【2026】高知県のおすすめ初詣7選｜定番から穴場まで

【2026年最新版】高知県のおすすめ初詣スポット7選

2026年の新しい年を迎えるにあたり、高知県内で初詣におすすめの神社・寺院をご紹介します。太平洋に面した温暖な高知県には、土佐国一之宮の格式高い神社から四国八十八箇所の霊場まで、多彩な参拝スポットが点在しています。

学業成就、縁結び、厄除けなど、それぞれ特色あるご利益を持つ神社仏閣を、定番から穴場まで幅広くご紹介します。混雑状況やアクセス情報も詳しく解説していますので、2026年の初詣先選びにお役立てください。

高知県の初詣スポット7選【一覧表】

1. 潮江天満宮（高知市）｜高知県で最も人気の初詣スポット

高知県内トップの参拝者数を誇る天神さま

潮江天満宮は、例年高知県で最も多くの初詣参拝者が訪れる神社です。学問の神様として知られる菅原道真公を祀り、特に受験シーズンを控えた三が日には合格祈願を願う学生や保護者で大変賑わいます。

菅原道真公の薨去後、その嫡男で土佐に流されていた高視公が父の遺品を霊璽として創建したという由緒ある神社で、地元では「天神さま」として親しまれています。

初詣の見どころと行事

大晦日の深夜0時過ぎから行われる「福火祭」は、新年最初の神事として多くの参拝者が集まります。嘉永6年（1853年）に建てられた楼門は高知市の文化財に指定されており、歴史的価値の高い建築物を見ることができます。

2026年の初詣行事

• 除夜祭：2025年12月31日23時30分
• 福火祭：2026年1月1日0時過ぎ～2時30分
• 歳旦祭：2026年1月1日4時
• 新年祭：2026年1月1日10時

参拝情報

2. 土佐神社（高知市）｜土佐国一之宮の格式ある古社

1500年の歴史を持つ土佐国の総鎮守

土佐神社は5世紀の創建と伝わる古社で、土佐国一之宮として県内最高位の格式を誇ります。地元では「しなねさま」という愛称で親しまれ、広大な境内には樹齢数百年の杉や檜が鬱蒼と茂り、神聖な雰囲気に包まれています。

本殿・拝殿・幣殿・鼓楼・楼門など、多くの建築物が国の重要文化財に指定されています。特に幣殿・拝殿は左右に翼拝殿を設けた「入りとんぼ」という珍しい建築様式で、建築的にも大変価値のある神社です。

開運招福のパワースポット

土佐神社は開運招福のご利益で知られ、新年の願掛けに多くの参拝者が訪れます。また「恋占い石」があり、縁結びや恋愛成就を願う人々にも人気のパワースポットとなっています。

2026年の初詣行事

• 歳旦祭：2026年1月1日10時
• 居合奉納：2026年1月1日11時～
• 神楽奉納：2026年1月1日15時～

参拝情報

3. 竹林寺（高知市）｜日本三文殊の学問成就の霊場

四国八十八箇所第31番札所の名刹

竹林寺は高知市五台山に位置する真言宗智山派の寺院で、四国八十八箇所霊場第31番札所として知られています。神亀元年（724年）、聖武天皇の命により僧行基が唐の五台山になぞらえて開創した土佐屈指の名刹です。

本尊の文殊菩薩は「日本三文殊」の一つに数えられ、四国88ヶ所中で唯一文殊菩薩を本尊とする寺院です。知恵の仏様を祀ることから、初詣では例年約2万人の参拝者が訪れ、特に受験生や学業成就を願う人々で賑わいます。

重要文化財と美しい庭園

竹林寺には17体の仏像がすべて国の重要文化財に指定されており、本堂もこけら葺き屋根の荘厳な姿で重要文化財となっています。境内には国の名勝に指定された美しい庭園があり、新年の静かな雰囲気の中で心を落ち着けて参拝できます。

2026年の初詣行事

• 新春特別祈祷：2026年1月1日～3日（受験合格、厄除け、家内安全などの祈祷）
• 新春特別法話：2026年1月1日～3日（随時実施）

参拝情報

4. 椙本神社（吾川郡いの町）｜いのの大国さまとして親しまれる福の神

創建1200年超の歴史を誇る古社

椙本神社は創建1200年を超える歴史を持ち、「いのの大国さま」の愛称で地域住民に親しまれています。清流仁淀川の守り神として、また土佐の福の神として厚い信仰を集めています。

商売繁盛、家内安全、縁結びなどにご利益があるとされ、初詣には毎年多くの参拝者で賑わいます。春と秋に行われる「いの椙本神社大国祭」は土佐三大祭の一つに数えられており、春の大祭では数万人の参拝客が訪れます。

新春の見どころ

初詣期間中は、新作干支「午年」のジャンボ絵馬が展示されます。福俵を手に福をいただくという古くからの風習が残り、新年の幸せを祈願する参拝者で賑わいます。

参拝情報

5. 鳴無神社（須崎市）｜土佐の宮島と称される絶景の縁結びスポット

海に向かって建つ神秘的な神社

鳴無神社は須崎市の浦ノ内湾の奥に位置し、参道が海に向かって延びていることから「土佐の宮島」と称される美しい景観の神社です。かつては船でしか参拝できなかった場所で、現在でもその風情を色濃く残しています。

現在の社殿は寛文3年（1663年）に土佐藩2代藩主・山内忠義によって再建されたもので、本殿・幣殿・拝殿が国の重要文化財に指定されています。約1500年の歴史を持つ古社です。

縁結びのパワースポットとして人気

祭神は一言主命で、「願い事を一言で叶えてくれる神様」として知られています。縁結び、安産、家内安全、子孫繁栄などのご利益があるとされ、著名人も訪れる全国的に有名な縁結びスポットです。

海に流すおみくじや、水に溶けるお守りなど、ユニークな参拝方法も人気です。赤い鳥居が青い海と空に映える絶景は写真映えスポットとしても注目を集めています。

参拝情報

6. 金剛福寺（土佐清水市）｜四国最南端の霊場で厄除け祈願

足摺岬に建つ四国八十八箇所第38番札所

金剛福寺は土佐清水市の足摺岬に位置する真言宗豊山派の寺院で、四国八十八箇所霊場の第38番札所です。四国最南端の霊場として知られ、前の札所である岩本寺からは約90km、次の延光寺まで約60kmと、札所間の距離が最も長い「修行の道場」にふさわしい立地です。

弘仁13年（822年）、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が三面千手観音を本尊として開創しました。境内には亜熱帯植物が繁り、独特の雰囲気を醸し出しています。

重要文化財と「七不思議」の伝説

高さ19mを超える多宝塔や十三石塔など、多くの文化財が伝えられています。また、足摺岬の遊歩道付近には「弘法大師の七不思議」と呼ばれる、ゆるぎ石、亀石、亀呼び場などの伝説が残る遺跡が点在しています。

2026年の初詣行事

• 修正会：2026年1月1日0時～
• 護摩祈祷：2026年1月1日0時～1月5日15時
• 本尊三面千手観音ご開帳：2026年1月1日～3日

参拝情報

7. 高知八幡宮（高知市）｜市街地に鎮座する歴史ある守護神社

土佐の歴史とともに歩んだ八幡信仰

高知八幡宮は高知市中心部に鎮座する由緒ある神社で、古くから高知城下の守護神として人々の信仰を集めてきた八幡宮です。創建は古く、武運長久・厄除けの神として、歴代の土佐藩主や城下町の人々から篤く崇敬されてきました。

境内は市街地にありながらも落ち着いた雰囲気があり、社殿は端正で親しみやすい佇まいです。現在の社殿は幾度かの修復を経て維持されており、地域に根差した信仰の場として大切に守られています。

アクセス良好で立ち寄りやすい初詣スポット

高知市中心部から徒歩圏内という立地の良さから、三が日には多くの参拝客で賑わう市内有数の初詣スポットです。一方で、境内は比較的コンパクトなため参拝の流れも良く、混雑時でも参拝しやすい点が魅力です。

厄除けや家内安全を願う参拝者が多く、仕事始めや新年の節目に訪れる地元の人々に親しまれています。

参拝情報

高知県の初詣を成功させる3つのポイント

1. 交通手段は事前にしっかり計画を

潮江天満宮や土佐神社など、高知市内の人気スポットは三が日に大変混雑します。特に車でのアクセスは駐車場満車や交通規制により困難になることが多いため、とさでん交通の路面電車やバスなど公共交通機関の利用を強くおすすめします。

「新春初詣きっぷ」などお得な切符も販売されることがありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。

2. 南国・高知の冬の寒さ対策を忘れずに

高知県は温暖なイメージがありますが、初詣の時期は意外と冷え込みます。特に長時間屋外で待つことになる人気スポットでは、底冷えや海からの風、山からの吹き降ろしによる寒さが厳しいことがあります。

ダウンコートやロングコート、マフラー、手袋、ニット帽などの防寒具に加え、使い捨てカイロ（特に靴用カイロ）を複数持参することをおすすめします。

3. 混雑を避けたいなら時間帯と場所を工夫

人気の潮江天満宮や土佐神社は、元日の10時～16時、2・3日の10時～15時が特に混雑します。早朝や夕方以降を狙うか、穴場スポットを選ぶことで、ゆったりと参拝できます。

また、三が日を避けて松の内（1月7日まで）に参拝するのも一つの方法です。

高知県の初詣Q&A

Q1. 高知県で最も参拝者が多い初詣スポットはどこですか？

例年、潮江天満宮が高知県内で最も多くの初詣参拝者が訪れる神社です。学問の神様として受験生や保護者に人気で、三が日は大変混雑します。

Q2. 縁結びのご利益がある神社はありますか？

鳴無神社が縁結びのパワースポットとして特に有名です。「土佐の宮島」と呼ばれる美しい景観も魅力で、全国から参拝者が訪れます。椙本神社や土佐神社にも縁結びのご利益があるとされています。

Q3. 四国八十八箇所の霊場で初詣できる場所はありますか？

竹林寺（第31番札所）と金剛福寺（第38番札所）が本記事で紹介している霊場です。竹林寺は学業成就、金剛福寺は厄除けのご利益で知られています。

Q4. 混雑を避けたい場合、おすすめの神社はどこですか？

鳴無神社がおすすめです。高知市中心部から離れているため比較的空いており、比較的ゆったりと参拝できます。

Q5. 初詣はいつまでに行けばよいですか？

一般的には三が日（1月1日～3日）までに行くのが理想とされていますが、松の内（関東では1月7日まで、関西では1月15日まで）に参拝すればよいとされています。混雑を避けたい場合は三が日以降もおすすめです。

まとめ｜2026年は高知の神社仏閣で素晴らしい一年のスタートを

高知県には、歴史ある格式高い神社から絶景の中に佇む縁結びスポットまで、多彩な初詣スポットがあります。学業成就を願う受験生には潮江天満宮や竹林寺、開運招福なら土佐神社、良縁を求めるなら鳴無神社がおすすめです。

人気スポットは三が日に大変混雑しますので、公共交通機関の利用や時間帯の工夫、穴場スポットの選択など、この記事の情報を参考に計画を立ててください。また、南国・高知といえども冬の初詣は冷え込みますので、しっかりとした防寒対策をお忘れなく。

2026年が皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心より願っております。ぜひ高知県の神社仏閣で、清々しい新年のスタートを切ってください。