できます。予約優先での祈祷対応となっているため、正式参拝を希望する場合は事前に電話での確認がおすすめです。

アクセス情報

  • 住所:長崎県長崎市鍛冶屋町8-53
  • 電話:095-822-3833
  • アクセス:長崎電気軌道「崇福寺」電停から徒歩約3分
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト:八坂神社

5. 伊勢宮神社|長崎三社のひとつで厄除け・縁結び

伊勢宮神社
諏訪神社、松森神社とともに長崎三社のひとつに数えられる伊勢宮神社は、1639年の創建で、伊勢町という町名もこの神社の名前に由来しています。

伊勢宮神社の歴史

寛永5年(1628年)、地域の人々が伊勢宮神社の再興を祈願し奉行所に願い出ると、唐津出身の天台宗修験・南岳院存祐を神主に推挙しました。存祐は伊勢に赴き、外宮長官の桧垣常晨から許状をもらって長崎に帰り、寛永16年(1639年)に伊勢宮神社を創建したといわれています。

伊勢神宮から御分霊を受けたことで、伊勢神宮に縁のある神様がおまつりされており、祭神は天照皇大神、豊受比賣大神、素戔嗚大神です。また、明治34年(1901年)には長崎で初めて神前結婚式が行われたことでも有名です。

伊勢宮神社のご利益

伊勢宮神社のご利益は開運、厄除け、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛、縁結びと多岐にわたります。特に厄除けと縁結びのご利益を求めて訪れる参拝者が多く、若い世代やカップルにも人気です。

樹齢500年の御神木

本殿の正面右裏側には、樹齢500年といわれる大きな御神木のクスノキがあります。江戸時代頃の火災で幹部分が洞窟のように穴が空いていますが、その姿は御神木と呼ばれるにふさわしい風格を持っています。伊勢宮神社が創建される前からこの地に根付いていた歴史ある木です。

中島川沿いの立地と観光

伊勢宮神社は中島川沿いに位置しており、眼鏡橋から上流側へゆっくり歩いて10数分程度の場所にあります。橋めぐりの観光と組み合わせやすく、高麗橋という珍しい形の橋を渡って境内へ入ります。

市街地にありながらも、境内はゆったりとした雰囲気で、静かに参拝できる穴場スポットといえます。

混雑状況とアクセス

長崎三社のひとつですが、諏訪神社ほどの混雑はなく、比較的落ち着いて参拝できます。御朱印の頒布も行われているため、御朱印巡りを楽しむ方にもおすすめです。

アクセス情報

  • 住所:長崎県長崎市伊勢町2-14
  • アクセス:長崎電気軌道「諏訪神社前」電停から徒歩約7分
  • 駐車場:あり
  • 公式サイト:伊勢宮神社(Instagram)

長崎市の初詣で知っておきたいポイント

参拝時期はいつまで?

初詣は一般的に「松の内」と呼ばれる期間に行くのが良いとされています。
地域によって異なりますが、関東では1月7日まで、関西では1月15日までが松の内とされています。
長崎では1月7日までを目安にする方が多いようです。

ただし、初詣に厳密な期限はなく、1月中であれば初詣として参拝することができます。
混雑を避けて落ち着いて参拝したい方は、三が日を避けて1月中旬以降に訪れるのも良いでしょう。

服装と防寒対策

長崎市内の神社は坂や石段が多いため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
特に諏訪神社の194段の石段や八坂神社の長い石段などでは、足元が凍結していることもあるため、注意が必要です。

1月の長崎は寒さが厳しく、特に早朝や夕方以降は冷え込みます。
防寒対策をしっかりと行い、温かい服装で参拝しましょう。
カイロやマフラー、手袋などの準備があると安心です。

お賽銭と初穂料の目安

お賽銭は自分の気持ちに応じた金額で構いませんが、一般的には5円玉(ご縁がありますように)や50円玉(十分なご縁)が縁起が良いとされています。

正式参拝や祈祷を希望する場合の初穂料は、神社によって異なりますが、5,000円から10,000円程度が目安です。
事前に神社のホームページで確認するか、電話で問い合わせることをおすすめします。

交通手段と駐車場情報

三が日の諏訪神社や松森天満宮周辺は交通規制が実施されるため、公共交通機関の利用が推奨されます。
長崎電気軌道(路面電車)は、主要な神社へのアクセスに便利です。

車で訪れる場合は、神社によっては駐車場が限られているため、近隣の有料駐車場を利用することも検討しましょう。
特に混雑する時間帯を避け、早朝や平日の参拝がスムーズです。

長崎市の初詣と一緒に楽しめる観光スポット

長崎新地中華街

長崎新地中華街
諏訪神社や伊勢宮神社から徒歩圏内にある長崎新地中華街は、初詣の後に立ち寄るのに最適です。
お正月には春節(旧正月)の雰囲気も楽しめ、美味しい中華料理で新年のお祝いができます。

長崎新地中華街公式サイトはこちら▽
長崎新地中華街

眼鏡橋と中島川の石橋群

眼鏡橋
伊勢宮神社から眼鏡橋までは徒歩圏内です。
日本最古のアーチ型石橋である眼鏡橋をはじめ、中島川沿いには歴史ある石橋が点在しており、散策しながら初詣を楽しむことができます。

眼鏡橋とは?

眼鏡橋は、日本三大名橋に数えられる現存最古のアーチ型石橋のひとつで、国指定重要文化財にも指定されています。
1634年、興福寺の黙子如定(もくす にょじょう)禅師が作ったとされ、東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」と並び日本三名橋に数えられています。
眼鏡橋をはじめとする中島川護岸にあるハートストーンは恋愛成就のパワースポットとしても人気で、初詣と合わせて訪れるのもおすすめです。

稲佐山の夜景

稲佐山展望台からの夜景
淵神社で初詣をした後は、ロープウェイで稲佐山展望台へ。
世界新三大夜景のひとつに選ばれた長崎の夜景は、新年の特別な思い出になるでしょう。

稲佐山展望台公式サイトはこちら▽
稲佐山展望台

まとめ|2026年の長崎市の初詣で良い一年のスタートを

長崎市には、歴史と伝統を誇る魅力的な初詣スポットが数多くあります。
定番の諏訪神社から、学問の神様の松森天満宮、夜景と組み合わせられる淵神社、厄除けの八坂神社、長崎三社の伊勢宮神社まで、それぞれに異なる特徴とご利益があります。

自分の願いや目的に合わせて参拝先を選び、混雑状況やアクセス方法を事前に確認することで、より快適に初詣体験ができるでしょう。
異国情緒あふれる長崎の街並みを楽しみながら、2026年の良いスタートを切ってください。

新しい一年が皆様にとって素晴らしい年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

  • この記事を書いた人
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