【2026】姫路のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

姫路で初詣に行くならココ！2026年おすすめスポット5選

世界遺産・姫路城で知られる兵庫県姫路市には、由緒ある神社仏閣が数多く点在しています。新年を迎えるにあたり、どこに初詣に行こうか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、2026年の初詣におすすめの姫路の神社・お寺を5つ厳選してご紹介します。毎年約30万人が訪れる定番スポットから、地元の人に愛される穴場まで、それぞれの特徴やご利益、アクセス情報を詳しく解説していきます。

姫路の初詣スポット一覧表

1. 播磨国総社 射楯兵主神社（はりまのくにそうしゃ いたてひょうずじんじゃ）

姫路を代表する初詣スポット「総社さん」

地元では「総社（そうしゃ）さん」の愛称で親しまれている播磨国総社 射楯兵主神社は、毎年三が日に約30万人が訪れる姫路最大の初詣スポットです。8世紀以前から存在したとされる由緒ある神社で、播磨国内174座の神々を合わせ祀っています。

1181年（養和元年）に播磨国16郡の大小明神を合祭し「播磨国総社」となりました。姫路城の中曲輪内に位置し、朱色の総社御門が印象的な神社です。

ご利益

射楯大神（いたてのおおかみ）と兵主大神（ひょうずのおおかみ）を御祭神として祀り、以下のご利益があるとされています。

• 縁結び・良縁成就
• 開運招福・家内安全
• 商売繁盛・社運隆盛
• 厄除け・健康長寿
• 受験合格

境内には南参道入口から本殿にかけてハート型のプレートが埋め込まれており、恋愛や良縁のご利益があると評判です。また、神社の神使である「みみずく」の像に触れるとご利益があるといわれています。

初詣の見どころ

元旦零時になると太鼓の合図で新年の参拝が始まります。ご本殿では「家門繁栄・家内安全・健康長寿・受験合格・社運隆盛・商売繁昌」などの新春特別祈願祭が執り行われます。

また、毎月1日（朔日祭）と15日（中日祭）には、神様にお供えしたお米で作ったお粥「神恩粥」が朝7時から振る舞われる行事もあります。

基本情報

2. 廣峯神社（ひろみねじんじゃ）

牛頭天王総本宮として知られるパワースポット

廣峯神社は、姫路市街地を見渡す広峰山（標高約310m）の山頂に鎮座する神社です。全国にある牛頭天王の総本宮とされ、京都の八坂神社に牛頭天王（素戔嗚尊）を分祠したという伝承も残っています。

創建は天平5年（733年）、遣唐使から帰国した吉備真備がこの地で神のご神託を受けたことに始まると伝えられています。本殿・拝殿はともに国の重要文化財に指定されており、国内でも屈指の大きさを誇ります。

ご利益

素戔嗚尊（すさのおのみこと）・五十猛命（いたけるのみこと）を主祭神として祀り、以下のご利益で知られています。

• 厄除け・災難除け
• 縁結び・恋愛成就
• 病気平癒・無病息災
• 家内安全・子孫繁栄

また、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でも取り上げられた黒田官兵衛ゆかりの神社としても有名です。2019年には黒田官兵衛を祀る「官兵衛神社」が新たに創建され、知恵の神様・夫婦円満の神様として信仰を集めています。

初詣の見どころ「九星詣り」

廣峯神社には独特の参拝方法「九星詣り（裏参り）」があります。まず表の拝殿でご神恩に感謝を申し上げてから、本殿裏に回ります。

本殿裏には9つの運命星の穴があり、自分の生まれ年に対応する運命星の穴に願いを書いた祈願札を投げ入れ、穴に顔を近づけてお願い事を3回ささやくと叶うとされています。この神秘的な参拝方法が人気を呼んでいます。

混雑状況

三が日の参拝者数は天候により1万8千人～3万3千人ほど。1月1日は正午から15時までが混雑のピーク、2日は正午前後が込み合い、3日になると比較的空いてきます。

基本情報

※公共交通機関の場合、バス停から大鳥居まで徒歩30～40分かかるため、車でのアクセスがおすすめです。

3. 書寫山圓教寺（しょしゃざんえんぎょうじ）

「西の比叡山」で迎える厳かな新年

書寫山圓教寺は、966年に性空上人（しょうくうしょうにん）によって開かれた天台宗の別格本山です。「西の比叡山」とも称される格式高い古刹で、西国三十三所観音霊場の第27番札所でもあります。

標高371mの書写山山上に位置し、境内には国の重要文化財に指定された大講堂・食堂・常行堂（三つの堂）をはじめ、数多くの歴史的建造物が点在しています。ハリウッド映画「ラストサムライ」のロケ地としても知られています。

ご利益

ご本尊の如意輪観音菩薩を祀り、以下のご利益があるとされています。

• 開運厄除け
• 学業成就・合格祈願
• 所願成就
• 六根清浄（心身の浄化）

初詣の見どころ

大晦日の23時45分から「慈悲の鐘」として除夜の鐘が打たれます。年越し・初詣に合わせて書写山ロープウェイが大晦日夜間から元日早朝にかけて特別運行されるため、山上で初日の出を拝むこともできます。

1月1日～3日には新春祈願護摩供が行われ、多くの参拝客で賑わいます。また、1月18日には天下泰平と五穀豊穣を祈る「修正会（しゅしょうえ）」が執り行われます。

基本情報

※2026年2月～3月頃はロープウェイの定期整備のため運休予定。運休期間中は山麓駅待合所で出開帳が行われます。

4. 兵庫縣姫路護國神社（ひょうごけんひめじごこくじんじゃ）

姫路城のすぐそばで迎える新年

兵庫縣姫路護國神社は、姫路城の中曲輪内、大手門のすぐ東側に鎮座する神社です。姫路城が「白鷺城（しらさぎじょう）」と呼ばれることにちなみ、「白鷺宮（しらさぎのみや）」という別名でも親しまれています。

昭和13年（1938年）に創建され、兵庫県西部地域出身の戦没者を御祭神として祀っています。緑に囲まれた静かな境内は、姫路城観光と合わせて訪れるのにも最適なロケーションです。

ご利益

• 家内安全・身体安全
• 厄除け
• 合格祈願
• 商売繁盛・社運隆昌
• 交通安全

初詣の見どころ「新年万燈祭」

姫路護國神社の初詣で最大の見どころは「新年万燈祭」です。1月1日午前0時に約2,000個の提灯が一斉に点灯し、境内が幻想的な光に包まれます。「新年に希望の光をともし、よい年になれば」との願いが込められた美しい光景は必見です。

基本情報

5. 英賀神社（あがじんじゃ）【穴場】

歴史ロマンあふれる地元の守り神

英賀神社は、奈良時代の『播磨国風土記』にも記載がある歴史ある神社です。「英賀」という地名の由来にもなった英賀彦神（あがひこのかみ）と英賀姫神（あがひめのかみ）を御祭神として祀っています。

室町時代には「播磨最大の都市」と呼ばれるほど栄えた英賀の地。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」でも紹介された1576年の「英賀合戦」では、黒田官兵衛が毛利水軍を撃退した歴史的な舞台でもあります。境内には英賀城の土塁跡が今も残されています。

ご利益

英賀彦神と英賀姫神は、遥か昔にこの地を開拓し英賀国を創られたとされることから、以下のご利益があるとされています。

• 夫婦和合・縁結び
• 創業・経営繁栄
• 厄除け
• 学業成就（菅原道真公を合祀）

初詣の見どころ

定番の初詣スポットに比べて混雑が少なく、ゆっくりと参拝できる穴場スポットとして地元の方に愛されています。令和に入ってから社殿が建て替えられ、新しくなった拝殿の中にはたくさんの額絵が飾られています。

2月19日には厄除祭が行われ、厄除祈願を受けることができます。

基本情報

姫路の初詣を楽しむためのポイント

混雑を避けるコツ

姫路の初詣スポットは、特に元日の日中が最も混雑します。混雑を避けたい方は、元日の早朝か夕方以降、または2日・3日の午前中早めがおすすめです。

播磨国総社は三が日で約30万人が訪れるため、特に混雑が予想されます。ゆっくり参拝したい方は、廣峯神社や英賀神社などの穴場スポットもおすすめです。

服装・持ち物

1月の姫路は冷え込むため、防寒対策をしっかりと行いましょう。特に書寫山圓教寺や廣峯神社は山上にあるため、平地より気温が低くなります。

• 暖かいコート・手袋・マフラー
• 歩きやすい靴（山上の神社は砂利道や階段が多い）
• お賽銭用の小銭
• 御朱印帳（御朱印を集めている方）

姫路城との組み合わせ

姫路護國神社や播磨国総社は姫路城から徒歩圏内にあるため、初詣と合わせて新春の姫路城を楽しむのもおすすめです。世界遺産・姫路城は元日から開城しており、城内から初日の出を眺めることもできます。

まとめ

姫路には、歴史と伝統を誇る魅力的な初詣スポットが揃っています。

• 定番で賑やかな初詣なら「播磨国総社 射楯兵主神社」
• パワースポットで九星詣りを体験するなら「廣峯神社」
• 山上で厳かに新年を迎えるなら「書寫山圓教寺」
• 万燈祭の幻想的な光景を楽しむなら「兵庫縣姫路護國神社」
• ゆっくり穴場で参拝するなら「英賀神社」

それぞれの神社・お寺が持つ独自の魅力やご利益を参考に、2026年の初詣先を選んでみてください。新しい年が皆様にとって素晴らしい一年となりますように。