新しい年の幕開けを祝う初詣。2026年も千葉市には魅力的な神社が数多く存在します。
この記事では、三が日に約70万人が訪れる定番スポットから、落ち着いて参拝できる穴場まで、千葉市でおすすめの初詣スポット5選をご紹介します。
アクセス情報や混雑回避のコツ、それぞれのご利益についても詳しく解説していますので、2026年の初詣計画にぜひお役立てください。
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【2026】千葉県のおすすめ初詣7選|定番から穴場まで
新しい年の幕開けを祝う初詣。 千葉県の初詣スポットには、由緒ある神社仏閣が数多く点在し、それぞれが独自のご利益や歴史を持っています。 2026年の初詣に向けて、千葉県内で参拝すべきおすすめスポットを7 ...
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千葉市の初詣スポット5選一覧
まずは今回ご紹介する千葉市のおすすめ初詣スポットを一覧でご確認ください。
| 神社名 | 参拝者数 | 主なご利益 | 最寄り駅 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 千葉神社 | 約70万人(三が日) | 厄除開運・八方除 | JR千葉駅徒歩10分 | 定番 |
| 検見川神社 | 多数 | 八方除・縁結び | 京成検見川駅徒歩1分 | 定番 |
| 稲毛浅間神社 | 多数 | 安産・子育て | 京成稲毛駅徒歩5分 | おすすめ |
| 寒川神社 | 中規模 | 海上安全・厄除 | JR蘇我駅からバス | 穴場 |
| 登渡神社 | 中規模 | 家内安全・商売繁盛 | JR西千葉駅徒歩15分 | 穴場 |
1. 千葉神社|千葉市を代表する初詣の定番スポット

千葉市中央区に鎮座する千葉神社は、三が日に約70万人もの参拝者が訪れる千葉県屈指の初詣スポットです。「妙見さま」の愛称で親しまれる北極星の神様「北辰妙見尊星王」を祀る総本宮として、古くから多くの人々の信仰を集めてきました。
千葉神社の特徴とご利益
千葉神社の最大の特徴は、上下二つの拝殿を有する日本初の重層社殿です。鮮やかな朱色の社殿は平成2年に新たに竣工され、その美しさは圧巻。人の運命を司る北極星の神様が、病気・事故・怪我などの厄を取り除き、善い運命へと導くとされています。
主なご利益は以下の通りです。
- 厄除開運・八方除
- 方位除け
- 家内安全
- 商売繁昌
- 交通安全
- 受験合格(境内の千葉天神)
2026年初詣の参拝時間と混雑状況
2026年の千葉神社の初詣参拝時間は以下の通りです。
| 日程 | 開門時間 | 閉門時間 |
|---|---|---|
| 12月31日 | 6:00 | 閉門なし(夜通し参拝可能) |
| 1月1日 | 終日開門 | 21:00 |
| 1月2日 | 6:00 | 20:00 |
| 1月3日 | 6:00 | 19:30 |
混雑を避けるおすすめの参拝時間は次の通りです。
- 1月1日:早朝4:00~8:00、または夕方17:00以降
- 1月2日・3日:早朝6:00~9:00、または夕方17:00以降
- 三が日にこだわらなければ、4日以降がおすすめ
元旦の日中や、2026年は3日が土曜日となるため特に混雑が予想されます。過去には参拝まで約1時間待ちとなったこともありますので、混雑を避けたい方は早朝や夕方の参拝を検討しましょう。
千葉神社の初詣イベント
千葉神社では初詣期間中、以下のような特別な催しが行われます。
- 迎春太鼓:1月1日0:00~(新年を迎えると同時に太鼓が鳴り響きます)
- はしご乗り:例年1月3日9:30頃(千葉市鳶伝統文化保存会による伝統行事)
屋台・露店情報
千葉神社では三が日を中心に、正面の鳥居から本殿までの参道沿いと隣接する通町公園に約40店舗の屋台が出店します。たこ焼き、フランクフルト、チョコバナナ、お好み焼き、焼き鳥、ケバブ、ベビーカステラなどの定番グルメから、射的やスーパーボールすくいなどの娯楽系屋台まで楽しめます。お好み焼きを箸に巻いた「はしまき」や甘酒も人気です。
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県千葉市中央区院内1-16-1 |
| 電話番号 | 043-224-2211 |
| アクセス | JR・京成千葉駅東口より徒歩約10分 千葉都市モノレール「葭川公園駅」より徒歩約5分 |
| 駐車場 | なし(周辺に有料コインパーキング約500台分あり) |
| ご祈願受付 | 通年9:00~15:30(30分間隔) 初詣期間は受付時間を延長し15分間隔で執行 |
| 公式サイト | https://www.chibajinja.com/ |
初詣期間中は周辺駐車場が大変混雑するため、公共交通機関のご利用をおすすめします。また、千葉駅周辺のペリエやそごうで初売りを楽しむこともできます。
2. 検見川神社|千葉県随一の八方除総鎮護の古社

千葉市花見川区に鎮座する検見川神社は、平安時代前期に創建された約1200年の歴史を誇る房総の古社です。スサノヲノミコトを主祭神として祀り、千葉県随一の八方除総鎮護の神社として知られています。
検見川神社の特徴とご利益
検見川神社は、かつて打瀬船と呼ばれる大型帆船を保有する港町として栄えた検見川の地に鎮座し、航海安全の守護神として崇敬を集めてきました。現在では八方除と縁結びの神社として、全国から多くの参拝者が訪れます。
主なご利益は以下の通りです。
- 八方除(地相、家相、方位、日柄、歳回り、風水などすべての災禍・災厄を取り除く)
- 縁結び・良縁成就
- 厄除け
- 商売繁昌
- 除災招福
八方除とは
八方除とは、建築工事、転居、旅行、開店などを行う際に、地相、家相、方位、日柄、歳回り、風水など森羅万象すべての災禍・災厄を取り除き、これからの運勢が好転・向上するよう祈願することを指します。年に三回、四ヶ月ごとに行われ、三年以上継続することで運勢を吉兆へと導くとされています。
初詣の特別神事
検見川神社では元旦の0:00から八方除祈願祭が斎行されます。また、1月14日17:00からは旧年の神札をお焚き上げする古神札焼納祭(どんと祭)も行われます。
境内の見どころ
境内には魔除けの効果がある「真石」があり、多くの参拝者が触れてご利益にあずかっています。また、毎月デザイン性の高い御朱印が頒布されており、御朱印愛好家にも人気のスポットとなっています。
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県千葉市花見川区検見川町1-1 |
| 電話番号 | 043-273-0001 |
| アクセス | 京成電鉄千葉線「検見川駅」より徒歩約1分 JR総武線「新検見川駅」西口より徒歩約6分 |
| 駐車場 | あり(第1~第3駐車場) |
| 参拝時間 | 24時間可能(受付は8:30~18:00) |
| 御朱印受付時間 | 8:30~17:30 |
| 公式サイト | https://www.kemigawa-jinja.com/ |
京成検見川駅から徒歩1分という駅近の立地で、アクセスは抜群です。混雑する時期は電車でのアクセスがおすすめです。
3. 稲毛浅間神社|安産・子育ての守護神

千葉市稲毛区に鎮座する稲毛浅間神社は、大同3年(808年)に富士山本宮浅間大社の御分霊を奉斎したことに始まる歴史ある神社です。代々千葉氏の信仰が篤く、源頼朝が武運長久を祈願したことでも知られています。
稲毛浅間神社の特徴とご利益
主祭神は安産・子育ての神様である木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)。安産祈願や初宮詣、七五三詣のために毎年大勢の人が参拝します。社殿は富士山に向かって真っすぐに建てられており、富士信仰の古社としての一面も持ちます。
主なご利益は以下の通りです。
- 安産・子育て
- 厄除け・八方除
- 家内安全
- 良縁成就
境内の見どころ
境内には千葉市指定天然記念物に指定されている老松があり、かつて海岸に生えていた当時の面影を残しています。また、千葉県無形民俗文化財に指定されている十二座神楽は、元旦、節分、5月5日の春祭、7月15日の例大祭、11月3日の七五三祝い、11月23日の秋祭の年6回演じられます。特に「三韓征伐の舞」では、子供を抱いてもらうと健康に育つと言われています。
初詣の神事
元日の午後1時からは、日本神話を題材にした十二座神楽が奉納されます。神楽殿で参拝者の祈りを込めて奉納される神楽は、見応えがあります。
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10 |
| 電話番号 | 043-245-7777 |
| アクセス | 京成電鉄千葉線「京成稲毛駅」より徒歩約5分 JR総武線「稲毛駅」より徒歩約15分 JR総武線「稲毛駅」からちばシティバス稲毛海岸駅行き「浅間神社」下車 |
| 駐車場 | あり(41台)※三が日は混雑するため公共交通機関推奨 |
| 参拝時間 | 午前9:00~午後17:00 |
| 公式サイト | http://www.inage-sengenjinja.or.jp/ |
稲毛浅間神社は駅からのアクセスが良く、隣接する稲毛公園と合わせて訪れることができます。三が日は駐車場が混雑するため、電車やバスの利用がおすすめです。
4. 寒川神社|元旦の大太鼓で迎える新年

千葉市中央区寒川町に鎮座する寒川神社は、延喜式神名帳に記載される式内小社で、創建年代は不詳ながら古くから海上安全の神として信仰されてきました。江戸時代には10石の朱印社領を有する格式高い神社でした。
寒川神社の特徴とご利益
寒川神社の主祭神は寒川比古命と寒川比女命。かつて海岸のすぐ前に建つ神社として、航海安全を祈願する漁師たちの篤い信仰を集めてきました。現在でも地域の守り神として、通称「神明様」とも呼ばれ親しまれています。
主なご利益は以下の通りです。
- 海上安全
- 魔除け・厄除け
- 病気平癒
- 家内安全
- 事業安全
初詣の見どころ
寒川神社の初詣最大の特徴は、元旦午前0時に迫力のある大太鼓の連打によって新年を迎えることです。厳かでありながら賑やかな雰囲気の中で新年を迎えることができます。比較的落ち着いて参拝できる穴場スポットとして、地元の方々に愛されています。
伝統行事「御浜下り」
8月に行われる例大祭では、千葉市地域文化財に認定されている「御浜下り」が有名です。およそ840年前に千葉本宗家によって創始されたとされ、実重量約500kgの御神輿を若衆が海に担ぎ入れる勇壮な神事です。
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県千葉市中央区寒川町1-123 |
| アクセス | JR「蘇我駅」よりバス 千葉都市モノレール「千葉みなと駅」よりバス |
| 駐車場 | あり(鳥居右脇に3台分) |
| 公式サイト | https://www.chiba-samukawa-jinja.or.jp/ |
公共交通機関からやや距離がありますが、その分混雑を避けて落ち着いて参拝できる穴場スポットです。車でのアクセスも可能ですが、駐車場が限られているため早めの到着をおすすめします。
5. 登渡神社(登戸神社)|葛飾北斎の浮世絵にも描かれた古社

千葉市中央区登戸に鎮座する登渡神社(とわたりじんじゃ)は、通称「登戸神社(のぶとじんじゃ)」とも呼ばれ、葛飾北斎の「富嶽三十六景」の「登戸浦(のぶとうら)」のモデルとなったことで知られる歴史ある神社です。
登渡神社の特徴とご利益
登渡神社は西千葉の総鎮守として、地域の人々から長く崇敬されてきました。境内は掃き清められ、木々に囲まれた静かで厳かな雰囲気が漂います。本殿の細やかな彫刻は千葉市文化財に指定されており、信州上諏訪の立川内匠正の作となっています。
主なご利益は以下の通りです。
- 家内安全
- 商売繁盛
- 厄除け
- 学業成就
落ち着いた参拝環境
登渡神社は大規模な混雑が少なく、自分のペースでゆっくりと参拝できる穴場スポットとして人気です。静かな境内で新年の願いをじっくりと捧げることができます。地元の方々に愛される氏神様として、温かい雰囲気に包まれています。
基本情報・アクセス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 千葉県千葉市中央区登戸1-15-1 |
| アクセス | JR総武線「西千葉駅」より徒歩約15分 京成電鉄千葉線「西登戸駅」より徒歩約10分 |
| 駐車場 | あり(数台分) |
JR西千葉駅から徒歩圏内にありながら、住宅街の中に静かに佇む神社です。千葉大学や商店街からも近く、初詣の後に周辺散策も楽しめます。
千葉市初詣の混雑回避のコツ
千葉市で快適に初詣を楽しむために、以下の混雑回避のコツを押さえておきましょう。
時間帯で選ぶ
大晦日から元日にかけての年越し参拝と、三が日の日中(特に11:00~15:00)は最も混雑します。早朝(6:00~9:00)や夕方以降(17:00~)の参拝がおすすめです。
日程で選ぶ
2026年は1月3日が土曜日となるため、三が日全体が混雑すると予想されます。可能であれば1月4日以降の平日に参拝するのも一つの方法です。松の内(1月7日まで)や1月中であれば初詣として十分です。
神社の規模で選ぶ
千葉神社のような大規模な神社は多くの参拝者で賑わいますが、その分屋台や行事も充実しています。一方、寒川神社や登渡神社のような中規模の神社は、落ち着いて参拝できます。目的に応じて選びましょう。
公共交通機関を利用する
初詣期間中、神社周辺の道路や駐車場は大変混雑します。千葉市内の神社は駅から徒歩圏内の場所が多いため、電車やバスなどの公共交通機関の利用を強くおすすめします。
初詣の参拝マナーとお作法
初詣を気持ちよく行うために、基本的な参拝マナーを確認しておきましょう。
鳥居のくぐり方
鳥居は神域への入り口です。鳥居をくぐる前に一礼し、参道の中央は避けて左右どちらかを歩きましょう。中央は神様の通り道とされています。
手水舎での清め方
- 右手で柄杓を持ち、左手を清める
- 左手に柄杓を持ち替え、右手を清める
- 再び右手で柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぐ
- もう一度左手を清める
- 柄杓を立てて柄の部分を清め、元の位置に戻す
日本では古来より左が右よりも重視される考え方があり、左手から清めるのが作法とされています。
拝殿での参拝方法
神社での基本的な参拝作法は「二礼二拍手一礼」です。
- お賽銭を静かに入れる
- 鈴がある場合は鳴らす
- 深く二回お辞儀をする
- 胸の高さで二回拍手を打つ(左手を少し前に出す)
- 手を合わせたまま願い事をする
- 深く一回お辞儀をする
お守りやお札の扱い方
前年のお守りやお札は、各神社で行われる「どんと祭」や「古神札焼納祭」でお焚き上げしていただきましょう。検見川神社では1月14日17:00から行われます。
初詣と合わせて楽しめる千葉市の魅力
初詣の前後に千葉市内の魅力的なスポットを訪れて、充実した一日を過ごしましょう。
千葉駅周辺の初売り
千葉神社の初詣の前後には、千葉駅周辺のペリエやそごうで初売りを楽しめます。新春の福袋や特別セールで、新年のショッピングを満喫できます。
稲毛公園
稲毛浅間神社に隣接する稲毛公園は、緑豊かで気持ちの良い空間が広がります。参拝後の散策におすすめです。
千葉ポートタワー
寒川神社から比較的近い千葉ポートタワーでは、高さ125mからの眺望を楽しめます。天気が良ければ富士山や東京スカイツリーも見えます。
2026年千葉市初詣のまとめ
千葉市には歴史と伝統を誇る魅力的な初詣スポットが数多くあります。三が日に約70万人が訪れる千葉神社のような定番スポットから、落ち着いて参拝できる寒川神社や登渡神社のような穴場まで、それぞれに異なる魅力があります。
今回ご紹介した5つの神社の特徴をまとめると:
- 千葉神社:厄除開運・八方除の総本宮。県内屈指の参拝者数を誇る定番スポット
- 検見川神社:1200年の歴史を持つ八方除総鎮護の古社。縁結びでも有名
- 稲毛浅間神社:安産・子育ての守護神。富士信仰の古社で十二座神楽が見どころ
- 寒川神社:大太鼓で新年を迎える式内社。海上安全と厄除けの神様
- 登渡神社:葛飾北斎の浮世絵にも描かれた西千葉の総鎮守。落ち着いた参拝環境
2026年の初詣は、ご自身の願いや目的、混雑具合などを考慮して、最適な神社を選んでください。早朝や夕方の参拝、公共交通機関の利用など、混雑回避のコツも活用しながら、気持ちの良い新年のスタートを切りましょう。
この記事が皆様の2026年初詣計画の参考になれば幸いです。良い新年をお迎えください。