2026年の初詣は広島市へ!新年の願いを込めて訪れたい神社5選
新しい年の始まりに欠かせない日本の伝統行事、初詣。広島市には、歴史ある由緒正しい神社から駅近でアクセス抜群の穴場スポットまで、さまざまな初詣スポットがあります。2026年の元日は木曜日で、2日が金曜日、3日が土曜日という並びのため、例年以上に多くの参拝者が訪れることが予想されます。
本記事では、広島市でおすすめの初詣スポットを定番から穴場まで5か所厳選してご紹介します。
各神社のご利益や混雑状況、アクセス方法なども詳しく解説していますので、2026年の初詣計画にぜひお役立てください。
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【2026】広島県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
広島県の初詣で新年を迎えよう 2026年の幕開けは、歴史と文化が息づく広島県の神社で迎えてみませんか。世界遺産の厳島神社から、地元に愛される穴場の神社まで、広島県には多彩な初詣スポットが揃っています。 ...
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1. 広島護国神社|中国地方を代表する初詣スポット

県内トップの参拝者数を誇る定番スポット
広島護国神社は、広島市中区の広島城跡に鎮座し、中国地方で最も多くの参拝者が訪れる初詣スポットとして知られています。例年三が日で約60万人もの参拝者が全国から訪れ、広島を代表する初詣の名所となっています。
明治元年に創建されたこの神社は、明治維新以降の広島県西部出身の戦没者、そして原爆の犠牲となった動員学徒や女子挺身隊など、約9万2千余柱の英霊をお祀りしています。原爆により御社殿すべてが焼失した後、昭和31年に現在の広島城跡に再建され、平成5年には現在の社殿に建て替えられました。
ご利益と初詣行事
広島護国神社では、厄除け・学業成就・安産子育て・交通安全・商売繁盛・家内安全など、さまざまなご利益があるとされています。
2026年の初詣期間には、以下の行事が予定されています。
- 初神楽奉奏:1月1日0時~(新年を祝い豊栄の舞を奉奏)
- 歳旦祭:1月1日10時~
- 七草粥神事:1月7日7時30分~(9時頃~準備ができ次第、七草粥の振る舞いあり)
混雑状況と参拝のポイント
混雑のピークは以下の時間帯です。
- 1月1日:0時~2時、11時~18時
- 1月2・3日:11時~18時
混雑を避けたい方は、早朝や1月4日以降の参拝がおすすめです。
授与所・ご祈祷の受付時間
- お守り等の授与:1月1日0時~23時、2・3日8時~22時、4~7日8時~18時、8日以降9時~17時
- ご祈祷の受付:1月1日0時~18時、2・3日8時~18時
アクセス情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市中区基町21-2 |
| アクセス | 広島電鉄「紙屋町東」または「紙屋町西」電停から徒歩約8分 |
| 駐車場 | なし(年末年始は臨時駐車場あり。ただし大変混雑するため、公共交通機関の利用を推奨) |
| 公式サイト | https://www.h-gokoku.or.jp/ |
2. 広島東照宮|駅近で便利な穴場スポット

JR広島駅から徒歩8分の好アクセス
広島東照宮は、JR広島駅新幹線口から徒歩約8分という抜群のアクセスの良さが魅力の神社です。徳川家康公を御祭神にお祀りしており、慶安元年(1648年)に当時の広島藩主浅野光晟公によって、広島城の鬼門(北東)の方向に当たる二葉山の山麓に造営されました。
緑豊かな二葉山の麓に位置し、日本庭園のような美しい境内が特徴です。駅から近いため、旅行や出張の際にも気軽に立ち寄れる初詣の穴場スポットとして人気があります。
ご利益と初詣行事
広島東照宮では、家内安全・厄年厄祓・商売繁盛・学業成就・病気平癒・縁結び・合格祈願・必勝祈願など、多岐にわたるご利益があります。特に徳川家康公を祀る東照宮ならではの、勝運や出世祈願も人気です。
2026年の新年祈願祭では、おみくじで大吉を引いた先着1,000名に「大吉絵馬」が進呈されます。
混雑状況と参拝のポイント
広島護国神社に比べると比較的混雑が少なく、落ち着いて参拝できる穴場スポットです。平日の午前10時頃が最も落ち着いて参拝できる時間帯とされています。
参拝時間と駐車場
- 境内への一般参拝:6時10分~19時
- 御朱印・祈祷の受付:9時~16時
- 駐車場:あり(ただし1月1日~3日は境内駐車場の利用不可。近隣の有料駐車場を利用)
アクセス情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市東区二葉の里2-1-18 |
| アクセス | JR広島駅新幹線口から徒歩約8分 |
| 車でのアクセス | 山陽自動車道 広島ICまたは広島東ICから約20分 |
| 公式サイト | https://www.hiroshima-toshogu.or.jp/ |
3. 比治山神社|縁結びのパワースポット

バリアフリー対応の地域に愛される神社
比治山神社は、広島市南区比治山町に鎮座する、縁結びの神社として広島県内で広く知られている神社です。正保3年(1646年)に現在の地に遷座し、約380年の歴史を持つ由緒ある神社で、結婚式場としても多くの人に利用されています。
原爆により本殿・拝殿を焼失しましたが、昭和29年に現在地鎮守300年記念として現在の社殿が建立され、昭和34年には神社本庁より別表神社に列せられました。バリアフリーに対応しており、車いすでも参拝ができることも特徴です。
ご利益と見どころ
主祭神は大国主大神で、縁結び・家内安全・商売繁盛・厄除・病気平癒・交通安全・学業成就などのご利益があります。境内には安産と厄除けにご利益があるとされる狛犬が鎮座しており、参拝者に撫でられることで人気を集めています。
また、比治山神社はバラエティーに富んだ御朱印でも知られており、神職さんによる手作りの季節印が押される月替わりの御朱印が人気です。
混雑状況
広島市中心部の大規模神社に比べると比較的混雑が少なく、ゆっくりと参拝できる初詣スポットです。周辺には比治山公園もあり、休日のお出かけにもおすすめです。
アクセス情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市南区比治山町5-10 |
| 電車でのアクセス | JR広島駅より広島電鉄路面電車比治山下経由・宇品行き5番線「段原一丁目」または「比治山下」下車徒歩3分 |
| バスでのアクセス | 広島バス(31)翠町線「比治山町」下車徒歩2分 |
| 参拝時間 | ご祈祷・授与品の受付時間 9:00~16:30 |
| 公式サイト | https://hijiyama-jinja.jp |
4. 鶴羽根神社|鎌倉時代から続く広島東部の総氏神

二葉山の麓に佇む歴史ある神社
鶴羽根神社は、1190年(鎌倉時代)に創建された歴史ある神社で、広島東部の総氏神、鬼門鎮守のお社として崇敬されてきました。神社の名前は、背後にある二葉山が鶴が羽を広げたような姿であることから名付けられました。
JR広島駅新幹線口から徒歩約5分とアクセスも良く、日本庭園のような境内や石の太鼓橋など、美しい景観が魅力です。また、鶴羽根神社を含む7つの社寺を訪ねる「広島二葉山山麓七福神巡り」の一つでもあり、境内には弁財天が鎮座しています。
ご利益と特徴
御祭神は、応神天皇・神功皇后・仲哀天皇の八幡三柱の神と、夫婦神として有名な伊邪那伎命・伊邪那美命の妹背二柱の神です。厄除け・子授け・縁結び・家内安全などのご利益があるとされています。
授与所では、願い事を祈願する「金の願い鶴」や月替わりの御朱印などがあり、参拝客に人気です。鶴の鳴き声が遠くまで届くことから"天に届き祈願を成就する"と言われる「金の願い鶴」は、コロンとした形が可愛いと評判です。
アクセス情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市東区二葉の里2-5-11 |
| 電車でのアクセス | JR広島駅新幹線口(北口)から徒歩約5分 |
| バスでのアクセス | 広島バス中山線または深川線、広電バス5号線「鶴羽根神社前」バス停より徒歩2分 |
| 駐車場 | あり(20台) |
| 社務所受付 | 9:00~17:00(授与所受付は9:30~16:00、ご祈祷受付は10:00~15:00) |
| 公式サイト | https://www.tsuruhanejinja-hiroshima.jp/ |
5. 住吉神社|広島三大祭の一つ「すみよしさん」

本川沿いの歴史ある神社
住吉神社は、広島市中区住吉町に鎮座する、享保18年(1733年)に創建された神社です。広島三大祭の一つ「住吉祭(すみよしさん)」で知られ、地域の人々に親しまれています。
江戸時代には浅野藩の船の守護神として信仰され、船府一統の守護神となりました。1798年の大火の際、火が神社内で鎮火したという逸話があり、翌1799年に現在地に遷座しました。原爆により社殿は焼失しましたが、1996年に現在の社殿が完成しました。
ご利益と特徴
住吉三神と相殿二神を祀り、厄除け・厄祓・家内安全・商売繁盛・合格祈願・海上航海安全・縁結び・交通安全・学業成就など、さまざまなご利益があります。
「恋みくじ」や「金運お守り」が人気で、初詣には多くの参拝者が訪れます。境内には合格神社もあり、受験生にも人気のスポットです。また、全国的にも大変珍しいユニークな節分祭「焼嗅がし神事」も有名です。
アクセス情報
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県広島市中区住吉町5-10 |
| 電車でのアクセス | 広島電鉄「舟入本町」電停から徒歩約6分 |
| バスでのアクセス | 「加古町」バス停から徒歩約1分 |
| 公式サイト | http://www.sumiyoshijinja.net/ |
広島市で初詣を楽しむためのポイント
混雑を避けるためのコツ
2026年は元日が木曜日で、続く2日が金曜日、3日が土曜日という並びです。そのため、例年以上に三が日全体で混雑が予想されます。
混雑を避けるためには、以下の時間帯がおすすめです。
- 早朝(6時~8時頃)
- 夕方以降(17時以降)
- 1月4日以降の平日
特に1月4日~7日頃であれば、お正月らしい雰囲気を残しながらも、比較的ゆったりと参拝できます。
服装と持ち物
広島の冬は体感温度が低く感じられることが多いため、防寒対策は必須です。
持ち物チェックリスト:
- 小銭(お賽銭、お守り、おみくじ用に100円玉や10円玉を多めに)
- 防寒具(貼るカイロ、マフラー、手袋、帽子)
- モバイルバッテリー(ルート検索、写真撮影でスマホをフル活用)
- マスク(混雑時の感染症対策)
公共交通機関の利用を推奨
三が日は多くの神社で駐車場が利用できなくなったり、周辺道路が渋滞したりします。広島市内の初詣スポットは路面電車やバスでアクセスしやすいため、公共交通機関の利用をおすすめします。
広島電鉄の一日乗車券(大人700円、子ども350円)を利用すれば、市内の移動が便利でお得です。
まとめ|2026年は広島市で素敵な初詣を
広島市には、中国地方を代表する広島護国神社をはじめ、駅近で便利な広島東照宮、縁結びで有名な比治山神社、歴史ある鶴羽根神社、広島三大祭で知られる住吉神社など、魅力的な初詣スポットが数多くあります。
それぞれの神社には独自の歴史とご利益があり、混雑状況やアクセスの良さも異なります。自分の願いや参拝スタイルに合った神社を選ぶことで、より充実した初詣になるでしょう。
2026年が皆さまにとって穏やかで幸多き一年となりますように。心新たに、新年の願いを広島の神社で届けてみてはいかがでしょうか。