2026年の初詣は豊田市で!地元で愛される神社へお参りしよう
2026年の初詣は、愛知県豊田市の歴史ある神社を訪れてみませんか。
トヨタ自動車の企業城下町として知られる豊田市ですが、実は徳川家康ゆかりの地としても有名で、松平氏発祥の地である松平郷をはじめ、三河国三宮の猿投神社など、由緒正しい神社が数多く点在しています。
この記事では、豊田市でおすすめの初詣スポットを定番から穴場まで5つ厳選してご紹介します。
交通安全、家内安全、出世開運など、それぞれの神社に特色あるご利益がありますので、新年の願いに合わせて参拝先を選んでみてください。
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1. 挙母神社(ころもじんじゃ)|豊田市中心部の総鎮守で安産祈願

豊田市駅から徒歩約13分の場所に鎮座する挙母神社は、豊田市の中心部に位置する地域の総鎮守です。創建については諸説ありますが、1189年に源義経の家臣・鈴木重善が大和吉野から「子守明神」を勧請し祀ったことが始まりとされ、別名「子守の宮」として地元では「おこもりさん」の愛称で親しまれています。
挙母神社のご利益
挙母神社は安産祈願、初宮詣り、七五三詣りなどに特にご利益があるとされ、子供の健やかな成長を願う家族連れが多く訪れます。また、自動車産業のお膝元だけあって、交通安全を願う自動車祓いに訪れる人も数多くいます。家内安全や厄除けのご祈祷も行っており、地元の方々に何世代にもわたって信仰されています。
初詣の見どころ
境内には樹齢650年と言われる大楠があり、迫力ある姿で参拝者を出迎えます。また、匂い桜や子守稲荷社など見どころも多く、南北に広がる境内はゆったりと参拝できる空間となっています。
毎年10月第3日曜日とその前日に行われる「挙母まつり」は、江戸時代後期から今に伝わる三河地区における有数のお祭りで、紙吹雪が舞う中を山車が曳きまわされる華やかな光景が有名です。
初詣の参拝情報
- 元旦:歳旦祭が斎行されます
- 三が日は混雑が予想されるため、分散参拝の協力をお願いしています
- 年内から干支の破魔矢やお札の授与を行っています
- 正月三が日は境内駐車場が利用できませんので、公共交通機関または近隣の有料パーキングをご利用ください
アクセス・基本情報
住所:〒471-0023 愛知県豊田市挙母町5丁目1番地
電話:0565-32-0718
御祈祷受付時間:午前9:00〜午後2:30
アクセス:名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅より徒歩約13分、東名高速道路豊田ICより車で約18分
駐車場:境内に駐車場あり(正月三が日・毎月8日の八日市は利用不可)
公式サイト:挙母神社
2. 猿投神社(さなげじんじゃ)|三河国三宮の由緒ある古社

豊田市と瀬戸市にまたがる標高629mの猿投山の麓に鎮座する猿投神社は、延喜式神名帳に記載された式内社であり、三河国三之宮として古くから崇敬されてきた由緒ある古社です。創建は社伝によれば仲哀天皇元年(192年)とされ、約1800年以上の歴史を誇ります。
猿投神社のご利益
御祭神は大碓命(おおうすのみこと)で、日本武尊の双子の兄にあたる古墳時代の皇族です。大碓命がこの地の開拓に尽力したことから、災難除け、病気平癒、祈願成就、交通安全のご利益があるとされています。特に職場団体安全や会社社業繁栄のご利益で信仰が厚く、企業やチームでの参拝も多く見られます。
猿投神社の特色
大碓命が左利きであったという伝承から、猿投神社では古くから左利き用の「左鎌」を奉納して祈願する独特の風習があります。また、境内の廻廊には親子ざるの彫刻があり、「猿投」という名前の由来と相まって見どころとなっています。
猿投山の山頂には奥の院の西宮と東宮があり、登山道も整備されているため、初詣と登山を兼ねて訪れる方も多くいます。猿投山は登山初心者やファミリーにも人気のハイキングスポットです。
初詣の参拝情報
- 1月1日:元旦祭が斎行されます(午前7時〜)
- 参拝の際には案内看板、誘導整理員の指示に従ってください
- 県の無形民俗文化財に指定されている「棒の手」の奉納で有名な猿投まつりは毎年10月第二日曜日に開催
アクセス・基本情報
住所:〒470-0361 愛知県豊田市猿投町大城5
電話:0565-45-1917
参拝時間:終日
アクセス:名鉄豊田市駅よりとよたおいでんバス「猿投神社前」下車すぐ、猿投グリーンロード「猿投IC」より北に約3分
駐車場:参拝者用駐車場15台、第2駐車場あり(無料)
公式サイト:猿投神社(【公式】愛知県の観光サイトAichi Now)
3. 松平東照宮(まつだいらとうしょうぐう)|徳川家康ゆかりの出世開運の聖地

豊田市北部の松平郷に位置する松平東照宮は、徳川家康公と松平氏の始祖・松平親氏公を祀る神社です。この地は松平氏発祥の地として知られ、かつて松平氏の屋敷があった場所に建てられています。2015年には徳川家康公400年祭メモリアル事業として、安藤則義氏による108枚の美しい漆絵天井画が完成し、多くの参拝者を魅了しています。
松平東照宮のご利益
徳川家康公を祀ることから出世開運、心願成就のご利益で知られるパワースポットです。また、家内安全、交通安全、自動車祓、厄除け、合格祈願、商売繁盛など、幅広い祈願に対応しています。
産湯の井戸と御神水
境内には家康公も産湯として用いたとされる「産湯の井戸」が現存しています。天文11年(1542年)12月26日に三河岡崎城で徳川家康が生まれた際、この井戸から汲んだ水を竹筒に入れて早馬で岡崎城へ運んだという記録が残っています。この井戸の水は不老長寿や安産のご利益があるとされ、御神水として参拝者に授与されています。
松平郷館での歴史探訪
拝殿そばにある「松平郷館」では、松平親氏公の坐像をはじめ、具足、軍配、軍扇、鞍、火縄銃、家康像など、松平家・徳川家ゆかりの品々約200点が展示されており、入館は無料です(営業時間:10:00〜15:00)。
初詣の参拝情報
- 新年祈祷受付時間:9:00〜16:00
- 祈祷時間:元日13:30〜15:00、2日以降9:30〜15:00(予約優先)
- 祈祷初穂料:個人5,000円〜、法人・団体10,000円〜
- 幸先詣:12月10日より年末から初詣参拝が可能(混雑を避けるため)
アクセス・基本情報
住所:〒444-2202 愛知県豊田市松平町赤原13
電話:0565-58-1621
拝観料:無料(天井画の観覧は200円)
アクセス:名鉄豊田市駅よりとよたおいでんバス(下山・豊田線)「松平郷」下車徒歩約5分、東海環状自動車道「豊田松平IC」より車で約15分
駐車場:無料70台、観光バス5台
公式サイト:松平東照宮
4. 足助八幡宮(あすけはちまんぐう)|足腰健康と旅の安全を願う

香嵐渓のすぐ近く、飯田街道沿いに鎮座する足助八幡宮は、創建が天武天皇白鳳二年(673年)と伝えられる古社です。本殿は室町時代の建築様式をよく残した檜皮葺三間社流造で、国の重要文化財に指定されています。
足助八幡宮のご利益
古くから宿場町として栄えた足助では、旅人の疲れた足を労い、足・交通・健康長寿の神様として信仰されてきました。現在では、病気平癒、安産の神としても信仰されており、足の健康を祈願する参拝者が多く訪れます。足を使うスポーツ(マラソン、サッカーなど)の必勝祈願や、旅の安全祈願にもご利益があるとされています。
重要文化財と貴重な文化財
県指定文化財の「鉄砲的打図板額」は、1612年(慶長17年)に奉納されたもので、1964年の東京オリンピックにおける射撃競技のプログラム表紙に採用されたことでも有名です。鉄砲を描いた古い絵馬は全国でも数枚しか遺っておらず、歴史的価値の高い文化財となっています(非公開)。
足助八幡宮の見どころ
境内には「御足宮」があり、草鞋の上に足神様がいらっしゃる愛くるしい石像が安置されています。また、樹齢500年以上の大杉は御神木として見応えがあります。毎年3月の第3日曜日には「除災足まつり神事」が行われ、足の健康を祈願します。
足助まつり
毎年10月第2日曜日とその前日に開催される「足助まつり」は、4台の豪壮な山車と火縄銃で知られる秋の例大祭です。祭りのハイライト「梵天投げ」での梵天取りや、提灯で照らされた山車が町を練り歩く様は、勇壮で幻想的な光景です。
アクセス・基本情報
住所:〒444-2424 愛知県豊田市足助町宮ノ後12
電話:0565-62-0516
拝観時間:終日、社務所10:00〜16:00
アクセス:名鉄豊田市駅からバスで約30分「香嵐渓」下車、東名高速道路「豊田IC」から車で約20分、東海環状自動車道「豊田勘八IC」より車で約20分
駐車場:香嵐渓の駐車場を利用
公式サイト:足助八幡宮(豊田市足助観光協会)
5. 野見神社(のみじんじゃ)|地域に根差した穴場の初詣スポット

豊田市野見山町に鎮座する野見神社は、地元の方々に親しまれている穴場の初詣スポットです。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと参拝できるため、混雑を避けて新年の祈りを捧げたい方におすすめです。
野見神社のご利益
家内安全、厄除け、交通安全など、地域の氏神様として日々の暮らしの安寧を守る神社として信仰されています。大きな神社のような華やかさはありませんが、静かで厳かな雰囲気の中で、落ち着いて新年の願いを祈ることができます。
穴場スポットとしての魅力
野見神社は豊田市内でも比較的知られていない穴場の初詣スポットです。三が日でも混雑が少なく、ゆっくりと参拝できるのが魅力です。地元の方々が静かに参拝する姿が見られ、古き良き日本の初詣の雰囲気を味わうことができます。
アクセス・基本情報
住所:愛知県豊田市野見山町3丁目
アクセス:名鉄豊田市駅より車で約10分
駐車場:あり
公式サイト:野見神社(豊田市観光協会)
豊田市の初詣で知っておきたいポイント
混雑を避けるには
元旦から三が日は多くの神社で混雑が予想されます。混雑を避けたい場合は、以下の時間帯や時期がおすすめです。
- 早朝(午前6時〜8時頃)または夕方以降
- 三が日を避けて1月4日以降に参拝
- 幸先詣(年内の12月中に参拝する新しいスタイル)を利用
- 松の内(1月7日まで)の期間内であれば初詣として問題ありません
服装と持ち物
初詣には特別な服装の決まりはありませんが、神聖な場所への敬意を表す服装が望ましいです。1月の豊田市は冷え込みますので、防寒対策をしっかりと行いましょう。
- 防寒着(コート、マフラー、手袋など)
- 歩きやすい靴(境内は砂利道や石段があります)
- 小銭(お賽銭用に5円玉や50円玉を用意すると便利)
- 御朱印帳(御朱印を集めている方)
お守りと御朱印
各神社では新年限定のお守りや破魔矢、御朱印などを授与しています。特に松平東照宮の漆絵天井画をデザインした御朱印帳は人気があります。社務所の受付時間は神社によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
駐車場情報
初詣期間中、多くの神社では駐車場が混雑または利用できない場合があります。
- 挙母神社:正月三が日は境内駐車場利用不可
- 猿投神社:参拝者用駐車場と第2駐車場あり
- 松平東照宮:無料駐車場70台完備
- 足助八幡宮:香嵐渓の駐車場を利用
公共交通機関の利用もご検討ください。豊田市駅からはとよたおいでんバスで各神社へアクセスできます。
初詣の参拝マナー
気持ち良く新年を迎えるために、基本的な参拝マナーを守りましょう。
鳥居のくぐり方
鳥居は神域への入口です。鳥居をくぐる前に一礼してから境内に入りましょう。参道の中央は神様が通る道とされているため、端を歩くのがマナーです。
手水の作法
- 右手で柄杓を持ち、左手を清めます
- 柄杓を左手に持ち替え、右手を清めます
- 再び右手に柄杓を持ち、左手に水を受けて口をすすぎます(柄杓に直接口をつけません)
- 最後にもう一度左手を清めます
- 柄杓を立てて、残った水で柄を清めてから元に戻します
参拝の作法
一般的な神社では「二礼二拍手一礼」が基本です。
- お賽銭を賽銭箱に入れます(投げ入れず、そっと入れます)
- 鈴を鳴らします(ある場合)
- 深く二回お辞儀をします
- 胸の高さで二回拍手をします
- 心を込めて祈願します
- 最後に深く一回お辞儀をします
豊田市周辺の初詣スポットも検討
豊田市内で5つの神社を紹介しましたが、時間に余裕がある方は、周辺の神社も訪れてみてはいかがでしょうか。
- 高月院(豊田市松平町):松平東照宮のすぐ近くにある松平家の菩提寺
- 長興寺(豊田市長興寺):地域に根差した由緒ある寺院
- 児ノ口神社(豊田市久保町):静かな住宅街の中にある穴場スポット
まとめ:2026年は豊田市で充実した初詣を
豊田市には、徳川家康ゆかりの松平東照宮、三河国三宮の猿投神社、安産祈願で有名な挙母神社、足腰の健康を守る足助八幡宮、そして地元密着の穴場スポット野見神社と、それぞれに特色ある初詣スポットが揃っています。
交通安全、家内安全、出世開運、安産祈願、足腰健康など、それぞれのご利益に合わせて参拝先を選べるのが豊田市の初詣の魅力です。歴史ある神社で厳かな雰囲気の中、2026年の幸せを祈願してみてはいかがでしょうか。
混雑を避けるためには早朝や三が日以降の参拝、または幸先詣の活用がおすすめです。防寒対策をしっかりと行い、参拝マナーを守って、清々しい新年のスタートを切りましょう。
豊田市の初詣で、2026年が皆様にとって素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。