【2026】つくばのおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

つくば市で2026年の初詣を迎えよう

茨城県つくば市は、霊峰筑波山を擁し、数多くの由緒ある神社仏閣が点在する初詣スポットの宝庫です。2026年の新年を迎えるにあたり、地元で人気の定番スポットから、知る人ぞ知る穴場まで、厳選した5つの初詣スポットをご紹介します。

山頂からの初日の出と初詣を同時に楽しめる筑波山神社をはじめ、子育てや縁結び、厄除けなど、さまざまなご利益を求めて多くの参拝者が訪れる場所ばかりです。それぞれの神社仏閣の特徴や魅力、アクセス情報を詳しく解説していきますので、2026年の初詣先選びの参考にしてください。

1. 筑波山神社｜つくば市随一の定番初詣スポット

筑波山神社の基本情報と魅力

筑波山神社は、約3,000年以上の歴史を持つつくば市を代表する初詣スポットです。霊峰筑波山を御神体として祀る古社で、境内は中腹の拝殿から山頂を含む約370ヘクタールにおよぶ広大な敷地を誇ります。

男体山の山頂には筑波男大神である伊弉諾尊（いざなぎのみこと）が、女体山の山頂には筑波女大神である伊弉冊尊（いざなみのみこと）が祀られており、縁結び、夫婦和合の神として広く信仰を集めています。

2026年の初詣情報

筑波山神社では、毎年1月1日に元旦祭が執り行われます。2026年も例年通り、正月三が日で約20万人もの参拝者が訪れると予想されています。

筑波山頂は関東平野で最も早く初日の出が見られる場所として知られており、元旦には山頂での御来光と初詣を一緒に実現できることから、登山客も多く訪れます。祈願受付は1月1日は午前1時から午後5時まで、2日以降は通常通り午前9時から午後3時45分まで行われています。

ご利益と見どころ

筑波山神社の主なご利益は以下の通りです。

• 縁結び・夫婦円満
• 安産・子授け
• 家内安全・子孫繁栄
• 厄除け・無病息災
• 病気平癒・延命長寿

境内には国指定重要文化財の太刀、茨城県指定文化財の神橋や厳島神社本殿、つくば市指定文化財の随神門など、貴重な文化財が数多く残されています。また、筑波山のみに自生するホシザキユキノシタは、つくば市の市の花としても知られています。

アクセス・駐車場情報

2. 金村別雷神社｜関東三雷神の一つ

金村別雷神社の基本情報と特徴

金村別雷神社（かなむらわけいかづちじんじゃ）は、つくば市西部の小貝川沿いに鎮座する、関東三雷神の一つに数えられる由緒ある神社です。茨城県水戸市の別雷皇太神、群馬県板倉町の雷電神社と並び称され、地元では「雷神様」の名で親しまれています。

承平元年（931年）に豊田氏の領主が、京都上賀茂神社の別雷大神の分霊を祀ったのが始まりとされており、千年以上にわたって信仰を集めてきました。本殿と本殿覆屋は茨城県指定文化財、拝殿・神楽殿・回廊はつくば市指定文化財に指定されています。

2026年の初詣情報

金村別雷神社では、元旦の午前1時から御目覚祭（元旦祭）が執り行われ、一番祈祷が行われます。筑波山神社ほどの混雑はなく、落ち着いて参拝できる穴場スポットとして知られています。

ご利益と魅力

雷を司る神様を祀ることから、以下のようなご利益があるとされています。

• 雷除け・落雷除け
• 五穀豊穣・雨乞い
• 家内安全・無病息災
• 悪事災難消滅

境内は豊かな自然に囲まれており、春には参道の桜が美しく咲き誇ります。また、大河ドラマ「篤姫」「龍馬伝」「新選組！」などのロケ地としても有名で、歴史的な雰囲気を感じられる場所です。

アクセス・駐車場情報

3. 千勝神社｜導きの大神

千勝神社の基本情報と歴史

千勝神社（ちかつじんじゃ）は、つくば市最南端の牛久沼の畔に鎮座する神社です。西暦502年頃、第25代武烈天皇の時代に創建されたと伝えられる約1,500年以上の歴史を持つ古社です。

猿田彦大神（千勝大神）を主祭神として祀り、「諸願成就の神」「導きの大神」として崇められています。幾度かの鎮座地の変遷を経て、昭和39年（1964年）より現在地に立っています。

2026年の初詣情報

千勝神社では、毎年大晦日の夜から多くの参拝者が訪れ、年の初めに御祭神の猿田彦大神様の導き・道開きを祈願します。社務所の受付時間は午前9時から午後4時30分までとなっています。

ご利益と特徴

千勝神社の主なご利益は以下の通りです。

• 諸願成就
• 導き・道開き
• 人生の岐路における正しい選択
• 交通安全

拝殿の裏には、右手に学問の神といわれる山根彦神を祀る摂社が、左手に八栄根彦神を祀る摂社（祖霊浄魂社）が配置されています。牛久沼の美しい景色を望める立地も魅力の一つです。

アクセス・駐車場情報

4. 慶龍寺（泉子育観音）｜子育て・安産のご利益

慶龍寺の基本情報と由緒

慶龍寺（けいりゅうじ）は、「泉子育観音」「泉の子育て出世観音様」の通称で広く親しまれている真言宗豊山派の寺院です。元和4年（1618年）に慶龍上人によって創建されました。

本尊の「子育出世正観世音菩薩」は、大同2年（807年）に弘法大師が京都・東寺において小児の成長安全を祈願し、自ら彫ったと伝えられる秘仏です。徳川家康が深くこの本尊を信仰して天下を取ったことから、「出世」の尊称が加わったとされています。

2026年の初詣情報

慶龍寺では元旦に大護摩を焚いて初祈願が行われます。子授けや安産を願う参拝者が元日の早朝から訪れることで知られており、関東一円から年間数万人の人々が訪れる人気の初詣スポットです。

ご利益と祈願内容

慶龍寺では以下のような祈願を受け付けています。

• 子授け・安産守護
• 虫封じ祈願（子供の健やかな成長）
• 資子（とりこ）祈願（7歳まで観音様に預ける）
• お宮参り・成長安全
• 出世祈願
• 厄除け・家内安全
• 七五三

土浦藩主・土屋正直が1687年（貞享4年）に寄進した表門は、創建当時の姿を今に留める貴重な建造物です。また、3月下旬から4月上旬にかけて境内に咲く美しい枝垂れ桜も見どころの一つとなっています。

アクセス・駐車場情報

5. 筑波山大御堂｜坂東三十三観音霊場

筑波山大御堂の基本情報

筑波山大御堂（つくばさんおおみどう）は、筑波山神社に隣接する真言宗豊山派の寺院です。本尊は「千手観世音菩薩」で、「大御堂観音」とも称され、坂東三十三観音霊場の第二十五番札所として多くの巡札者に信仰されています。

近年建設された本堂には、大きな金色の千手観音菩薩が安置されており、その美しさと荘厳さで参拝者を魅了しています。本堂前からは筑波山南方の平野を一望でき、素晴らしい眺望を楽しむことができます。

2026年の初詣の魅力

筑波山大御堂は、筑波山神社と合わせて参拝する人が多く、神仏両方にお参りできるのが特徴です。比較的落ち着いた雰囲気の中で、新年の祈願をすることができます。

ご利益とアクセス

観音様のご利益として、以下のようなものがあります。

• 諸願成就
• 病気平癒
• 厄除け
• 家内安全

つくば市の初詣で知っておきたいポイント

混雑を避ける時間帯

つくば市の初詣スポットで最も混雑するのは、やはり筑波山神社です。元旦の午前0時から午前3時頃、および午前10時から午後2時頃が特に混雑します。混雑を避けたい場合は、早朝（午前6時から9時頃）や夕方以降の参拝がおすすめです。

金村別雷神社、千勝神社、慶龍寺、筑波山大御堂は比較的落ち着いて参拝できるため、ゆっくりと新年の祈願をしたい方にはこれらの穴場スポットがおすすめです。

服装と持ち物

つくば市の1月は冷え込みが厳しく、特に筑波山神社や筑波山大御堂は標高が高いため、さらに寒さが増します。以下の準備をしておくと安心です。

• 厚手のコートや防寒着
• 手袋、マフラー、帽子などの防寒小物
• 滑りにくい靴（山道を歩く場合は特に注意）
• カイロ
• 小銭（お賽銭用）

駐車場と交通規制について

正月三が日は、特に筑波山周辺で交通規制が行われる可能性があります。公共交通機関の利用や、早めの時間帯での移動を心がけましょう。筑波山神社では正月期間中、臨時駐車場が設置されることもありますが、満車になることも予想されます。

複数の神社仏閣を巡る

つくば市内の初詣スポットは比較的近い距離にあるため、一日で複数の神社仏閣を巡ることも可能です。例えば、筑波山神社と筑波山大御堂は隣接しているため、両方参拝するのがおすすめです。また、慶龍寺と千勝神社も比較的近い位置にあります。

それぞれ異なるご利益があるため、目的に応じて複数のスポットを訪れるのも良いでしょう。

まとめ｜2026年のつくば市初詣を楽しもう

つくば市には、歴史と伝統を誇る魅力的な初詣スポットが数多く存在します。約3,000年の歴史を持つ筑波山神社から、子育てや安産のご利益で知られる慶龍寺、関東三雷神の一つである金村別雷神社まで、それぞれに特色があります。

2026年の新年は、つくば市の神社仏閣で心新たに一年の始まりを迎えてみてはいかがでしょうか。混雑を避けて落ち着いた参拝を希望される方は穴場スポットを、賑やかな雰囲気を楽しみたい方は定番の筑波山神社を選ぶなど、ご自身の希望に合わせた初詣プランを立ててください。

どのスポットも、新しい年の幸せと健康を祈願するのにふさわしい、神聖で美しい場所ばかりです。事前に情報をチェックし、安全で充実した初詣をお楽しみください。

皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。