【2026】福山のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

福山の初詣で新年の幸運を祈願しよう

広島県福山市には、由緒ある神社が数多く点在しており、新年を迎える初詣スポットとして多くの参拝者で賑わいます。
歴史ある社殿や厳かな雰囲気の中で、一年の感謝と新年の願いを込めてお参りできる場所をご紹介します。

この記事では、定番の人気スポットから穴場の神社まで、福山市で初詣におすすめの神社を5箇所厳選してご紹介します。
混雑状況やアクセス情報、ご利益なども詳しく解説しますので、初詣の計画にぜひお役立てください。

福山のおすすめ初詣スポット5選

1. 草戸稲荷神社（くさどいなりじんじゃ）｜福山市No.1の初詣スポット

草戸稲荷神社は、広島県で2番目、福山市では第1位の参拝者数を誇る初詣の定番スポットです。毎年約30万人から50万人もの参拝者が訪れ、新年を祝う賑やかな雰囲気に包まれます。

平安時代の807年、弘法大師空海上人が明王院の鎮守として創建したと伝えられる歴史ある神社です。京都伏見稲荷の系列における日本稲荷五社の一つに数えられ、朱色に輝く社殿は芦田川沿いからもひと際目立つ存在です。

ご利益と見どころ

草戸稲荷神社は金運・開運のパワースポットとして知られており、商売繁盛、交通安全、安産祈願などのご利益があるとされています。本殿は高台に位置しており、参拝後には福山市街を一望できる絶景も楽しめます。

隣接する国宝・明王院も合わせて参拝できるため、神仏両方のご利益を受けることができるのも魅力の一つです。初詣期間中は参道に多くの露店が立ち並び、たこ焼き、焼きそば、わたあめ、クレープなど、お祭りのような雰囲気を味わえます。

混雑状況と参拝のコツ

草戸稲荷神社は福山で最も混雑する初詣スポットです。特に混雑するのは以下の時間帯です。

• 12月31日23時頃から1月1日1時頃（日付変更前後）
• 1月1日から3日の9時から15時頃（特に昼間）

混雑を避けるなら、元旦の早朝5時から8時頃、または三が日の夕方以降がおすすめです。4日以降は人出がぐっと少なくなり、ゆったりとお参りできます。

橋を渡って参拝する際、特に夜間は川沿いの冷たい風を直接受けるため、防寒対策は念入りに行いましょう。また、長時間並ぶ可能性があるため、事前のトイレは必須です。

参拝時間と施設情報

2. 福山八幡宮（ふくやまはちまんぐう）｜備後福山の総鎮守

福山八幡宮は、天和3年（1683年）に創建された備後福山の総鎮守として崇敬されている神社です。福山城の北側、松廼尾山に位置し、福山の地を守る神様として300年以上もの歴史を持ちます。

全国でも珍しい二社構成の神社

福山八幡宮の最大の特徴は、東御宮と西御宮という2つの社殿が同じ規模・形式で並んで建てられている点です。かつては東御宮が延広八幡宮、西御宮が野上八幡宮と呼ばれ、別々の神社でしたが、1969年に合併して現在の福山八幡宮となりました。

本殿、拝殿、随身門、石段、鳥居、参道など、すべてが東西対称に配置されており、全国でも類を見ない珍しい様式です。中央には合祭殿があり、両方の本殿を同時に参拝できるようになっています。

ご利益

金運上昇、開運招福、商売繁盛、安産祈願、学業成就、合格祈願、交通安全、厄除け、恋愛成就、出世開運など、幅広いご利益があるとされています。

混雑状況

草戸稲荷神社に次ぐ人気スポットで、特に混雑するのは12月31日の深夜から1月1日0時から1時頃、そして1日の9時から12時頃です。混雑を避けるなら早朝か夕方以降、または4日以降がおすすめです。

施設情報

3. 艮神社（うしとらじんじゃ）｜開運パワースポットとして話題

艮神社は、平安時代に建立された福山最古の神社の一つです。2022年にTBS「マツコの知らない世界」で「2022年一番おすすめの開運神社」として紹介され、全国的に注目を集めるようになりました。

福山城の鬼門守護神

江戸時代に水野勝成によって福山城が築城された際、城郭の鬼門（北東・艮の方角）を鎮める守護神として「秋津艮大明神」と崇められました。現在も福山地方一円の鬼門守護神、厄除け神として多くの人々から信仰を集めています。

見どころとご利益

参道途中にある花手水舎や山門の天井に飾られた和傘が美しく、SNS映えするスポットとしても人気です。境内は季節ごとの飾り付けが施され、訪れる人々を楽しませてくれます。

御祭神は須佐之男命（スサノオノミコト）と伊邪那岐命（イザナギノミコト）で、厄除け、商売繁盛、家内安全、縁結びなどのご利益があるとされています。

アクセスと駐車場の注意点

福山駅から徒歩約10分と好立地ですが、神社周辺の道路は非常に狭い場所があります。駐車場は15台分（土日祝日は臨時駐車場30台追加）と限られているため、公共交通機関の利用がおすすめです。

施設情報

4. 三蔵稲荷神社（さんぞういなりじんじゃ）｜福山城築城とともに創建

三蔵稲荷神社は、福山の開祖・水野勝成公が福山城を築城する際に守護神を祀ったのが起源とされる神社です。江戸時代の元和5年（1619年）から約400年以上の歴史を持ち、福山城のすぐ近くに位置しています。

ご利益

御祭神は宇賀魂大神、猿田彦大神、大宮女大神で、縁結び、厄除け、商売繁盛、学業成就など様々なご利益があるとされています。特に若い世代の参拝者が多く、良縁に恵まれるようにと訪れる人が増えています。

アクセスの良さ

福山城天守のすぐ隣に位置しており、観光と合わせて参拝できる便利な立地です。福山駅からも近く、初詣と合わせて福山城や周辺の観光スポットを巡ることができます。

施設情報

5. 素盞嗚神社（すさのおじんじゃ）｜備後国一宮の古社

素盞嗚神社は、天武天皇の治世である7世紀ごろ（679年頃）に創建されたとされる備後国の一宮です。全国に広がる「祇園祭」や「茅の輪くぐり」の発祥の地との説があり、歴史的にも非常に重要な神社です。

蘇民将来伝説の地

備後風土記に記される蘇民将来の神話ゆかりの地として知られ、厄除けや開運のご利益があるとされています。延喜式内社でもあり、備後の国の三大祇園社の一つに数えられています。

穴場の初詣スポット

福山市街地からは少し離れた新市町に位置しており、市中心部の神社に比べて混雑が少なく、ゆったりと参拝できる穴場スポットです。歴史を感じさせる社殿と静かな雰囲気の中で、新年の願いをじっくりと祈願できます。

施設情報

福山の初詣で知っておきたい基本情報

初詣はいつまでに行くべき？

一般的に、初詣は三が日（1月1日から3日）までに行くのが理想とされています。しかし、三が日を過ぎても問題はありません。松の内（関東では1月7日まで、関西では1月15日まで）に参拝すれば初詣として認識されています。

混雑を避けたい方は、4日以降の参拝がおすすめです。ゆったりとした雰囲気の中で、落ち着いて新年の願いを込めることができます。

混雑を避ける参拝時間帯

福山市内の主要な初詣スポットで最も混雑するのは以下の時間帯です。

• 大晦日の深夜23時頃から元旦の1時頃まで（カウントダウン参拝）
• 元旦から三が日の9時から15時頃（特に昼間）

混雑を避けるなら、早朝5時から8時頃、または夕方16時以降がおすすめです。2日と3日の午前中早い時間帯も比較的空いています。

初詣の服装と持ち物

初詣に特別な服装の決まりはありませんが、神様の前に出るということを意識して、清潔感のある服装を心がけましょう。ジャージやラフすぎる服装は避けるのが無難です。

福山の冬は冷え込みが厳しく、特に夜間や早朝は冷たい風が吹くため、防寒対策は必須です。カイロやマフラー、手袋などを用意しましょう。

また、お賽銭や屋台での支払いは現金が基本です。5円玉や100円玉など、小銭を多めに用意しておくとスムーズに参拝できます。

参拝マナーの基本

神社での正しい参拝マナーを知っておくことで、より気持ちの良い初詣になります。

1. 鳥居をくぐる前に一礼する
2. 参道は中央を避けて歩く（中央は神様の通り道）
3. 手水舎で手と口を清める
4. お賽銭を入れ、鈴を鳴らす
5. 二礼二拍手一礼でお参りする
6. 鳥居を出る際に振り返って一礼する

駐車場と交通規制について

福山市内の主要な初詣スポットでは、三が日を中心に交通規制が実施されることがあります。
特に草戸稲荷神社周辺や艮神社周辺の道路は、混雑時に一方通行になる場合があります。

駐車場は通常の台数では不足するため、臨時駐車場が設置されますが、満車になる可能性が高いです。
可能な限り公共交通機関を利用するか、混雑する時間帯を避けての参拝をおすすめします。

まとめ：福山の初詣で素敵な2026年のスタートを

福山市には、歴史と由緒ある神社が数多くあり、それぞれに特色とご利益があります。
定番の草戸稲荷神社や福山八幡宮で賑やかな初詣を楽しむのも良し、穴場の素盞嗚神社で静かに新年の誓いを立てるのも良いでしょう。

2026年の初詣は、この記事を参考にして、あなたにぴったりの神社を選んでみてください。
しっかりと防寒対策をして、安全に気をつけながら、素晴らしい一年のスタートを切りましょう。

初詣で神様に感謝と願いを込めて、福山での新年が幸多きものになりますように。