【2026】福井県のおすすめ初詣7選｜定番から穴場まで

新しい年の始まりに欠かせない初詣。
福井県の初詣スポットには、歴史深い神社仏閣が数多く点在し、それぞれに異なるご利益や魅力があります。

この記事では、2026年の初詣におすすめの福井県内のスポットを、定番から穴場まで7つ厳選してご紹介します。

初詣とは？基礎知識を押さえよう

初詣とは、新年に神社や寺院に参拝し、昨年の感謝を伝えるとともに、新しい年の健康や願い事の成就、平安を祈願する日本の伝統行事です。

一般的には1月1日から3日までの三が日に参拝することが多いですが、実は1月15日頃までは「初詣」として参拝可能とされています。
また、神社でもお寺でも、どちらに行っても問題ありません。

福井県の初詣スポット7選

1. 永平寺（曹洞宗大本山永平寺）【定番】

福井を代表する初詣スポットといえば、曹洞宗の大本山として知られる永平寺です。寛元2年（1244年）に道元禅師が創建した歴史ある寺院で、樹齢700年を超える老杉に囲まれた約33万平方メートルもの広大な境内が特徴です。

永平寺の初詣の見どころ

• 大晦日20時から翌2時まで参拝可能で、七堂伽藍も参拝できる特別な時間帯
• 除夜の鐘が寂光苑で厳かに響き渡る
• 元日は8時30分から16時まで参拝可能（最終入場15時30分）
• 普段は通れない唐門が、12月31日23時頃から1月1日3時まで特別開放

基本情報

2. 氣比神宮（けひじんぐう）【定番】

敦賀市に鎮座する氣比神宮は、『古事記』『日本書紀』にも記されている歴史ある神社で、北陸道総鎮守として2000年以上の歴史を誇ります。地元では「けひさん」の愛称で親しまれ、初詣時には毎年10万人以上が訪れる福井県を代表する初詣スポットです。

氣比神宮の見どころ

• 高さ10.9メートルの大鳥居は国の重要文化財で、日本三大木造鳥居の一つ
• 12月31日から「年越大祓式」が行われ、境内に大きな茅の輪が設置される
• 23時には「献燈祭」で境内灯篭に火が灯される
• 元日午前0時には「若水祭」で長命水が神前に捧げられる

基本情報

3. 劔神社（剣神社・つるぎじんじゃ）【定番】

福井県丹生郡越前町織田に鎮座する劔神社(剣神社)は、越前国二宮として古くから信仰を集める由緒ある神社です。織田信長の祖先が氏神として深く崇敬し、神領寄進や社殿整備に尽力した歴史があります。

劔神社の特徴

主祭神は素盞嗚大神（スサノオノオオカミ）で、配祀には気比大神と忍熊王が祀られています。大願成就、運気向上、厄除けなどのご利益があるとされ、初詣には例年約15万人の参拝者が訪れます。

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4. 神明神社（しんめいじんじゃ）【定番】

福井市内の中心部に位置する神明神社は、地元で「おしんめさん」として親しまれている福井の総社です。延長2年（924年）に創建され、皇祖神である天照大神（アマテラスオオミカミ）を祀っています。

神明神社の魅力

天照大神を中心に、稲荷神社、恵比須神社、袋羽神社も祀られており、多岐にわたるご利益が期待できます。境内には太子堂もあり、特に合格祈願で訪れる受験生が多いことでも知られています。

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5. 成田山福井別院 九頭龍寺【定番】

坂井市に位置する成田山福井別院九頭龍寺は、交通安全祈願の参拝者が多く訪れることで知られる寺院です。飛鳥時代の古代建築様式を生かした造りが特徴で、福井県内でも有数の初詣スポットとして、例年21万人以上の参拝客を集めています。

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6. 平泉寺白山神社（へいせんじはくさんじんじゃ）【穴場】

勝山市に鎮座する平泉寺白山神社は、養老元年（717年）に泰澄大師によって開山された、白山信仰の拠点として栄えた古社です。最盛期には48社・36堂・6,000坊を構成する北陸有数の宗教都市でした。

平泉寺白山神社の魅力

苔に覆われた参道や杉木立、石畳が美しく、「苔寺」として知られています。静寂な境内は、喧騒を離れてゆっくりと新年の祈りを捧げたい方におすすめの穴場スポットです。

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7. 宝慶寺（ほうきょうじ）【穴場】

大野市の清流川上流に鎮座する宝慶寺は、曹洞宗の第二道場であり、「永平寺の奥の院」とも呼ばれています。寛元3年（1261年）に道元禅師を慕って来日した寂円禅師によって開山されました。

宝慶寺の特徴

宝物殿には、曹洞宗の開祖・道元禅師が自身を描いた肖像画が飾られており、貴重な寺宝を拝観できます。

基本情報

初詣の参拝マナーと作法

初詣を気持ちよく行うために、基本的な参拝マナーを押さえておきましょう。

神社での参拝方法

1. 鳥居をくぐる前に一礼する
2. 手水舎で手と口を清める（右手で柄杓を持ち左手を洗う、次に左手で柄杓を持ち右手を洗う、再び右手で柄杓を持ち左手に水を受けて口をすすぐ、最後に柄杓を立てて柄に水を流す）
3. 参道は中央を避けて歩く（中央は神様の通り道）
4. 賽銭を静かに入れる
5. 二礼二拍手一礼（2回深くお辞儀、2回拍手、1回深くお辞儀）

寺院での参拝方法

1. 山門の前で一礼する
2. 手水舎で手と口を清める
3. 本堂前でお賽銭を入れる
4. 静かに合掌し、一礼する（拍手はしない）

初詣の混雑を避けるコツ

人気の初詣スポットは三が日、特に元日の日中は大変混雑します。混雑を避けたい場合は、以下の時間帯がおすすめです。

• 元日の早朝（6時～8時頃）：初日の出を見た後の参拝
• 夕方以降（16時以降）：日が暮れる頃
• 1月4日以降：三が日を過ぎると比較的空いてくる

また、大晦日から元日にかけての深夜帯は、年越しの瞬間を迎えるために多くの参拝者が集まりますが、深夜2時～3時頃は一時的に空く傾向があります。

初詣での服装と持ち物

服装について

初詣に特別な服装の決まりはありませんが、神聖な場所への参拝であることを意識した服装が望ましいです。

• 清潔感のある服装
• 福井の冬は厳しい寒さと積雪があるため、十分な防寒対策が必須
• 滑りにくい靴（スノーブーツなど）
• 手袋、マフラー、帽子などの防寒小物

持ち物チェックリスト

• お賽銭（小銭を用意しておくとスムーズ）
• 初穂料（御祈祷を受ける場合）
• 御朱印帳（御朱印を集めている方）
• カイロ
• ティッシュ・ハンカチ
• スマートフォン（地図や時間確認用）

初詣後に楽しめる福井グルメ

初詣の後は、福井ならではのグルメで体を温めるのもおすすめです。

越前おろしそば

福井を代表する郷土料理。冷たいそばに大根おろしとかつお節をたっぷり乗せた、シンプルながら奥深い味わいです。永平寺門前にも蕎麦店が多数あります。

ソースカツ丼

福井のB級グルメの代表格。サクサクのカツに甘辛いソースがかかった、ボリューム満点の一品です。

越前ガニ

冬の福井といえば越前ガニ。初詣の時期はちょうど旬の時期にあたり、特に敦賀周辺では新鮮な越前ガニを楽しめます。

2026年の初詣はどこに行く？目的別おすすめ

まとめ

福井県には、歴史ある神社仏閣が多く、それぞれに異なる魅力とご利益があります。定番の永平寺や氣比神宮で荘厳な雰囲気の中での参拝を楽しむもよし、平泉寺白山神社や宝慶寺といった穴場スポットで静かに新年の祈りを捧げるもよし。

2026年の初詣は、ご自身の願いや目的に合わせて、お気に入りのスポットを選んでみてください。防寒対策をしっかりして、素敵な一年の始まりをお迎えください。

また、初詣の後は福井の美味しいグルメで体を温め、新年の良いスタートを切りましょう。皆様にとって2026年が素晴らしい一年となりますように。