【2026】広島県のおすすめ初詣7選｜定番から穴場まで

広島県の初詣で新年を迎えよう

2026年の幕開けは、歴史と文化が息づく広島県の神社で迎えてみませんか。世界遺産の厳島神社から、地元に愛される穴場の神社まで、広島県には多彩な初詣スポットが揃っています。

本記事では、定番の人気神社から混雑を避けたい方におすすめの穴場スポットまで、2026年の初詣におすすめの広島県内の神社7選をご紹介します。御利益やアクセス情報、混雑状況なども詳しく解説しますので、初詣の計画にお役立てください。

【定番】広島県の人気初詣スポット

1.厳島神社（嚴島神社）（廿日市市）｜世界遺産で迎える格別な新年

広島県を代表する初詣スポットといえば、世界遺産にも登録されている厳島神社（嚴島神社）です。海に浮かぶ朱塗りの大鳥居と社殿が織りなす絶景は、まさに日本を代表する美しさ。推古天皇即位の年（593年）に創建されたと伝えられ、平清盛によって現在の寝殿造の様式を取り入れた社殿が造営されました。

初詣期間中は、大晦日の17時で一旦閉門し、元旦0時に再び開門します。三が日は拝観時間を延長していますが、混雑状況により閉門時間が変更される場合があります。

2026年元日は午前中が中潮の予定のため、海に浮かんだ社殿を見るには日の出以降の参拝がおすすめです。また、大晦日の18時頃から宮島鎮火祭が開催され、23時頃から初詣客が集まり始めます。
宮島へのフェリーは元日0時から運行しているため、年越しと同時に初詣することも可能です。宮島では初詣と併せて観光も楽しめるのが魅力です。

2.広島護国神社（広島市中区）｜中国地方最大級の参拝者数

広島城跡公園内に鎮座する広島護国神社は、正月三が日で約60万人が訪れる中国地方屈指の初詣スポットです。広島県西部出身の英霊や広島原爆犠牲者などを祀っており、平和への祈りとともに家内安全を願う参拝者が多く訪れます。

広島東洋カープが必勝祈願に訪れることでも有名で、地元の人からも愛される神社です。広島市の中心部に位置し、広島城や平和記念公園に近いため、初詣と市内観光をセットで楽しめるのが魅力です。

大晦日17時から大祓式と除夜祭が行われ、23時15分から樽酒奉納奉告祭、元旦0時から初神楽奉奏（巫女舞）で新年の幕開けを祝います。1月1日には歳旦祭と吟詠奉納、2日は二日祭と尺八奉納、3日は元始祭と射礼、謡曲奉納が斎行されます。
元旦には御神酒の振る舞いもあり、境内は大いに賑わいます。1月7日には七草粥の振る舞い、1月15日にはとんど祭が開催されます。

3.草戸稲荷神社（福山市）｜珍しい「大大吉」のおみくじが人気

福山市に鎮座する草戸稲荷神社は、平安時代の807年に弘法大師（空海）が明王院を開基した際、同寺の鎮守として祀ったのが始まりとされる由緒ある神社です。京都伏見稲荷の系列の中における日本稲荷五社の一つに数えられ、初詣には毎年約40万人の参拝者が訪れます。

最大の特徴は、高さ約23メートルの朱塗りの巨大本殿です。懸崖造りという珍しい建築様式で、本殿前からは福山市街を一望できます。また、全国的にも珍しい「大大吉」があるおみくじも話題です。

本殿へは階段で上ることができ、福山市街の絶景を楽しめます。本殿に上れる時間は午前8時から午後4時までですので、ご注意ください。近くには国宝の明王院もあり、併せて訪れるのもおすすめです。

4.大聖院（だいしょういん）（廿日市市）｜厳島神社の別当寺

宮島で最も古い歴史を持つ真言宗御室派の寺院が大聖院です。
西暦806年（大同元年）に弘法大師（空海）が開基したとされ、厳島神社の別当寺として長い間信仰を集めてきました。

厄除け開運のご利益で有名で、「日本三大厄除け開運大師」の一つに数えられています。
霊火堂には弘法大師が弥山で護摩修行した際に残した「きえずの火」が今日まで守り続けられており、この火で焚かれた大茶釜の霊水は万病に効くと言われています。

【地元密着】広島市内のおすすめ初詣スポット

5.亀山神社（呉市）｜呉の総氏神として1300年の歴史

呉市に鎮座する亀山神社は、大宝3年（703年）の創建と伝えられる由緒ある神社です。旧呉市内の総氏神として信仰され、八幡神として品陀和気命（応神天皇）、帯中日子命（仲哀天皇）、息長帯日売命（神功皇后）を祀っています。

呉鎮守府の開庁とともに明治23年（1890年）に現在地へ移転し、軍港都市として栄えた呉市の「氏神様」として尊崇されてきました。安産、学業成就、交通安全、勝運向上のご利益があるとされ、呉に縁のあるプロ野球選手やJリーガーの勝利祈願、受験生の合格祈願にも訪れる人が多い神社です。

高台に位置しており、境内からは呉湾を一望できます。石段を上る必要がありますが、車で境内まで上がることも可能です。

6.比治山神社（広島市南区）｜縁結びの御利益と人気の御朱印

広島市南区の比治山に鎮座する比治山神社は、比治山の鎮守社として崇められてきた歴史ある神社です。大国主神を主祭神とし、縁結び、家内安全、商売繁盛、厄除け、病気平癒、交通安全、学業成就の神様として親しまれています。

境内には安産と厄除けにご利益があるとされる狛犬が鎮座しており、撫でるとご利益があると言われています。また、神職さんによる手作りの季節印を使ったバラエティー豊かな御朱印が人気で、御朱印集めのスポットとしても注目されています。

周辺には比治山公園があり、初詣の後に散策を楽しむこともできます。比較的落ち着いた雰囲気で参拝できる穴場スポットとしてもおすすめです。

【穴場】混雑を避けたい方におすすめ

7.鶴羽根神社（広島市東区）｜広島駅から徒歩圏内の好アクセス

広島駅から徒歩約14分の場所に位置する鶴羽根神社は、1190年（鎌倉時代）に創建された広島県東部の総氏神として崇敬されてきた神社です。背後にある二葉山が鶴が羽を広げたような姿であることから「鶴羽根神社」と名付けられました。

御祭神は応神天皇、神功皇后、仲哀天皇の八幡三柱の神と、夫婦神として有名な伊邪那伎命、伊邪那美命の妹背二柱の神で、縁結び、家内安全、子授け、厄除けなどの御利益があるとされています。

広島駅から近いアクセスの良さと、比較的混雑が少ない穴場スポットとして人気です。月替わりの御朱印や「金の願い鶴」などの授与品も話題となっています。

境内は日本庭園のような美しい景観で、石の太鼓橋など見どころも多く、ゆっくりと参拝を楽しめます。また、七福神巡りのスポットの一つでもあります。

初詣を楽しむためのポイント

混雑を避けるなら早朝か4日以降がおすすめ

広島県内の人気神社は、元旦の0～2時、そして11～18時が最も混雑します。混雑を避けたい場合は、早朝の参拝がおすすめです。広島護国神社では元旦の朝5時頃が比較的空いているという情報もあります。

また、三が日を避けて1月4日以降に参拝するのも一つの方法です。4日以降でもお正月らしい雰囲気は十分残っており、授与所やおみくじも通常通り利用できます。

公共交通機関の利用を推奨

初詣期間中は、多くの神社周辺で交通規制が実施され、駐車場も大変混雑します。特に広島護国神社や厳島神社など人気スポットでは、公共交通機関の利用が強く推奨されています。

厳島神社へのフェリーは元日0時から運行しており、広島市内の路面電車やバスも初詣に便利です。事前に交通機関の運行情報を確認しておくことをおすすめします。

防寒対策を万全に

1月の広島は寒く、特に海沿いの厳島神社や高台にある亀山神社では風が強いことがあります。混雑時は並ぶ時間も長くなるため、しっかりとした防寒対策が必要です。

カイロや手袋、マフラーなどの防寒グッズを準備し、温かい服装で参拝に臨みましょう。

2026年の初詣は広島県で決まり

広島県には、世界遺産の厳島神社から地元に愛される穴場の神社まで、さまざまな魅力を持つ初詣スポットが揃っています。それぞれの神社に異なる御利益や特色があり、目的に合わせて選ぶことができます。

2026年の初詣は、歴史と文化が息づく広島県の神社で、心新たに新年を迎えてみてはいかがでしょうか。家族や友人、カップル、一人でも、それぞれの過ごし方に合った素敵な初詣体験ができるはずです。

また、初詣と併せて広島観光を楽しめるのも広島県の大きな魅力です。広島城や平和記念公園、宮島の観光スポットなど、初詣と観光を組み合わせた充実した一日を過ごすことができます。

本記事で紹介した情報を参考に、2026年の初詣計画を立て、素晴らしい新年のスタートを切ってください。皆さまにとって2026年が幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。