水戸で初詣に行くならここ!2026年おすすめスポット5選
茨城県水戸市は、徳川御三家のひとつ水戸徳川家のお膝元として栄えた歴史ある街です。
市内には由緒ある神社が数多く点在し、新年の初詣スポットとして多くの参拝者が訪れます。
この記事では、水戸市内で初詣におすすめの神社を5つ厳選してご紹介します。定番の人気スポットから知る人ぞ知る穴場まで、それぞれの特徴やご利益、アクセス情報をまとめましたので、2026年の初詣先選びの参考にしてください。
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【2026】茨城県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
新しい年の始まりに、神様へ感謝と祈願を伝える初詣。 茨城県の初詣スポットには由緒ある神社仏閣が数多く存在し、それぞれに異なるご利益や魅力があります。 この記事では、2026年の初詣におすすめしたい茨城 ...
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1. 常磐神社|水戸黄門を祀る水戸最大の初詣スポット

常磐神社は、水戸市で最も参拝者の多い初詣スポットです。偕楽園に隣接する高台に位置し、水戸黄門こと徳川光圀公と水戸藩9代藩主徳川斉昭公を御祭神としています。
常磐神社の特徴とご利益
明治6年(1873年)に創建された常磐神社は、県都水戸で最大規模を誇る神社です。御祭神である両公が学問を藩内にすすめたことから、合格祈願や学業成就のご利益で特に知られています。また、立身出世や開運招福、家内安全などのご利益もあるとされています。
境内には両公の遺品を展示する義烈館があり、「大日本史」「陣太鼓」大砲「大極」などの貴重な史料を見ることができます。
アクセス・基本情報
- 住所:茨城県水戸市常磐町1-3-1
- アクセス:JR水戸駅北口バスターミナル4番のりばから茨城交通バス「偕楽園方面」行きで約15分、「偕楽園・常磐神社前」バス停から徒歩約1分
- 駐車場:あり(初詣期間は混雑が予想されます)
- 問い合わせ:029-221-0748
- 公式サイト:常磐神社
偕楽園観光と合わせて参拝できる立地の良さも魅力です。眺めも絶景で、初詣にぴったりのスポットとなっています。
2. 水戸東照宮|駅近で気軽に参拝できる「権現さん」

水戸東照宮は、地元の人々から「権現さん」と呼ばれ親しまれている神社です。水戸駅から徒歩約5分という好立地にあり、商店街の中心に位置しています。
水戸東照宮の特徴とご利益
元和7年(1621年)に水戸藩初代藩主徳川頼房公が、父である徳川家康公を祀る神社として創建しました。現在は頼房公も祀られています。
学業成就、出世開運、商売繁盛、家内安全、縁結びなど多岐にわたるご利益があるとされています。天下統一を成し遂げた家康公を祀ることから、特に商売繁盛や出世立身にご利益があるといわれています。また、戦国の世を泰平の世にまとめた結びの神として、縁結びを願う人も多く訪れます。
境内には、頼房公が奉納した銅造灯篭や、徳川光圀公の命で造られた常葉山時鐘、徳川斉昭公が考案した戦車「安神車」など、貴重な文化財が現存しています。
アクセス・基本情報
- 住所:茨城県水戸市宮町2-5-13
- アクセス:JR水戸駅北口から徒歩約5分
- 開門時間:6:00~17:00
- 社務所受付時間:8:30~17:00
- 駐車場:あり(約30台、無料)
- 問い合わせ:029-221-3784
- 初詣参拝者数:約4万人(三が日)
- 公式サイト:水戸東照宮
水戸駅から徒歩圏内という抜群のアクセスの良さが魅力です。気軽に立ち寄れる街中の神社として、何か祈願やおめでたいことがあれば詣でる場所として地元の人々に愛されています。
3. 水戸八幡宮|国の重要文化財を有する水府総鎮守

水戸八幡宮は、文禄元年(1592年)に佐竹義宣公によって創建された歴史ある神社です。「八幡さま」として地元で親しまれ、水府総鎮守として崇敬を集めています。
水戸八幡宮の特徴とご利益
応神天皇(誉田別尊)、神功皇后(息長足日売尊)、姫大神の三柱を祀っています。農・工・商の神、厄除、子育て、戌亥年生まれの守護神として古来より崇敬を集めてきました。
戦災を免れたため文化財も多く蔵しており、創建当時の姿を残す本殿は国の重要文化財に指定されています。平成10年(1998年)に修復が完了し、安土桃山時代の荘厳華麗な姿を今に伝えています。
境内にそびえる樹齢約700年といわれる御葉付公孫樹(オハツキイチョウ)は、葉の先に実を結ぶ珍しい樹種で国指定天然記念物となっています。また、5月下旬からは60種6,000株を超えるアジサイが境内を美しく彩ります。
アクセス・基本情報
- 住所:茨城県水戸市八幡町8-54
- アクセス:JR水戸駅から栄町経由茨大渡里行きバス約15分「栄町2丁目」下車徒歩約5分、または市内循環バス約15分「八幡宮入口」下車徒歩約3分
- 駐車場:あり(無料)
- 問い合わせ:029-221-5327、029-226-8854(昼間のみ)
- 初詣参拝者数:約10万人
- 公式サイト:水戸八幡宮
例年、大晦日から正月三が日の期間中に交通規制が行われますので、公共交通機関の利用がおすすめです。
4. 吉田神社|常陸国第三宮の格式を持つ古社

吉田神社は、創建が5世紀頃といわれる水戸市内で最も歴史のある神社のひとつです。「吉田さん」の愛称で地元の人々に親しまれています。
吉田神社の特徴とご利益
日本武尊を御祭神とし、延喜式神名帳では名神大社に列せられ、鹿島神宮(一宮)、静神社(二宮)に次ぐ常陸国第三宮という高い社格を持ちます。
五穀豊作、家内安全、商売繁昌、諸災消除、病気平癒、厄難消除、学業成就、安産守護と多岐にわたるご利益があります。
境内には、徳川光圀公が手ずから植えたといわれる「縁結びの笹」があり、利き腕と反対の手で結ぶことができると良縁に恵まれるというパワースポットとしても有名です。また、日本武尊が東征の帰途にこの台地で休まれたと伝えられる「日本武尊御着船の碑」も見どころです。
アクセス・基本情報
- 住所:茨城県水戸市宮内町3193-2
- アクセス:JR水戸駅からバスで約15~20分
- 駐車場:あり
- 問い合わせ:029-247-6464
- 公式サイト:吉田神社
例大祭は10月に盛大に行われ、水戸市最大級の祭として知られています。水戸の神社としては最高の社格を持つ吉田神社は、御朱印巡りにも欠かせないスポットです。
5. 別雷皇太神|関東三雷神のひとつ「水戸の雷神様」

別雷皇太神は、偕楽園の北に位置する神社で、「水戸の雷神様」として関東一円に知られています。つくば市の金村別雷神社、群馬県板倉の雷電神社とともに関東三雷神のひとつに数えられる由緒ある神社です。
別雷皇太神の特徴とご利益
神亀元年(724年)に、京都の賀茂別雷神社(上賀茂神社)の御分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。御祭神は別雷命で、雷難消除、武運長久、厄除、家内安全などのご利益があるとされています。
幕末の桜田門外の変の際、水戸藩の浪士たちが事に先立ちこの神社で成就を祈願したという歴史もあります。
境内にはカエルの像が多数あり、「カエルの神社」としても知られています。カエルは雷神様のお使いとして祀られており、境内には大小様々なカエルの像が配置されています。特に六福六蛙の大きな石像が印象的です。
また、境内には電気神社や淡島神社、聖徳蚕養神社などの境内社もあり、電気神社は電気事業安全や電力安定供給の守護神として信仰されています。
アクセス・基本情報
- 住所:茨城県水戸市元山町1-1-57
- アクセス:JR水戸駅北口からバス約15分「大工町行」雷神前停留所下車すぐ、またはJR偕楽園駅から徒歩約10分
- 駐車場:あり
- 問い合わせ:029-221-2323
- 公式サイト:別雷皇太神(まいぷれ)
街中に溶け込むように佇む神社ですが、佐竹氏、水戸徳川氏の産土神として信仰された由緒ある神社です。カエルの像巡りも楽しめる、ユニークなスポットとなっています。
水戸の初詣をより楽しむためのポイント
混雑を避けるコツ
水戸市内の主要な神社は、元日の午前中から三が日にかけて混雑します。混雑を避けたい場合は、以下のタイミングがおすすめです。
- 元日の早朝(6時~8時頃)または夕方以降
- 1月2日、3日の早朝や夕方
- 三が日を避けて松の内(1月7日まで)に参拝
初詣参拝のマナー
神社を参拝する際は、以下の基本的なマナーを守りましょう。
- 鳥居をくぐる前に一礼する
- 参道は中央を避けて歩く(中央は神様の通り道とされています)
- 手水舎で手と口を清める
- 二拝二拍手一拝が基本の作法
- おみくじは結ぶか持ち帰る
複数の神社を巡る場合
水戸市内の神社は比較的近い距離にありますので、時間に余裕があれば複数の神社を巡るのもおすすめです。
例えば、水戸駅から徒歩圏内の水戸東照宮で初詣を済ませた後、バスで常磐神社を訪れ、偕楽園の梅の様子も見て回るといった計画も立てられます。また、常磐神社から別雷皇太神は徒歩圏内ですので、両方を参拝することも可能です。
おすすめの周辺観光スポット
初詣の後は、水戸の観光スポットも楽しみましょう。
- 偕楽園:日本三名園のひとつ。2月中旬~3月下旬は梅まつりが開催されます
- 弘道館:水戸藩の藩校として知られる国の特別史跡
- 千波湖:偕楽園に隣接する美しい湖で散策が楽しめます
- 水戸芸術館:現代美術やコンサートホールがある文化施設
まとめ|2026年は水戸の神社で素敵な一年のスタートを
水戸市内には、歴史と由緒ある神社が数多く点在しています。今回ご紹介した5つの神社は、それぞれ異なる特徴やご利益を持ち、初詣スポットとして多くの参拝者に愛されています。
水戸最大の初詣スポット常磐神社、駅近で便利な水戸東照宮、国の重要文化財を有する水戸八幡宮、常陸国第三宮の格式を持つ吉田神社、関東三雷神のひとつ別雷皇太神。それぞれに魅力があり、どこを選んでも充実した初詣になるはずです。
2026年の初詣は、ぜひ水戸の神社を訪れて、新しい年の幸福と健康を祈願してみてはいかがでしょうか。アクセス情報や混雑状況を事前に確認して、余裕を持って参拝計画を立てることをおすすめします。
皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。