【2026】前橋のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

前橋で初詣を楽しもう！2026年のおすすめスポット

群馬県前橋市には、歴史ある神社や寺院が数多く存在し、新年の初詣スポットとして多くの参拝者が訪れます。

今回は、定番から穴場まで、前橋でおすすめの初詣スポット5選をご紹介します。
それぞれの神社には独自のご利益や魅力があり、2026年の幸せな一年を願うのにぴったりです。

1. 前橋八幡宮｜前橋市民に愛される総鎮守

前橋八幡宮は、貞観元年（859年）創建と伝えられる前橋を代表する神社です。京都の石清水八幡宮から勧請されたとされ、前橋全市の総鎮守として1,000年以上にわたり地域の人々に崇敬されてきました。

前橋八幡宮のご利益

応神天皇、比売大神、神功皇后を祀り、文武の神として知られています。八幡信仰は母子神信仰に由来することから、縁結び、子宝、安産、子育ての守護として人々の信仰を集めています。また、武神であることから厄除祈願にもご利益があるとされており、厄年を迎える方の参拝も多い神社です。

初詣の見どころ

境内には前橋市保存樹木に指定されているご神木のイチョウがあり、神々しい雰囲気を醸し出しています。毎年1月9日には前橋初市まつりのお焚きあげや神事が行われ、「達磨御焚上発祥之地」の石碑も境内に立てられています。前橋市街地中心部にあるため、初詣は多くのビジネスパーソンや地域の方々で賑わいます。

アクセス情報

2. 上野総社神社（上野国総社神社）｜上野国549社の総鎮守

上野総社神社（上野国総社神社）は前橋市元総社町にある、群馬県を代表する格式高い神社です。上野国内549柱の神々を迎祀していることから、群馬県（上野の国）の総鎮守といわれています。一度の参拝で県内各神社を参拝したのと同じご利益があるとされる、たいへん有り難い神社です。

ご利益と歴史

清和天皇の勅額に「正一位護国霊験惣社大明神」とあるように、非常に霊験あらたかなことで知られています。三間社流造りの本殿は県指定重要文化財、拝殿は前橋市指定重要文化財に指定されており、彩り豊かな彫刻の美しさも見どころの一つです。

初詣のポイント

上野総社神社を参拝すれば県内各神社を参拝するのと同じご利益があるとされるため、効率的に初詣を済ませたい方におすすめです。境内は静謐な雰囲気に包まれており、新年の祈願にふさわしい厳かな空気を感じることができます。

アクセス情報

3. 赤城神社（三夜沢）｜赤城山麓の厳かなパワースポット

赤城神社（三夜沢）は、前橋市三夜沢町の赤城南麓に鎮座する神社で、関東地方を中心に全国約300社ある赤城神社の本宮の一つとされています。杉の巨木に囲まれた境内は神秘的な雰囲気に満ち、特に年末年始は多くの参拝者で賑わいます。

歴史と文化財

承和6年（839年）に歴史書にその名が記され、延喜式神名帳では名神大社として記載されています。境内には樹齢1,000年を超える「たわらスギ」があり、平将門を滅ぼした藤原秀郷の寄進と伝えられ、県指定天然記念物となっています。1556年建立の「惣門」、神明造の「本殿」、極彩色の「本殿内宮殿」など、多くの県指定重要文化財を有しています。

御神水と初詣の魅力

境内には清らかな湧水「御神水」があり、地元の方々が容器を持参して水を汲みに訪れます。この水は赤城山からの神聖な湧水とされ、手を洗って自然乾燥すると驚くほどサラサラになると評判です。深い森に囲まれた静謐な環境で、都会の喧騒を離れてゆっくりと初詣を楽しめる穴場スポットです。

アクセス情報

4. 産泰神社｜安産・子育ての守護神

産泰神社は、前橋市下大屋町のこんもりとした小山に鎮座し、各地にある産泰神社の総本社として知られています。木花佐久夜毘売命を主祭神とし、古くから安産・子育ての守護神として関東一円から参拝者が訪れます。

安産祈願の聖地

境内には安産を願うスポットが複数あり、「安産抜けびしゃく」は底のないひしゃくで、水がスムーズに抜けるようにお産も楽にという願いが込められています。「安産胎内くぐり」という独特の信仰もあり、妊婦がくぐれば安産になるといわれています（現在は立ち入り禁止でお参りのみ可能）。

文化財と建築美

現在の社殿は権現造りで、本殿・幣殿・拝殿・神門の四棟および境内地が群馬県の重要文化財に指定されています。本殿は宝暦13年（1763年）、拝殿は文化9年（1812年）の建築で、18世紀中期から19世紀初頭の群馬県の神社建築様式を知る上で貴重な遺構です。

アクセス情報

5. 前橋東照宮｜徳川家ゆかりの歴史ある社

前橋東照宮は、前橋公園内に鎮座する徳川家ゆかりの神社です。江戸時代初期の大名松平直基公が寛永元年（1624年）に越前勝山（福井県）にて創建した神社で、松平家の前橋城入城に伴い、現在の地に遷座されました。

前橋の安全と平和を見守る神社

現在の社殿は江戸時代中期に川越で造営されたもので、前橋城が洪水の被害から復旧した際に解体・移築され、明治4年に再築されました。以降、現在に至るまで前橋の安全と平和を見守り続けています。

初詣のおすすめポイント

前橋公園の中にあるため、初詣の後に公園を散策することもできます。市街地からアクセスしやすく、静かな環境で参拝できる穴場スポットです。境内には前橋護国神社もあり、併せて参拝することができます。

アクセス情報

前橋の初詣で知っておきたいマナーと参拝作法

参拝の基本作法

初詣では、まず鳥居をくぐる前に一礼します。参道は中央を避けて歩き、手水舎で手と口を清めます。賽銭を入れ、二礼二拍手一礼が基本の作法です。

混雑を避けるコツ

元旦や三が日は混雑が予想されます。比較的空いている時間帯は、早朝や夕方以降です。また、1月4日以降は落ち着いて参拝できる場合が多いです。穴場の神社を選ぶのもおすすめです。

防寒対策を万全に

1月の前橋は寒さが厳しいため、しっかりとした防寒対策が必要です。特に赤城神社（三夜沢）は山麓にあるため、市街地よりもさらに冷え込みます。カイロや厚手のコート、手袋などを準備しましょう。

2026年の初詣は前橋の神社で素敵なスタートを

前橋市には、それぞれ特色のある魅力的な初詣スポットが数多くあります。市街地中心の前橋八幡宮や前橋東照宮は気軽にアクセスでき、上野総社神社は一度の参拝で県内各神社のご利益が得られます。自然豊かな赤城神社（三夜沢）は静謐な雰囲気の中で心を落ち着けられ、産泰神社は安産・子育てを願う方に特におすすめです。

2026年の初詣は、ぜひ前橋の神社で新年の願いを込めてみてはいかがでしょうか。それぞれの神社が持つ歴史と文化に触れながら、素晴らしい一年のスタートを切ることができるはずです。