【2026】福岡市のおすすめ初詣5選｜定番から穴場まで

福岡市で初詣を楽しむなら！2026年のおすすめスポット5選

新しい年の幸せを祈る初詣。福岡市には由緒ある神社が数多く点在し、それぞれに特色あるご利益と魅力があります。

この記事では、定番の人気スポットから知る人ぞ知る穴場まで、福岡市内でおすすめの初詣スポット5選をご紹介します。
2026年の福岡市の初詣計画の参考にしてください。

福岡の初詣文化「三社参り」とは

福岡県には「三社参り」という独特の初詣文化が根付いています。これは元日に3つの神社を参拝する風習で、朝廷が伊勢神宮・石清水八幡宮・賀茂神社にお参りしていたことに倣ったという説があります。

福岡では、鉄道会社が正月に電車で参拝に行くことを推奨したキャンペーンで広まったと言われており、神社の選定や参拝順に決まったルールはありません。巡った三社で結界を張り、その中に自宅があると良いという噂もあるため、ご自宅の位置を考慮しながら参拝先を選ぶのも一興です。

松の内（1月7日頃）までに回れば十分ご利益があるとされていますので、混雑を避けて分散参拝するのもおすすめです。

1. 櫛田神社（博多区）｜博多の総鎮守で商売繁盛を祈願

櫛田神社の特徴と見どころ

博多の旧市街に位置する櫛田神社は、地元の人々から「お櫛田さん」の愛称で親しまれる博多の総鎮守です。創建は奈良時代の天平宝字元年（757年）とも伝えられ、博多で最も古い歴史を持つ神社のひとつとされています。

境内には博多祇園山笠の飾り山笠が常設されており（6月を除く）、高さ13メートルの豪華絢爛な山笠は圧巻です。また、境内入口には樹齢約1,000年以上とされる御神木「櫛田の銀杏」がそびえ立ち、延命長寿のシンボルとして崇敬されています。

ご利益とご祭神

櫛田神社の御祭神は、正殿に大幡主命（櫛田宮）、左殿に天照皇大神（大神宮）、右殿に須佐之男命（祇園宮）の三神です。古来より不老長寿・商売繁盛の神として篤い信仰を集めており、正月三が日には多くの参拝者で賑わいます。

基本情報

2. 住吉神社（博多区）｜日本最古の住吉神社で開運祈願

住吉神社の特徴と見どころ

博多区住吉に鎮座する住吉神社は、全国に約2,000社以上ある住吉神社の中でも最古の歴史を持つとされる由緒正しい神社です。古書では「住吉本社」「日本第一住吉宮」とも称され、大阪・下関とともに「日本三大住吉」の一社に数えられています。

社殿は、神社建築史上で最も古い様式といわれる「住吉造」によるもので、国の重要文化財に指定されています。境内には8つの摂社・末社があり、それぞれ異なる神様が祀られているため、様々なご利益を授かることができます。

ご利益とご祭神

御祭神である住吉三神（底筒男神・中筒男神・表筒男神）は、航海・海上安全の守護神であると同時に、あらゆる災厄から身を守る神として崇敬されています。商売繁盛、交通安全、金運上昇、豊漁など、多岐にわたるご利益があります。

境内には古代力士像があり、右手のシワが「力」に見えることから、触れるとパワーを授かると言われています。相撲との縁も深く、毎年11月の九州場所前には横綱の土俵入りが開催されることでも知られています。

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3. 鷲尾愛宕神社（西区）｜初日の出と絶景が楽しめる穴場

鷲尾愛宕神社の特徴と見どころ

福岡市西区の愛宕山頂（標高68メートル）に鎮座する鷲尾愛宕神社は、福岡で最も古い歴史を持つ神社とされています。西暦72年（景行天皇の時代）に創建されたと伝えられ、東京・京都と並ぶ日本三大愛宕のひとつとして知られています。

約87段の石段を登った先の境内からは、博多湾、福岡タワー、ペイペイドーム、能古島など福岡市街を一望できる絶景が広がります。福岡一の初日の出の名所としても有名で、元日には多くの人が初日の出を拝みに訪れます。

ご利益とご祭神

御祭神は天忍穂耳尊、伊邪那岐尊、火産霊神、伊邪那美尊の四神です。縁結び、恋愛成就、厄除開運、商売繁盛、家内安全、受験合格など、数多くの願い事を叶える「願かけの神」として広く崇敬されています。また、禁酒・禁煙など禁断事の神としても全国に知られています。

境内では「目出鯛みくじ」や「赤だるまみくじ」など17種類のおみくじがあり、どれも一つ一つ手作業で仕上げられています。三が日は例年約50万人から70万人もの参拝者で賑わいます。

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4. 筥崎宮（東区）｜勝運と厄除けの日本三大八幡宮

筥崎宮の特徴と見どころ

福岡市東区に鎮座する筥崎宮は、宇佐八幡宮、石清水八幡宮と並ぶ日本三大八幡宮のひとつです。創建は諸説ありますが、醍醐天皇が国家鎮護のため平安時代の923年に創建されたと伝えられています。

文禄3年（1594年）建立の豪壮な楼門には、「敵国降伏」の扁額が掲げられています。これは武力ではなく徳の力で勝つという意味が込められているとされます。境内には「湧出石」という、触れると運が湧き出るというパワースポットもあります。

ご利益とご祭神

鎌倉時代の蒙古襲来（元寇）の際、神風が吹いて敵を撃退したという逸話から、厄除け・勝運の神として崇敬されています。福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡などプロスポーツチームが毎年必勝祈願に訪れることでも有名です。

正月三が日には約50万人の参拝者が訪れ、地下鉄「箱崎宮前駅」と直結しているためアクセスも便利です。1月3日には「玉取祭（別名:玉せせり）」が開催され、水を浴びながら締め込み姿の競り子たちが木製の玉をめぐって争奪戦を繰り広げます。

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5. 警固神社（中央区）｜天神の中心で気軽に参拝

警固神社の特徴と見どころ

福岡市中央区天神に位置する警固神社は、九州最大の繁華街・天神の中心部に鎮座する都会のオアシスのような神社です。仲哀天皇9年（200年頃）、神功皇后三韓御親征の際に皇后の船団を守護した警固大神を祀ったのが始まりとされています。

福岡城鎮守の神、二代福岡藩主黒田忠之の産神として歴代藩主に厚く崇敬されました。現在は観光スポットとしても親しまれ、2022年には9階建ての立派な社務所ビルが完成し、近代的な雰囲気も魅力です。

ご利益とご祭神

御祭神は神直日神、大直日神、八十枉津日神の三柱の神です。人々の罪科を祓い清め、幸福をもたらすとして厄除け・必勝・合格祈願などにご利益があります。

初詣期間には、陶器の土鈴などの縁起物や破魔矢などが当たる「福みくじ」が行われています。また、福岡の伝統工芸である博多織を用いた色とりどりのお守りが人気です。天神の中心部にあるため、ショッピングや食事の合間に気軽に参拝できるのも大きな魅力です。

基本情報

初詣の混雑を避けるコツ

時間帯で工夫する

大晦日から元日にかけての深夜帯と、元日の午前10時～午後3時頃が最も混雑します。早朝（午前6時～8時）や夕方以降（午後5時以降）を狙えば、比較的ゆったりと参拝できます。

分散参拝を活用する

三が日にこだわらず、1月4日以降に参拝するのもおすすめです。松の内（1月7日頃）までに参拝すれば十分ご利益があるとされています。2026年は1月4日が日曜日のため、4日もやや混雑する可能性がありますが、三が日ほどではありません。

公共交通機関を活用する

人気の神社周辺は、駐車場待ちで数時間動かないこともあります。福岡市内の神社は地下鉄や西鉄電車でアクセスしやすい場所に多いため、正月臨時ダイヤを活用した公共交通機関の利用がおすすめです。

まとめ｜2026年の初詣で良い一年のスタートを

福岡市には、それぞれに特色ある魅力的な初詣スポットが点在しています。博多の総鎮守として商売繁盛のご利益で知られる櫛田神社、日本最古の住吉神社として開運のご利益がある住吉神社、初日の出と絶景が楽しめる鷲尾愛宕神社、勝運の神として有名な筥崎宮、天神の中心で気軽に参拝できる警固神社と、どこも2026年の幸せを祈るのにふさわしい場所です。

福岡の初詣文化「三社参り」を楽しむのもよし、じっくりと一つの神社で願いを込めるのもよし。混雑を避ける工夫をしながら、新しい年の良いスタートを切りましょう。この記事を参考に、あなたにぴったりの初詣スポットを見つけてください。